ガラスで有名なムラーノ島、行ってみてどうだった?ムラーノ島の魅力は?
→ムラーノ島旅行記を書きました。
この記事を書いているのは、留学経験あり翻訳者。
国内外問わず、旅行が好きです。
そんな旅行好きが、ムラーノ島の旅行記や魅力について語っていきます。
ガラスで有名!ムラーノ島旅行記 魅力と感想紹介【イタリア観光】
ベネチア一人観光旅行。
憧れのベネチアへ到着し、どこへ行くか、何をするか、しっかりと決めていなかったのですが、ベネチアのホステルなどで、どこがおすすめか聞いてみると、口々にすすめられたのが「ムラーノ島」でした。
ベネチアへ行く方なら多くの方が訪れるであろうムラーノ島について、訪れた感想も交えつつおすすめポイント、魅力をまとめてみました。
(ちなみに、ムラーノ島だけじゃなくて、ベネチア旅行記にもご興味がある方は、こちらの記事もどうぞ。)
迷路のような水の都、ベネチアの魅力【イタリア旅行記】
歴史豊かなムラーノ島
ムラーノ島は、「ベネチアングラス」で有名な島です。
そんなムラーノ島のベネチアングラスの歴史はなんと13世紀にまでさかのぼるとされています。
1291年、すべてのベネチアングラスの工場や技術者、会社が、まるごとムラーノ島へ強制的に移されたところから始まったとか。
なぜわざわざ強制的に、ベネチアンガラスの工場すべてが、小さな島、ムラーノ島へ移されたのだろう?
と思いますよね。
その答えをまとめると、以下のようになります。
理由1. 工場の火事が多発したこと
理由2. 技術の流出などを防ぐため
なるほど〜。すべてを小さな島に集約させたことで、技術の流出も防げるし、火事が多いという観点から言っても、一石二鳥だったのですね。
主にそんな理由で、ベネチアングラスの職人や工場が集められたムラーノ島。
世界で最初の『industrial park』=工業団地だと言われることもあるようですよ。
こんな風に、調べれば調べるほど、凄まじい歴史と文化を持つ島。
これは行かねば損ですね!喜び勇んで向かいました。
船で、いざムラーノへ!旅行記
ムラーノ島へは、船で向かいます。船の仕組みがよくわからなかったのですが、ひとまず降りる場所の名前と大体の所要時間を覚えて、船に乗りました。
船にはやはり、多くの人が乗っていました。
さすがベネチア。たくさんの観光客の方で賑わっています。
多くの人と船の上で揺られつつ、無事到着。
(降りる場所を間違えないように終始きょろきょろしながらでしたが。
何回か人の波に押されて流されて、違うところで降りそうになりつつ。笑)
さて…。
だいたい、ベネチアの旅のサイトとかを見ても、青い空の下の本当に美しい街並みの写真がアップされていると思います。
しかし、私が行った日は、最初は辛うじて青空だったのですが…、どんどん寒く、曇り空になっていき、なんなら途中で弱い雨も降ってきました。
傘持ってきてないよ~。
そんな現実の写真がこちらです。笑
(しかも写真撮るのがすごく下手)
イタリア人、ほぼほぼ外出てない。笑 家でほくほく、寝ているのが正解な天気。
私は、ほぼすべての日で『曇天』という、まぁ素晴らしく湿気の高い天気に恵まれましたので、ガイドブックで見るようなお日様と青い空のベネチアは全く見られませんでしたが!
そんな天気の中でも、
「ムラーノ最高」
って思いました。本当に美しかったです。
雨は雨で、また違った良さがありますよね。
ベネチアは雨も似合います…美しくて、また独特の雰囲気を雨が醸し出します。
家の色も、とってもきれいです。
どこかのテーマパークに迷い込んでしまったのか?え、これ、本物?と野暮なことを思ってしまうくらい、街並みが美しい…。
なんだか、あまりにも綺麗だったので、街を眺めながら、1時間くらい座り込んで、目の前の海鳥をただぼーっと眺めていました。
この感動をただ静かに噛みしめたかったんです。
こういうことができるから、一人旅って良いですよね。
ただ、そのあと、体が冷えて余計寒くなってしまいましたが…。笑
かわいいお土産が買える
そしてなんといっても、ムラーノ島といえば、ベネチアングラスのお土産!
鮮やかな色のガラス細工、アクセサリーがたくさん売っていて、お土産にもってこいでした!
ピアスだったり、ネックレスだったり、ブレスレットだったり。高いものから安いものまで。
お店によっても微妙に、同じものが違う値段で売っている場合があったので、なるべく安そうなところを見つけて買うようにしていました。(それが難しいんですけど)
ベネチアングラスが好きな人だったら、楽しくてキラキラしてしまいますよ。
女性は好きな方多いでしょうね。
私は買い物に時間をあまりかけないタイプなので、それほど長時間滞在したわけではありませんでしたが(何度も言いますけど、めっちゃ寒かったんです、この日。)十分に楽しめました。
ご飯は美味しいが値段は高め
島にはレストランもあり、うろうろした結果、できるだけ安そうな所に入ろうと思ったのですが、見つからず。結果、雰囲気がよさそうなところに入りました。
入ってメニューを見ていると、案の定、ちょっと、高いな…。
観光スポットなだけあって、全体的にレストランのお値段は高めに感じました。
ただ!ただ、ですよ。
パスタおいしかった~~。
パスタの麺?から違いました。
なに、この麺?美味しい…。
海鮮パスタです。
くどいですが、すごく寒かったので、もうこれは、温かい海鮮のパスタかリゾットを食べないとやってられないぜ、と思いまして。
お土産を買わない代わりに、奮発してお値段高めの海鮮パスタを頼み、食べてみました。
あぁ。おいしかった…。
なに、この旨味?美味しい…。
イタリア料理、やっぱり最高ですね…。
海外旅行って、食べ物が合わないのがネックだったりしませんか。
パンやらポテトやらばかりで、日本のご飯と味噌汁スタイルが恋しくなってきてしまうんですよね。
だけどだけど。
イタリア料理うまっ。
食べ物を楽しむのも、旅の大きな醍醐味の一つ。
イタリアは、食事が本当においしくて、すごく嬉しかったです。
ムラーノもブラーノも両方訪れるのがおすすめ
ちなみに、私が訪ねたのはムラーノ島。
ホステルにて出会った、私にムラーノ島をおすすめしてくださったおじさんは、どうやらムラーノではなく「ブラーノ島」をすすめてくださっていたらしいということが、あとから分かりました。
これ、名前が似ていますが、違う島なんです(当たり前だろと言われそうですが)。
ブラーノ島は、カラフルな街並みの美しさで有名な島のようです。
そのおじさんがホステルのロビーにいらっしゃったので、「ムラーノ島へは行ったがブラーノ島へは行ってこられなかった」旨を伝えると、真顔で「え?なんでブラーノ島が良いって教えたのに、行ってこんかったんや。」と言われました。
ご、ごめんなさい。笑
しかし、考えてみれば、確かにそうです。おじさん、正しい。
時間はあったのに他の島へ行かず、ムラーノ島へのみ行って帰ってきた理由としては、ただただ、その日が本当に寒かったし、雨も若干降っていて、本当にそれどころじゃなくて笑、ムラーノ島で力尽きたという、完全に体力面での理由でした。
それに、もう、ムラーノだけで心がいっぱいで。きれいな街並みで感動して、心が満たされてしまっていたんです。笑
…ということで、私はムラーノしか行けませんでしたが。
おじさんの言うように、せっかくベネチアへ行くのなら、1日で、離島をいくつかハシゴできるそうなので、計画をたてて、ムラーノもブラーノも両方訪れるのが良いかもしれません。
他にも有名な離島がいくつかあるようなので、選んで、訪れるのも楽しそう。
多くの方におすすめしたい、素敵な島でした!