薮から猫

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ビートルズ(ポール)のインタビューを読みつつ英語を勉強してみた

      2020/09/30

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ビートルズ好きで、少し前にも書きましたが、

ビートルズ(ジョン•レノン、ポール•マッカートニー、リンゴ•スター、ジョージ•ハリスン)はその音楽性だけでなく、ウィットに富んだ(機知に富んだ)会話でも有名。

だから、ビートルズのインタビューなんかも、読むのがとても面白いです。英語を理解できると、情報量が圧倒的に増えます〜。

そしてインタビュー記事なんかを読むことで…英語の勉強になるのはもちろんですが、やっぱり好きなアーティストの方の言葉をそのままの言語で理解できるっていうのは、嬉しいですよね。翻訳されたものを読むのも良いけどさ。やっぱり自分で英語で理解できると嬉しい。

ということで、英語の勉強を兼ねて、1967年のポール•マッカートニーに対するインタビューを少し、引用させていただきます。

まずは、インタビュアーのポールに対する質問から。

Interviewer :
How do you categorize yourself?
I mean, people think of Ringo as the clown, and George as the sort of mystic, and John as the rebel. What would you come out as?

この質問自体がなんだか面白いですね。訳してみると…

インタビュアー;
『ポールは自分自身をどう分類しますか?
というのも一般的に、リンゴは「ピエロ」、ジョージは「神秘的」、ジョンは「挑戦者」だと言われますが。』

自分自身の分類って。なかなか難しい質問しますね。ふぅむ。

では、そんな難しい質問に、ポールがどう答えたかというと…。

Paul:Oh, I don’t know. I keep hearing that I am ‘The Cute One’.

訳してみると…

ポール;『なんだろうね。僕は「可愛いやつ」だとよく言われるかな。』

お茶目!!

僕は見た目が可愛いってよく言われるぜ、と。

確かに、バンドの中ではその役割なんかで、メンバーに様々な呼び名がついたりすることがあります。やっぱり人間複数集まっていると、その人の特徴的なところでその人のことを覚えますしね。
例えば…、メンバーの名前まであまり詳しくない人が、「which one is paul?」「どの人がポールなの?」って聞くと、「oh, he’s the cute one.」「一番可愛い人よ。」って答えて教えてあげると…『ポールは、あの可愛い人のことね。』ってなる。

…ポールは自分で、ビートルズの中の「可愛いやつ」だとよく言われるよ、と、茶目っ気たっぷりに話しています。

ただ、英語的に注意すべきは今回「cute」の訳。一応そのまま「可愛い」と訳していますが、このcuteの意味合いは、とてもポジティブな意味を持っています。

日本人の男の人に「可愛い」っていうと、あんまり喜ばれない場合もあると思いますが、英語の場合、男性に対して使われる「cute」は少しニュアンスが違って、男性として素敵、とか、セクシー、かっこいいとか、そんな意味合いも含まれる場合が多いです。

cuteっていうのは素敵な男性に使われる場合が多いので、もし外国の女性に言われたら喜んで良い言葉ですよ。笑

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さらに、この会話で使われている英単語や表現を見てみると、

‘How do you categorize yourself?’

categorize=「分類する」
(イギリス英語ではcategorise)

注意するべきというか、日本人がよく間違える点としては、「自分自身についてどう思うか?」のような質問を、話している「相手」に聴きたい時は、自分から見て 相手は「you」なので、「yourself」になります。「Myself」ではありません。

英語では、いつも「自分から」の目線で、文章を作るのがポイントですよね。

‘people think of Ringo as the clown’

people think of ○○ as…で、
「人々はみんな○○を…として考えている」

asはすごく意味の多い単語で、難しい単語ですよね〜。だけど、覚えてしまえばとってもとっても便利な言葉で、いろいろな場面で使えます。
ここでは前置詞「〜として」の意味で使われていますね。

‘I keep hearing that I am ‘The Cute One’

keep hearing は、「keep 〜ing」= 〜し続ける
上の文を直訳すると、聴き続ける=よく聴くって感じのニュアンスで訳せます。
ちなみに、keepの後に動詞が来る場合は必ずing系。keep toにはならないので注意)

生きた英語を読んでいくと、またもっと勉強したい気持ちが増えてきそうです!

頑張ろう。

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