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海外旅行に行く前のスリ対策!実際にやって良かったこと

      2020/09/30

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海外旅行へ行こう!と思い立ったら、その前に、行き先の『治安』をしっかり調査しておく必要がありますよね。

訪れる国の治安をみる時に、参考になる数値の一つとして、『世界平和度指数(Global Peace Index)』なるものがあります。

イギリスのエコノミスト紙による分析の結果の指数で、wikiから引用させていただくと…
『24項目にわたって』それぞれの国を分析し、『各国や地域がどれくらい平和かを相対的に数値化することを試みたもの』だそうです。

ふむ。

ちなみに、2018年版のGlobal Peace Indexを見てみると…
1位アイスランド 2位ニュージータンド 3位オーストリア
4位 ポルトガル 5位デンマーク
だそうです。日本は、9位。

しかし、ちょっと待ってください。
日本が9位
「ふむっ?上位の国、そんな治安良いっけ?」と思いませんか。

そうなんですよ。
これは厳密には『治安ランキング』ではないようですので、注意が必要です。

wikiにも載っていますが、例えば「犯罪発生率」でみると、日本よりかなり高い国も、上位にランクインされています。

それは、いろんな項目に基づいて(例えば「人権」など)相対的にランク分けされてランキングが決定されているから。
ですから、厳密には「治安ランキング」ではないようですが…。最低限の参考にはなりますよね。

2018年版のGlobal Peace Indexによると、世界平和度指数の平均値は2017年と比べて0.27%マイナス4年連続でマイナス傾向
92カ国の指数が悪化し、指数が改善されたのはたったの71カ国だったと。

うーむ。世界情勢はこんなに悪化しているんですね…。

日本は本当に世界的にみて、本当に安全な国です。
海外旅行へ行く際はしっかりと対策をしておきたいですよね。

ちなみに…
主要なヨーロッパの国では、ドイツが17位、ベルギーが21位、スペインが30位、イタリアが38位、イギリス57位。

アジアでは、シンガポール8位、マレーシア25位、台湾34位、韓国49位…などなど。

行き先の国の治安を、調べてから向かうと良いと思います。

そして、そんな風に旅行先の治安を色々と調べるうちに必ず出てくる情報が、「海外はスリが多い」ということ。

私も以前、初めて一人でヨーロッパへ行ったのですが、一番気をつかったのがこの「スリ対策」でした。なんせ、実際私の友人にも、バスに並んでいた時に財布をすっとカバンから取られてしまった人がいましたから…。

ネットで色々見ても、慣れている人ですら、すられてしまった…!なんていう話の多いこと、多いこと。

一人旅でしたから尚更。万全のスリ対策をして旅行へ出かけよう。と決意しました。
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どんなカバンが良いの?

そこで、まず迷ったのが、貴重品を入れるカバンは、どんなものが良いのか?です。

これは、本当に悩みました。女性は特に悩みますよね。スリに合いにくくて、軽いのが良いけど、可愛いのが良いし、機能性がないとダメだし、服と合うものが良い。とか、色々選ぶポイントがあって、頭が混乱してきてしまいます。笑

結局、私は見た目よりもセキュリティを重視して、「ボディーバッグ」とか、「ヒップバッグ」と呼ばれる、カジュアルな斜めがけのものを選びました。

ショルダーバッグよりも体にフィットするタイプのカバンですね。

日本ではよく男性が、後ろに斜めにかけて、おしゃれに持ち歩いていますが…。この持ち方だと海外ではアウト!
貴重品入れは『前に』かけるのが鉄則。
おしゃれに後ろにかけたら、ダメ。必ず前。見えるところに置く。
後ろに斜めにかけられるなんて、日本が安全な国であるから許される。大抵の国ではまずダメ。
女性の方であれば、素敵なショルダーバッグでも勿論良いですが、必ず『前に』置いておくことですよ。安全第一。

ハンドバッグだと、ただ手で持つだけなので、当たり前ですが、すられる危険性が増します。貴重品を入れるカバンとしては不向き。
ショルダーバッグ系がオススメです。

それと、もう一つ。カバン系であって便利だったのが、シークレットポーチと呼ばれる、体に巻きつけて、服の下に入れておける小さなポーチです。
安いのも良い。

私は宿泊費を安くするために、安い、ユースホステルと呼ばれるような宿泊施設、他の人と相部屋で、大部屋に泊まりましたから、特に必要だったのですが…
肌身離さずお金とパスポートを管理しておきたかったので、これはとても重宝しました。

パジャマの下にこれを巻いて、その中にパスポートなどを入れて眠れば、肌身離さずに管理ができます。
また、街中に行く時なんかも、貴重品を服の下に入れておくことができますから、便利です。もちろんスリ対策にも効果的。
(ただ服の中に入れてしまうため、出し入れがしにくいので、財布は入れない方が良いです。)

パスポートなどを入れて、常に持っておくのに便利でした。

スマホのスリ対策

そして、忘れちゃいけない。旅をする上で、ものすごく重要なのが、スマホ/タブレットですよね。スマホは旅の生命線と言っても過言ではないのでは。

地図なんかもこれで見ますし、場所のことも交通手段のことも、とにかく、必須アイテムです。日本との連絡の命綱でもあります。

しかし、スマホをずっとしまっておくわけにはいきません。出して、調べるのに使うし、地図をみながら、街を歩きたい時もありますよね。

残念ながら、最近はスマホのスリが特に増加傾向のようです。

そこで、とにかく絶対にすられるのは嫌だ!と考えに考えた結果、これをamazonで買いました。

この金属リング、ロープなどを確実につなぐことができる登山道具で、「カラビナ」という名前らしいです。(ですから、カラビナで検索するとたくさん出てきます。)

私は常に、肩にかける鞄とスマホを、このカルビナで、つないでおきました

スマホにはスマホリングをつけ、そのリングに通す形でひもを通し、鞄のチャックにカラビナを繋ぐ。

要は、万が一誰かがぱっと持っていこうとしても、カバンとスマホがストラップで繋がっているので、びよ〜〜〜〜んと伸びるばかりで、簡単には持っていけないような仕組みにしたんです。

スマホを触っている時に万が一ぱっと誰かが盗ろうとしても、カバンと繋がっていれば、簡単には盗めません。抑止効果も高いでしょう。

…ということで、すられたくないスマホと財布。それぞれ、カバンに全部びろ〜んと繋いでおくために、2つ購入。

今は少し値下がりしたようですが、私が買った時は同じ商品が800円したので、ちょっと高いな~…と思いましたが、えぇい!安全性にはかえられぬ!!と、断腸の思いで購入。

繋いだことで、カバンの中で「あれっスマホどこにしまったっけ?!」と探す時間も省けましたよ。

結果、私はとても満足でした。バッチリ、何もすられずに帰ってきたし、落下も防げるし、個人的にはとても安心して旅行を楽しめたので、この方法はオススメです。

ただ、このカラビナですが、後から見たら、結構100均でも似たようなの売ってるんですね。笑
いや、…100均って最近なんでも売ってますね。すごいな。
ということで、最初100均で探すという手もありですよ。ただ、頑丈さについては、わかりません!

800円払った分、100均のものよりも頑丈な作りになっていると考え、個人的には納得しています。

…しかし。
あの…。分かりますよ。

そりゃ、決して「おしゃれ」ではないですよ。
それは、そうよ。

だけど一人旅なので、何を優先するか?によります!

例えば、高級ホテルでファンシーに、お金をかけて贅沢に泊まる旅行であれば、ドレスを着てホテルディナーに出かける予定なんかもあれば、これは場にそぐわないかもしれません。TPOって大事ですよね…。

ですが、人ごみの中に行く時や、私のようにバックパッカー的に、大部屋の安い宿泊施設をハシゴする…という旅の場合は、これくらいしておいても良いと思います。
そうすると、自分が安心できますからね!

そして、そんな風にきちんと対策をしたら、あとはもう、落ち着いておくことです。
観光客っぽい人が狙われやすいので、常に貴重品バッグは前に!
観光地で、人が多いところなんかが特にスリが多いみたいですから、そういうところは常に気をつけておくと良いみたいですよ。

私も対策をして、観光地や人が多いところでは、隙を見せないようにして、常に目をギラギラさせて気をつけていましたので、1人でも無事に帰ってくることができました。

余談ですが

ただ、これだけ対策をしたのですが、防ぎきれなかったのが『忘れ物』です。
私は、空港でご飯を食べようと思って、大事なカードを機械に入れたまま、完全に忘れてきました。
顔から血の気が引きました。笑

ですが幸運にも、すぐに気が付いて速攻戻ったら、買い物をしたお店のおばさんが持っていてくれたので、本当にラッキーで、何度も何度もお礼を言って出てきました。
忘れたことに気がつかずに、飛行機に乗ってしまっていたら…と思うと、ひぇ〜と思いますが。

今となっては良い思い出です。

ちなみに、以前海外で財布をすられた友人は、現金が入っていなかったのと、カード類も、会社にすぐに電話をして停止してもらったため、特に被害はなかったと言っていました。
何かが起こった場合でも、落ち着いて、対処することが大事ですね~。

事前の準備は色々と必要かもしれませんが、一人旅ってとっても楽しくて、得るものが大きいです。改めて、日本の良さも見えるし、当たり前にしていたことのありがたさがひしひし感じられます。

ということで。またいつか、行きたいなぁ。
素敵な海外旅行を!

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