タマリンドを使って料理したいのだけど、使い方は?
使ってみてどうだったかを知りたいな。
こんなお悩みに答えていきます。
この記事を書いているのは:料理歴10年の料理好き。
スパイス料理にもはまり、一時毎日作りすぎて家族に嫌がられた経験があります。
スパイス好きが高じて、シンガポール(インドじゃないんかい)のインド人街にある、インドカレー屋へ一人で訪問。そこにいたインド人店員さんに「なぜ一人で来るのか?彼氏と来い」と諭された経験もあり。(おっちゃん、余計なお世話やで泣)
そんなスパイス好きが、タマリンドについてまとめていきますね!
初心者でも簡単料理!タマリンドの使い方
結論からまとめます。
ブロック状で売られているタマリンドの場合…熱湯やぬるま湯に漬けて、出た汁を料理に使います。
使い方としてまとめますと、以上ですが、これだけだとよくわかりませんので、もう少し補足していきましょう!
タマリンドってそもそも何?
ざっくりタマリンドについて振り返りますね!
購入したい場合は、近くのスーパーなどでは売っていないことが多いので(というか見たことがありません)、私はネットでいつも購入しています。
タマリンド 375g アメ横 大津屋 スパイス ハーブ tamarind チョウセンモダマ イムリー エムリ マクイムリー
よく売られているのは、果肉を集めてブロック状にしたものと、使いやすいようにタマリンドのペーストとして瓶詰めされたもの。
ただ、瓶詰めされたものには、塩や砂糖が入っている場合が多いです。
タマリンド100%のみが良い!という場合は、ブロックの方がおすすめです。もちろん、そちらの方が手間はかかりますが。
タマリンドの使い方!使った感想は?
私はいつも、カレーを作る日の朝にブロックのタマリンドをぬるま湯に浸して、放置しておきます。
朝浸すのを忘れてしまっても、ご飯を作り出す時に、最初にお湯に浸す作業をすれば大丈夫です。
時間がないときは、10分程度浸すだけでも大丈夫。
実際にやってみたらわかりますが、水に浸けても、なかなか、ほぐれません。
繊維が多くて、種やかすが残るんです。
もったいないので、私はしばらく水に浸けてから、ちょっと手で絞ってみて、タマリンドのエキスを可能な限りたくさん絞り出すようにしていました。
この作業、手がべたべたになりますし、これで良いのだろうか?と思うかもしれませんが…慣れればそこまで手間でもありません。
絞って、エキスを出してしまえば、おしまいです。
(この作業の写真を撮ろうと思いましたが…あまりにも見栄えがしないので…割愛します)
そうすると、水にしっかりとタマリンドのエキスが出て、茶色く酸っぱい出汁が出来上がります!
この絞り出した、タマリンドの酸味の強い味がカレーに良い酸味をつけてくれます!
魚との相性が最高に良いんです。酸っぱい料理が好きな方は絶対に良いと思います。
私はよく「さばのタマリンドカレー」を作っていました。
体に良いとされる青魚、サバのカレーです。
青魚ってあんまりカレーに使うイメージがないかもしれませんが、このタマリンドカレーの場合は、相性抜群。
青魚は焼いたり、煮たり…いつもワンパターンで、レシピがマンネリになりやすいですよね。
そんなマンネリ感もぶち壊す、スパイスと青魚を組み合わせた最強のカレーです。
フィッシュカレーにタマリンドは最高です。
そして、酸っぱいといっても、甘酸っぱい感じで、魚料理にばっちり合います。鶏料理なんかにも合うみたいですが。
ただ、苦手な方もいるようなので、まず作ってみてご家族の様子を伺ってみると良いかもしれません。
(私が観察したところによると、「カレーといえば、お母さんが小さい頃に作ってくれた、とろとろのカレールーで作るカレー」というイメージを強く抱いている方ほど、さらさらとしたスパイスカレーに拒否反応を示しますので、注意が必要です!)
タマリンドの使い方~おすすめ料理レシピ
タマリンドの使い方がわかったところで、次は、実際に料理に使っていきたいですよね。まずは、レシピが欲しいと思う方も多いはず。ということで、おすすめのレシピ本を紹介しておきます。
本格スパイスカレーを作りたい!おすすめ本
何冊か本を買った中で、スパイスのレシピ本の中で間違いなく一番参考になった本が、「カレーな薬膳」という本です。
主に、南インドカレーのレシピの本です。
ダジャレなタイトルもまた良いですね~。華麗とカレーをかけてるんですね。(ってわざわざ言わんでも誰でもわかりますね。)
この本の良いところは、たまねぎをじっくり炒める作業が必要ないレシピが多い!
手早く、簡単に、野菜や豆中心の南インドのカレーのレシピがぎっしりです。
(南インドカレーは、野菜が中心で油が控えめで、とってもヘルシーなのが特徴のようです。)
玉ねぎを長々と炒めるのが大変でくじけかけていたので、この本に出会ってから、この本に大変お世話になりました。
さばのタマリンドカレーもこの本に載っていたレシピです。ご興味がある方は見てみてください。
ただ、普通のレシピ本を想像していると、最初はびっくりします。
写真などは最初の方にまとめて少しカラーであるくらいで、あとは基本モノクロで文章での説明ですから、「視覚的に」わかりやすいか、わかりにくいかと言われれば、多くのレシピ本よりは、視覚的には、わかりにくい方に入ると思います。
写真を目で確かめながら、料理を作りたい人には向かないかもしれません。
が!その分中身は濃いですよ!
出てくるスパイスの数もすごく多いので、本格的にたくさんのスパイスを使って作りたい人にのみ、おすすめです。
文章もすごくわかりやすくて、別にモノクロでも、不便に感じることはありませんでした。
それと、「医食同源」をテーマに、「痛風予防」とか「夏バテには」といったように、体の症状にあわせておすすめのレシピを紹介してくれているので、参考にしやすかったです!
腰痛やアトピーなどといった症状が快方にむかった体験談も書かれていて、わかりやすいし、体の状態にあわせて、作るレシピを決められるのってありがたいですよね~。
体質改善を目指す方にもおすすめです。
タマリンド料理のダイエット効果?
スパイスといえばダイエット。
最後に、タマリンドの気になるダイエット効果について、私個人の体験談を書いておきます。
私は、ダイエット効果を感じました。
もう少し具体的に言うと、体重が減りました。
もちろん、一回作っただけでは変化はなかったですけど。何度か重ねて作っていくうちに、気がついたら、あれそういえば、2kgは減ったな~という感じでした。今思えば、結構なダイエットになりました!
やはりスパイスは、食べていると代謝が上がり、汗をかけるので、それが良いのかもしれませんし、私はそこまでストイックに体重を気にしていたわけではないので、それも逆に良かったのかもしれません。
ただ、あまり急にやると、お腹が緩くなってしまうこともあるので、注意です。
あんまりストイックに頑張りすぎずに、ほどほどに気の向くままに作ってみると、楽しいです。
料理が毎日マンネリ化してきたな~という方にも、スパイス料理はおすすめです。
まだハードルが高いな〜という方へ、このタマリンドの良いところをもう一つだけ挙げますと、結構日持ちすることです。
私は忘れてしまって数ヶ月、冷蔵庫に入れておいたままにしましたが、久々に使っても全然味が変わっていませんでした。
初めて買う時は、腐らせてしまわないかな?と心配になるかもしれませんが、結構日持ちするので、思い切って手を出してみてください!
ということで、今回は以上です。
タマリンドを使って料理するのは、意外に簡単で初心者でもできます。
一気に本格的なカレーの味になりますから、おすすめです。