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おすすめ洋楽ペットショップボーイズのアルバムとヒット曲

      2020/11/05

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ペットショップボーイズのおすすめアルバムとヒット曲について知りたい。

そんなお悩みにお答えします。

本記事の内容

  1. ペットショップボーイズの運命的な出会いとグループ名
  2. It’s A Sin
  3. West End Girls
  4. Being Boring
  5. Where The Streets Have No Name (Can’t Take My Eyes Off Of You)
  6. Suburbia

この記事を書いているのは、留学経験あり翻訳者。
60-80年代の洋楽が好きです。
そんな洋楽好きが、ペットショップボーイズのおすすめアルバムとヒット曲、まずは5曲についてまとめました。

ペットショップボーイズのおすすめアルバムとヒット曲【洋楽】

Pet Shop Boys(ペットショップボーイズ)は、80年代から活躍するイギリス出身のデュオ(二人組)グループ。

Pet Shop Boysはなんと、世界中で50million= 5000万枚以上のCDを売り上げており、”the most successful duo in UK music history”=『イギリスの音楽歴史上、最も成功したデュオ』と呼ばれることもあるデュオ(二人組)グループです。

ペットショップボーイズのおすすめアルバムは、こちらです。
「ペットショップボーイズ、まだ知らないけど、これから聴いてみよう!」という方におすすめなベストアルバムです。

“Discography: The Complete Singles Collection”

ということで、まずはペットショップボーイズについて。

ペットショップボーイズの運命的な出会いとグループ名

Pet Shop Boysって、ちょっと変わったグループ名ですよね。

名前の由来を調べてみたところ、ペットショップで働いていた友人がいたことからつけた、ということのようです。(この名前の由来、気になってたくさん調べたのですが、普通にwikiに載っていました。な~んだ…。)


そんなPet Shop Boysは、Neil Tennant(ニール•テナント)Chris Lowe(クリス•ロウ)の二人から成るグループ。

この二人が出会ったことで数々のヒット曲が世に送り出されることになったわけですが…。

この二人の出会い、ご存知ですか?私はこれを知って驚愕したのですが、これもとても有名な話なんですね!

彼らは同じ学校に通う友達同士であったわけでもなければ、幼なじみだったわけでもなく。
時は、1981年の8月。

“in an electronics shop”(直訳すると電気屋さん、家電量販店)で、見知らぬ他人同士だった二人は、何と!たまたま、偶然出会ったと。

たまたまお店で出会った彼らは、音楽の会話で意気投合し、なんとその偶然の出会いから1週間も経たないうちに、一緒に曲を作り始めたとか。

メンバーの一人、クリス•ロウは後に、その時、そのお店で何を探していたのかすらよく覚えていないと話されているそうです。

このニールとの出会いについて、The Quietusというイギリスの音楽サイトにこんな彼の言葉が載っていましたので、少し引用させていただきます。

It really was completely by chance.

「(ニールとの出会いは)本当に、完全なる偶然だったんだ。」

※ by chance= たまたま、偶然

I don’t know if people believe in fate but it’s difficult not to when you meet a complete stranger and you fit perfectly with them musically. Funny, isn’t it?

『皆、運命を信じているかどうかは知らないけど…
街で赤の他人と出会って、その人と音楽的に完璧に気が合ったら…運命を信じない方が難しいよね。面白いと思わないか?』

ドラマみたいなホントの話でびっくりですね。
まさに運命としか呼べないような出会いです。

1981年の8月、その日、その時に、何かが一つでも違っていたら、二人は出会っていなくて、その後のPet Shop Boysの音楽もなかったと思うと…
ありがとう!!!!と言いたいです。笑

そして、その後も現在に至るまで30年以上も仲良く活動されているんですね~。
分裂したり、仲違いをせずに30年以上やり続けるなんて、なかなかないことです。
まさに「運命」ですね!

では、そんな運命的な出会いから始まったPet Shop Boysのヒット曲について、ご紹介していきます。

ヒット曲1. It’s A Sin

皮肉っぽい歌詞や風刺を歌に取り入れることでも知られるペットショップボーイズですが、この曲もその一つだと言われています。


ニールはカトリックの家庭で育てられたようですが、彼の視点からみた教会への皮肉や批判がこめられた曲だそうで、この曲はヒットするのと同時に、当時かなり話題になったそうです。

タイトルを直訳すると、「それは罪だ」になりますね。

内容としては…
僕がすること全ては、罪だ。
神父様、おゆるしください。でも、まだわかりませんー

そんな叫びが、ロックでパワフルでアップテンポな音とともに怒涛のように流れてきます。

冒頭からものすごくパワフルな音が楽しめる1曲ですから、ヘッドフォンで音をガンガンにして聴くのも良いですよ。

ヒット曲2. West End Girls

全米、全英1位を記録したヒット曲です。
2020年、イギリスの新聞「The Guardian」にて、「”The 100 greatest UK No 1s: No 1, Pet Shop Boys – West End Girls”(イギリスの最も優れた100曲:West End Girls)」という記事が書かれたほど。

この曲のエピソードとしては、この曲を書いたニール•テナントが従兄弟の家に居て、ギャングスターの映画をみてから眠りについた時に、冒頭部分の歌詞がふと浮かび、忘れないようにと急いでペンを走らせて生まれた曲だという話があります。

なんでしょうね、その天才エピソード。
眠っていて、起きたらふと思いつく、っていうの…。かの有名なビリージョエルも「Just the way you are」について、メロディが「夢に出てきた」って、似たようなこと言われていましたが…。

う~む、すごい。

他には、イギリスの詩人、TS Eliotの長編詩『The WasteLand(=荒地)』からも影響を受けて作られた1曲だという情報もありますよ。
何ともいえない世界観と、音に魅了される1曲です~~~。良い音で聴くとまた良いです。

ヒット曲3. Being Boring

こちらは、イギリスのチャートでトップ20位に入ったシングル。
ペットショップボーイズの他の曲と比べると、すこし小さめのヒットですが。

これは、ニールの個人的な経験とも密接に関係している1曲で、特に10代の頃の親友がAIDSで亡くなったことから、その親友に対する想いをこめて作られた歌だそうです。

どことなくもの悲しげな、切ない音が胸を掴むものがあります。
切ないような優しいような。

ヒット曲4. Where The Streets Have No Name (Can’t Take My Eyes Off Of You)

有名曲”Where The Streets Have No Name”と”Can’t Take My Eyes Off Of You”を一つの曲にアレンジして歌ったものです。
聴いたことのある音が、ペットショップボーイズらしい曲調になって、新たな雰囲気になっています。

この曲のリリースで、当時、15作連続(!)でイギリスのチャート、トップ20を記録したそうです。
一度聞いたら頭から離れない、ペットショップボーイズらしい曲のアレンジが印象的です。

ヒット曲5. Suburbia

Suburbiaは「郊外」という意味のある英単語です。
こちらも、イギリスヒットチャート、トップ10に入ったヒット曲。

wikipediaによるとこの曲は、「Suburbia」という同名の1984年のアメリカ映画からインスピレーションを受けて作られた曲だとか。

この映画に加えて..
wikipediaによると、1981年と1985年に起こった「Brixton riots」からもニールは影響を受け、この曲を生み出したんだそうです。
(※Brixton riotsは、イギリス、南ロンドンのブリクストンという町で起こった、警察と、抗議活動を行った市民の間の暴動のこと。
当時、特にブリクストンのアフリカ・カリビアン系住民が不景気で苦しみ、影響を受けていました。
それが、暴動にまで発展してしまったのですね。)

曲の中には、「suburban violence」=郊外で起こった暴動 の音、グラスが割れる音、犬の鳴き声など-が入っています。(他にも、様々なバージョンもあるみたいですが)

パワフルで、突き抜けるような透き通った音が印象的な曲です。

ヒット曲はまだまだたくさんあり、どの曲も良いです!
※まだまだ全然書ききれていないので、追加するかもしれません。

最近は買わなくても音楽がネット上でいくらでも聴ける時代ですが、やっぱり良い音楽は、欲しいですよね。
良い曲ばかりだったので、買った価値がありました。

『イギリスの音楽史上、最も成功したデュオ』の音楽を堪能してみてください!

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