薮から猫

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過去形、過去分詞形の不規則動詞の覚え方を考える

      2020/09/30

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過去形は、「ed」を付ける。

最初「過去形」を習った時、結構シンプルだな~と思いました。シンプルで簡単なのが好き。良い感じ。

それまでの文法を既に理解していれば、その辺りの変更だけなんで、過去形は結構すんなりいけます。

しかし、それでもややこしいポイントは存在します。
それが『不規則動詞』!!

不規則動詞…活用…これをどうやって覚えるか…
これは悩みました。
なんかないかな…そんなことばかり考えていたら、「ポケモン」だ…!と思いました。
※ 大真面目です

考え方はこうです。大真面目にいきます。(ただし、ポケモンをあまり知らない方にはよくわからないと思います…すみません。)

is, am, areの「be副詞」は、基本「最強」のポケモンです。
ポケモンで言う、伝説のポケモン
強い。
(副詞を文章に入れる時に迷っても、位置的には、be動詞より前にくることは多分ありません。
be動詞は最強なんで、基本、一番前にきます。
これを覚えておけば、中学英語の並び替え問題、かなり出来ます)

で、「過去形」は、ポケモンでいう「進化」みたいな感覚。

例えば、”was”は”is”の進化形。
isのままでは過去に行けないので、wasに「進化」することで、過去に行けるようになると。

…さて。
ここで問題となっている「動詞の変化」に関して。

記憶しなければならない。
要は、頭にイメージを付ける、強く植え付けることが大切。
どのように、自分の脳と強くリンクさせるか。

脳には、自分が慣れ親しんできたものや、自分が興味のあるものの方がよく覚えられるという習性があるそうです。

これを応用して…この動詞の活用形を、「ポケモン」で分けてみたところ、

「ピカチュウ」
「イーブイ」
「ラプラス」
「トゲピー」
「コイキング」

グループの、全部で5グループに分けることができました。
※ ちなみに、二度目ですが、ポケモンを知らない人には、役に立ちません。すみません。

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規則変化をする「ピカチュウ」グループ

ピカチュウは、進化するとライチュウになる、「脈絡のある変化(進化)をするポケモン」の代表格です。
(ピカチュウの他にも、フシギダネ→フシギソウなどが挙げられます)

ということで、「edを付ける」だけの規則的な変化をする、規則動詞のグループのことを「ピカチュウ」グループと呼びます
例:stay-stayed

でも、ポケモンの中には、ピカチュウ以外のタイプも存在します。

中には進化しまくるポケモン、動詞もいます。

それが次。

「イーブイ」グループ(A-B-C型)

たとえば、「write」を思い浮かべてみてください。write-wrote-writtenという風に変化します。過去形も過去分詞形も、全てが違う。しかもその変化に、何の脈絡もない。

writeのような動詞は、ポケモンでいうサンダースにもなれるしシャワーズにもなれる、全く脈絡のない進化をする「イーブイ」グループにします。(いわゆるA-B-C型と呼ばれている、原形、過去形、過去分詞が全て違うもの

イーブイ型」に属する動詞は沢山ありますが、いくつか挙げてみると…

write-wrote-written
begin-began-begun
break-broke-broken
draw-drew-drawn
drink-drank-driven
eat-ate-eaten
fly-flew-flown …等

ちなみに、「be動詞」is/am – was -beenやare – were – beenもここに含まれます。

be動詞は最強の、伝説のポケモンなんで。
脈絡なんかないから、当然ここです。型破りなんです。

しかし、中には全く、一切進化しないものもいます。

進化しない「ラプラス」グループ(A-A-A型)

全く変化しない動詞は、ポケモンで言う「ラプラス」。
ラプラスは進化しませんから。

(分からない人のために:ラプラスは波乗りで海を渡れるので、主人公サトシの海の旅に欠かせない相棒でした)

この『ラプラス型』動詞は、いわゆるA-A-A型原形も過去形も過去分詞も全て同じ形、進化しないグループです。

例を挙げると…

hit
put
quit
read
set
shut
hurt、などなど…

結構沢山あります。
これ、逆にややこしいんですよね。

…そして。
残り2つは特に主観的なグループ分けになりますが…

「トゲピー」グループ(A-B-A型)

過去分詞と原形が同じ、A-B-A型(例:become-became-become)は「トゲピー」グループです。

…なぜ「トゲピー」か?

トゲピーとは、卵形の可愛らしいポケモンで、アニメのキャラクター、「カスミ」のパートナー。(細かいことが間違っていたらごめんなさい)あの時代、独特なトゲピーの鳴き声を真似する小学生が続出していました。

しかし、あの可愛らしいトゲピー。カスミのトゲピーも進化したようですが。

トゲピーって「トゲチック」に進化するんですよ。

で、それが正直、あんまり可愛くないんですね。

一生懸命育てて、懐いてもらって、やっと進化した!と思ったら
「…ト…トゲピー…どうして…」と、愕然とした人は多いはず。

「トゲピーのままの方がかわいかった」「進化させるんじゃなかった」と嘆く小学生も結構多かったような、多くなかったような。笑

と、いうことで、
『一旦進化させてみるも、やっぱり原形の方が可愛いから元の形に戻したい』というポケモンの代表格である「トゲピー」が『A-B-A』という不規則変化をする動詞をくくるのに相応しいと思ったのです。



最後は「コイキング」グループ(A-B-B)

そして最後は、過去形と過去分詞が同じ、A-B-B型(例:catch-caught-caught) 。
これは「コイキング」グループです。

なぜ「コイキング」か?

これは、なんとなくです。

…強いて言えば、コイキングは「はねる」しかできませんが、ギャラドスに進化するとコイキングのインパクトがぶっ飛ぶくらい、凶暴になります。
それ以上の進化も要らないくらいに。

…ということで、
「原形(コイキング)は存在感薄いけどギャラドスになるとかなり強い」ポケモン代表格、コイキングで、A-B-B型
最後は、無理矢理感が強いですね。はい。こじつけです。

何はともあれ、以上、5つのグループ分けがポケモンと関連付けて出来ました。

ここまで考えて、ふと思うことがありました。

「…これ何の役に立つ?」

私は、しばらく愕然としました。
こんなに時間をかけて、こんなに(自分としては)上手いこといったのに、これ…役に立つのか…?!

結論:役に立ちます。

例えば、これを覚えておくと。
write」という動詞がテストで出たら、背景にうっすらイーブイの顔が浮かぶようになります。

そうすると、
「待てよ、writeはイーブイ型だ。…ということは…脈絡のない進化をする
× writed、と書くのは間違ってるぞ!」
という風に、気付くことができます。

さらに、
イーブイが物を書いたり(write)、物を壊したり(break)、何かを始めたり(begin)…そんな動作をつけて、イーブイのイメージとアクションでリンクさせて覚えることで、イーブイ型の不規則動詞一覧が覚えやすくなります。

そして、一番役立つのは、ラプラス型です。

例えば、hurt(傷つける)の動詞と、ラプラスの顔をだぶらせて覚えれは、×hurtedという風に書いてしまう間違いはなくなります。

(頭の中の)背景にラプラス出てきたら、進化させない=何も変えない。!

…これは自分としては素晴らしい発明で、私は意気揚々としていたのですが、最初にも書いたように、ポケモン興味ない人には全く役立たない上に、何を話しているのか、意味不明なんですよね。

しかも、
write-wrote-writtenの変形の形やスペルは、やっぱり自分で覚えるしかないんですよね。

複数形の作り方の時はどうやって覚えようかと考えた末、「記憶の神殿」を使いましたが…、それと基本的に一緒です。

…最終的には「慣れ」
で、スペルを覚えるには、書くしかない。

しかし、ここが英語の面白い所で、慣れるまでは忌々しかったwriteなどのイーブイ型動詞も、慣れてしまえば、イーブイのように可愛く思えてきます。

頭の中ではどんな風に覚えても自由なので、自分のイメージをどうリンクさせてどうインパクトを強めるかだけです。

仲良くなれないポケモンは居ないですよ!

…がんばろう。

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