エリックカルメンの名曲オールバイマイセルフと恋にノータッチの魅力
2020/11/10
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エリックカルメンの名曲オールバイマイセルフ (All By Myself)
と恋にノータッチ (Never Gonna Fall In Love Again)について知りたい。
というお悩みを解決します。
この記事を書いているのは、留学経験あり翻訳者。
60-80年代の洋楽が好きです。
そんな洋楽好きが、エリックカルメンの名曲オールバイマイセルフ (All By Myself)
と恋にノータッチ (Never Gonna Fall In Love Again)についてまとめました。
エリック カルメンの名曲オールバイマイセルフと恋にノータッチの魅力
エリックカルメンの“All By Myself(邦題:オールバイマイセルフ)”と“Never Gonna Fall In Love Again(邦題:恋にノータッチ)”は、言わずと知れた名曲です。
調べてみたところによりますと、かなり多くの方が、この曲を聴くと涙するようです。笑
では、そんな涙が出る感動の名曲を作り上げたエリック カルメン、そして”All By Myself”と”Never Gonna Fall In Love Again”についてまとめていきますね。
クラシック音楽を愛するエリックカルメン
まずは、この曲を作り上げたEric Carmenについてですが、彼はアメリカのオハイオ州出身。
音楽歴は長く、なんと、2歳の頃から歌を歌い始めたそうです。
その後、Cleveland Institute of Music(クリーブランド研究所)というオハイオにある音楽学校に幼くして入学して、音楽についての勉強を始めました。
5歳の時には叔母さんとバイオリンのレッスンを受けたそうですが、バイオリンは大嫌いだったようです。
そして結局、「ピアノだけが弾きたい」という理由で6歳の頃には音楽学校を辞めてしまったんだとか。
しかし、11歳の時に「ピアノの勉強がしたい」ということで再び学校に戻ると、7年かかって受けるはずのレッスンを4年で修了したそうです。 凄い才能ですね!
その後、ピアノ以外のギターといった楽器にも触れ、バンド、Rasberries(ラズベリーズ)を結成し人気を博しますが、4-5年の後、バンドは解散。
ソロ活動に邁進することとなりました。
“All By Myself”(1975)
そんなEric Carmenがソロとして活動を開始して、いきなりの大ヒットとなった曲が、“All By Myself”です。
タイトルを訳すとすると、「たった独りきり」といった感じの意味になります。
「題名は知らないけど聴いたことある!」という人が多いはず。
映画やドラマ、テレビなんかでもよく使われる、言わずと知れた名曲です。
多くの有名歌手の方にカバーされています。
この曲は、有名なクラシックのピアノ曲がベースとなっていて、とても有名な話です。
それが、ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフが1900~1901年に作曲したピアノの協奏曲、Rachmaninoff’s 2nd piano concerto(ピアノ協奏曲 第2番 ラフマニノフ)。
彼は元々クラシック音楽が好きで、そこが出発点になっている部分が多いにあるようですよ。
大好きなクラシックの名曲をベースにした上で、それを膨らませ、こんなに素晴らしい曲に発展させたわけですね。 相当な才能が伺えます…。
ではそんな風に作られた”All By Myself”について、Eric Carmen(エリック•カルメン)本人は何と言っているんでしょうか? ご本人の言葉を引用してみます。
“It’s an emotion that everyone has felt at some point in their life. Therefore, it’s a song that goes immediately to your heart.”
(― “Songfacts.com”より )
訳してみますと…
『この曲は、人生のどこかで誰もが感じたことのある感情について歌っている。
だから、この曲はまっすぐに人々の心に響くんだ。』
「人生のどこかで誰もが感じたことのある感情」。
確かに、凄く真っ直ぐ響いてくる曲ですよね…。
何度も聴きたくなります。
“Never Gonna Fall In Love Again” (邦題:恋にノータッチ)
では”Never Gonna Fall In Love Again”の方は、どうやって出来上がった曲なんでしょうか?
実は、この曲もベースとなっているのはラフマニノフの曲。
こちらは、Rachmaninoff’s 2nd symphony=交響曲第2番(ラフマニノフ)がベースとなっているようです。(聴いても、私にはよくわかりませんが。笑)
では、なぜこの曲から膨らませていったのでしょうか?
一つには、この曲の「美しいメロディ」(beautiful melody)に、エリック カルメン自身、聴く度に心を動かされるからだそう。
エリックカルメンは、インタビューでこんな風に話しています。
“ericcarmen.com”より引用させていただきます。
“That stuff gave me goose bumps every time I listened to it.”
意味: 「毎回聴く度に、鳥肌が立つ。」
毎回鳥肌が立つほど感動する曲だからなんですね…。
なるほど。
そして、もう一つの理由は、
愛するクラシック音楽のこの美しいメロディを、自分がポップソングに組み込むことで、次の世代の子供達に紹介したかったからだとか。
…ということで、クラシック曲はちょっと敷居が高いな~と感じている方は、”Never Gonna Fall In Love Again”をまず聴いてみてはいかがでしょうか。
もしくは、お子さんがいらっしゃる方は、聴かせてあげてみても良いかもしれませんね。
とても優しくて素敵な曲ですから…。
タイトルの通り、この曲もとても切ないです…。
ピアノを始め、音がとても優しくて、素敵ですよ…。
それと、余談ですが、邦題の「恋にノータッチ」は、少し時代を感じさせるものとなっていますね…。
ノータッチって今、あんまり…こう、恋に対して使う言葉じゃないような気がします。
タイトルを直訳してしまうと、「もう僕は恋をしない」。
終わってしまった恋を歌った名曲です。
今、ちょうど恋人と別れたばかりの方なんかも特に…。
優しい音が、温かく癒してくれますよ…。
おわりに
Eric Carmen(エリック•カルメン)は、クラシック音楽が好きで、それを曲作りに生かしつつ、素晴らしい曲を作り上げた天才です。そんな彼の名曲2つ。
どちらも、誰しもが共感できるような、切なくて優しい曲です。
優しく切ない歌が聴きたい方、にぴったりです。あとは、クラシックが好きな方も気に入るのでは。
いつまでも色褪せない70年代の名曲です。