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留学って、ホームシックになる?【留学体験談ブログ】

      2024/08/26

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留学した時って、ホームシックになった?

留学を語る上で避けられない、「ホームシック」問題。
多くの留学生が一度はぶち当たる壁です。

留学を考えている人の多くが考える、または不安に思う問題でしょう。
ということで、私の留学体験談から、今回は「ホームシック」について書いていきます。

留学を考えている人、もしくは今留学の真っただ中でホームシック真っ最中の方にも「一人じゃないんだ…」と感じていただけましたら幸いです。

この記事は、留学体験談の第4弾です。前回の記事に関しましては、こちらをご覧ください。

留学って、ホームシックになる?留学体験談ブログ

留学をすると、ホームシックになります。
程度の差はあれど、留学経験者ほぼ全員の方が経験されているのではないでしょうか。

私の場合…

ホームシックは突然に

ラブストーリーならぬ、ホームシックは、突然に訪れました。(昭和ネタ)

ホストファミリーに会い、部屋をもらい、荷物をほどき、初めて学校に行き、そして…
到着後、数日経った後のホームシックが私の場合は一番きつかったです。

誰とも話せないというのが苦痛になってきて、張り詰めていた神経が少し緩んできた頃。

1秒1秒が新しいことの連続でへとへとになりー
ふと数えてみるとーまだ来てから、数日しか経っていないことに気が付くのです。

え?ちょっと待って。
まだ来て3日?
3か月の間違いじゃなくて?
(留学生活が開始されたばかりの最初の三日間というのは、実感として三か月に匹敵するくらいの濃さでした)

え?ちょっと待って。
これからこの生活を何年するの?
ということに考えが及んだ瞬間、私の目の前は真っ暗になりました。

ホームシックさん、こんにちは。

ただ、他にも留学した友達に話しを聞いたところ、「がっつり初日からホームシックで泣いて寝た。しばらく泣いて寝ていた」という子も結構いることがわかりました。

そうですよね。気持ち、わかります。
いきなり言葉も通じない異文化の中に一人で暮らし始めるんですから、楽しいことばかりではありませんよね。

でも、大丈夫です。
自身の経験と、海外留学経験のある友人の聞き取り調査結果によると、ホームシックは「海の波」のような構造になっています。

どういうことかというと、
ホームシックというのは、激しい時と、緩やかな時とでかなり差のある、波のように打ち寄せる感情だということです。(感情というものは、全てそうかもしれませんが…)

そして、海の波のように、このホームシックの波、結構な勢いの時があります。
その時が踏ん張り時です。
そして、その大きな波の時を乗り越えられれば、なんとかなります。

今ホームシックでつらい人は、本当に本当にガチで辛くて病みそうな(もしくはすでに病んでいる)人は、今が一番、大きな波のはずです。
頑張ってください。
その大きな波は、必ず続きません。

ホームシックのピークはいつか?問題

ホームシックには、いくつか大きな波が訪れやすい時期というのがあります。
それを私は「ホームシックの3の理論」と呼んでいます。(適当)

これは、到着して
3時間後、3日後、3週間後、3か月後。
このあたりの時期が一番、ホームシックの激しい波に襲われやすいということです。

私の場合、
到着して3時間後、何をしていたかというと…

空港に到着し、「グレート作戦」が失敗し(詳しくはこちらをご覧ください)、ホストファミリーと初めて出会い、ホストマザーのキャロルに勝手にビビり、まったく話が聞き取れないので薄笑いでごまかした後、部屋に通されて「これからここがあなたの部屋よ」という案内を受けて、「せんきゅー」と再び薄笑いでごまかした後、少し一人になり、日本から持ってきた荷物をほどき始めたあたりが、私の「3時間後」です。

人間、何かに必死すぎるとホームシックを感じる時間もありません。
一人になり、ふとした時、時間があるときにホームシックの大きな波はやってきます。
ちょっとほっとした時です。

日本から持ってきた荷物や、友人からのメッセージや…
日本の匂いが染みついた服や…
それを開けた時、大変なホームシックが襲ってきました。

こっちで使うために詰めた荷物なのに、もう一度、もう詰めなおして帰りたい。泣
わくわく、期待に満ち溢れて詰めた荷物なのに、現実が予想以上に厳しすぎて帰りたい。泣
到着したばかりなのにもう帰りたい自分、もう日本が恋しい自分を見つけ、愕然とします。
とりあえず、もう、心細くて泣きそうなんですよね。

到着して3時間後。
似たような経験のある方は多いのではないでしょうか。

これが、まず最初の第一次ビッグ・ウェーブです。(昭和臭の漂う言い回しが多くてすみません)

最初のころのホームシックの波は厳しいです。
3時間を過ぎた後から、しばらくは強めの波が断続的に訪れると考えておいたほうが良いでしょう。

そして、なんとかここを乗り切ると、次のピークは3日後にやってきます。
すぐですよね。

必死に初期のホームシックに耐えつつ、3日くらい食べて、シャワーを浴びて、寝て…を繰り返すと、3日目の夜にまた大きな波が襲ってくる。

私の場合は、
相変わらず全く英語が聞き取れず、誰とも話せず、薄笑いが板についてきて、トイレもシャワーも案内され、数回使い、自分の部屋に数回寝て、起きて…ちょうど初めての学校登校日のころだったと思います。

毎日毎日、時間が経つのが遅すぎて愕然とする。
こんな生活がどれだけ続くのかと思うと、やっていける気がしないのです。

そして、新生活の中での息抜き方法が確立されておらず、それまで息抜きとして確立されていた、例えば友人とのおしゃべりなどもなくなってしまうため、病む確立が高くなってきます。

3日後が第二次ビッグ・ウェーブ

短期留学の場合は、このあたりが最後のビッグ・ウェーブでしょう。
すぐに終わりが見えてきます、頑張ってください。
先を見ると、病みやすいので、1日1日、やれることに集中していきましょう。

そして最後の第三次ビッグ・ウェーブが、3か月後です。

3か月というのは、なんとか学校に通いだし、なんとか1学期分が終わって、ほっとしたのもつかの間、最初のホリデーがやってくるくらいの時。
少し慣れ始めて、最初のホームシックよりは余裕が出てきます。

余裕は出てきますが、それでもまだまだ慣れないし、英語も聞き取りが大変で、毎日必死すぎて考える余裕がないけど…ふとした時に、急に寂しさが襲ってきます。

特にホリデーなんかはホームシックになりやすいですよね。
というのも、基本、学校がなかったら、やることがないんです。

何をするねん?と。
毎日何をして過ごすねん?と。

友達がいないとやることがないことに気が付くんです。部活もないし。

何しよう?ってなると、SNSに向かう人が多いですね。
つながりを求めます。
私もそうでした。

そして、SNSをみていると、そこで写る、日本の友達の楽しそうなこと。
集まって、部活して、デートして。
それに比べて自分は何をしているんだ?
日本に帰りたいよ~…
と、多くのホームシックはこういう感じが多いです。

分かります。

ということで、私の調査の結果、ホームシックは3の理論―3時間後、3日後、3か月後くらいがピークになりやすいよ、ということを覚えておいていただいて、ここを乗り切っていきましょう。
今しんどい人は、絶対にその波がずっと続くわけではないからね。頑張りましょうね。

ということで。
ホームシックには波があり、そのビッグ・ウエーブを乗り切りさえすればあとは何とかなります。

私はどうやってホームシックのビッグ・ウェーブを乗り切ったのか?
その解決策について書いていきます。

ホームシックの解決策

まず前提として。

「3の理論」について書いたのは、「必ず今が続くわけではない」ということをしっかりお伝えしたかったからです。

ホームシックの時は、日本が恋しすぎてもう耐えられない!と思ってしまうと思うのですが、
人間、必ず、必ず慣れます

波が小さくなる時も必ず訪れるのです。
だから、まずそこを頭においたうえで、解決策。

といっても、趣味に没頭するとか、友達作るとか、勉強に没頭するとか、ありきたりなことはいくらでも考えられるのですが…

「本能を満たす」ことが一番、わかりやすいホームシック解決方法です。
食欲性欲睡眠欲ですね。
睡眠欲は置いておいて、残るは食欲と性欲です。

まず性欲は→「言語を使いこなして、いつか素敵なパートナーをゲットするぜ!」ということをモチベーションにして、苦境に立ち向かっていく、燃えて勉強に邁進する。
という使い方ができますね。

ただホームシックの時って、ここだけでは立ち向かえないことも…。

ということで、一番手軽なのは「食欲」です。
おいしいものを食べて、ごまかす。
…これ、一番多くの人がやるホームシック解消方法で、私が採用した解決方法の一つでもあるのですが、私はここで後悔しました。
実は、食もリスクが高いんですよ。
…甘いものやファストフード系は、病んでいるときに食べると中毒になってしまうし、依存してきて、ブクブク太ってしまいます。(経験談)

だから、甘いもの、ファストフード系には要注意です!
食欲でホームシックをごまかし続けるのはやめたほうが賢明です。

…ということで、おすすめのホームシック解決方法。
私が使っていて一番良かった方法は、月並みかもしれませんが、一人で踊る、もしくは音楽を聴くことでした。
毎日毎日、自分の好きな明るい音楽を聴いて、行きたくない学校に行く元気を出していた時期があります。
自分を奮い立たせていました。
何か考えるとホームシックになってしまうので、明るい音楽をヘッドフォンで大きな音で聴いて、考えないようにしましょう。

私は時々、ヘッドフォンで爆音で音楽を聴いて、カラオケのようにして口パクで歌い、部屋の中で踊りまわってストレスを解消することもありました。
→これを部屋でやっていたら、ホストファミリーが入ってきて、あぶなく変な人認定されるところだったこともあります。踊りだす前で、ギリギリセーフでした。(多分アウト)

本当に心細いと思いますけど、がんばって!必ずホームシックの経験は糧になります!!

ホームシックは役に立ったのか?

留学のホームシック、ビッグ・ウェーブが訪れているときは、
「一体なんのためにこんなにつらい思いをしているんだ。」と思うこともあるでしょう。

留学前の人は、「こんなにホームシックになるなら、やっぱり留学なんてするのやめとこかな」と思われる方もいるかもしれません。

でも、声を大にして言いたいのは、

ホームシックは役に立ちます。

苦しんだ経験はめちゃくちゃ糧になります。
今、メンタルがホームシックで崩壊している人には、「ほんと?」と思われるかもしれませんが、メンタルが劇的に病みにくくなりますよ。
そして、すっごく真面目な話になるのですが、いろんなことへの感謝が本当に湧きやすくなります。

苦しかった反動で、帰国した際、日本にいるだけで楽しい!と感じられるようになるとか。

親がいて、ごはんが出てくるだけでありがたいとか。
自由に使えるシャワーがあるだけでありがたいとか。

私も、日本に帰るだけでわくわくが止まりませんでした。笑
そして、おいしい日本食が食べられるだけで感動がすごい。笑

こうして人間的に強くなり、簡単にはへこたれないようになりますよ!
(私はホームシックのおかげで、変な虫と眠れるくらいまで成長しましたから。

ということで、
留学の際のホームシックは、後から必ず役に立ちますよ!

そして、ホームシックは、留学にはつきもの。避けては通れない道、くらいに思っておくとよいかもしれません。
みんなが苦しむ道です。応援しています。一緒にがんばりましょうね…!

ということで、今回はホームシックをテーマにブログを書きました。
留学体験談ブログ、次回に続きます。

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