薮から猫

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『語学を学ぶには、その言語を話す彼氏(彼女)を見つけると良い』は本当か?

      2018/11/02

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『語学を学ぶには、その言語を話す彼氏もしくは彼女を見つけると良い。』

そんな話をよく聴きます。これについて、留学時の経験とエピソードを交えて、真面目に考えてみました。

確かに、彼氏彼女を作れば、間違いなく学びたいという強い原動力にもなるし、話す機会も激増することでしょう。

私も留学中はよく思いました。「いやー、もうこれ、ネイティブの彼氏いたら良いのになぁ」と。そしたらむっちゃ会話できるじゃん。

あまり外交的な性格でない自分にとって、いかにネイティブと会話する機会を増やすか?はとても重要なことだったのです。

ただ、この言葉には、全面的に賛成できない部分もあります。なぜかというと、彼氏/彼女が出来てしまうことで、遊びすぎて、本業(学生でしたら勉強)の方がおろそかになってしまった…という話がありふれているからです。
それはもう沢山。

…ただね。その気持ちも分かりますよね。

「自分にないものが素敵にみえる」という構図ってありますからね。「外人ってなんか、新鮮で、かっこいいね」的な。

私も、少し年下の、ブロンドの髪に青い目。典型的な外人ルックの子と友達になって、「お?」と思ったことがありました。

「お?」と思った体験談

ということで、結論の前に、まず少し私の留学経験について書きます。

私には留学中、『色んな所での居住経験を経て、精神的に物凄く鍛えられ、何にも一切文句を言わずに、”okay okay”言っていた時期』というのがありました。

具体的にどんなことに”okay okay”言っていたのかというと、住む場所とか生活関係に関して、基本的にかなり大らかに暮らしていました。…2週間ほど、ホストのお家の、車を停めるガレージのような、そっち寄りの部屋で寝泊まりしていたんです。

それを知った年下ブロンドボーイが(ホストファミリーの友達)、
何だこの小太りジャパニーズガール、こんな所住んでて文句ないのか?そんな所でいいの?すげーな」みたいな感じで、私に興味を示したんですね。
(というか、それ以外に興味を示してくれた理由は考えられない)

何が出会いのきっかけになるのかなんて、分からないもんですね。だから人生面白い。

ただ、これだけですと、「え。留学したら、そんな変な所に住まなきゃいけないの?」みたいに、留学に対するネガティブな誤解を生むといけませんので、この件に関してはきちんと補足しておきますが、別に私は無理矢理ガレージで寝泊まりをさせられていたわけではありません。
自分で選んで、そこに有難く住ませて頂いていました。
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では、なぜそこに住むことを決めたかというと、
ホリデーの間の2週間限定の住居だしぶっちゃけどこでも良いわ』、という気持ちがあったというのが一つ、『自分一人で使えるトイレとシャワーがあった』というのが一つ。
特に後者の、「誰にも気兼ねせず1人でトイレとシャワーが使える」という条件は、当時の私にはかなり魅力的でした。

まぁただ、住んでみて後から分かったことですが、そのガレージの上の天井からは、謎の黒い幼虫的な生物がベッドに落ちてくることがよくあったんですけど。

最初それを複数自分のベッドの上で見つけた時は、「おいおいマジか」と思いましたが、ベッドの上でなるべく彼らが落ちて来ない場所を見つけて、変な寝方をすることで必死に解決していました。(解決できてない)

…ということで、そんな感じで、幼虫達とともに図太く生きていた小太りジャパニーズに興味を示した年下ブロンドボーイ

彼は何かにつけて、色んなことに親切にして、声をかけてくれました。
そこまで接点があるわけではありませんでしたが、とにかく気遣ってくれました。音楽の話をして盛り上がることもありました(ただ彼、ビートルズの話になったら「古いから」という理由だけで「好きじゃない」と抜かしてきましたので、衝動的に小太りパンチをかましてしまいそうになりましたが。)

そんなこんなで、彼と良い関係を築き、友達できて嬉しいなーとほくほくしていたのですが、それも束の間。いざ、ホリデーが終わり学校に戻ることになると、もう彼とはお別れしなければなりませんでした。

そして、最後のお別れシーン。これが、何年後も不思議と焼き付いている、綺麗な経験だったりするのですが…。

なんだか、言うに言われない寂しさをお互いの目の中に見つけた一瞬、ホントにその青い目に吸い込まれそうになったんです。
あぁ、聴いたことはあったけど、こういうことを「目に吸い込まれる」って言うんだなぁと。

しかも、彼もホントに名残惜しそうにしてくれていたんですね。
というか、外人は感情表現が大きいので、寂しいよ!というのがもう、言葉でも態度でもびんびんに伝わってきたんです。そういうのが日本人としては新鮮で、嬉しくもありました。

それから、お別れをして学校に戻ったあとも、私もなんだか寂しくて、ドラマでよくあるみたいに、勉強中にふとペンをとめて、青い目を思い返すことがあったりと…、ちょっと乙女な気持ちを味わっていました。

そして確かにこの時、彼のお陰もあって、英語をもっと勉強しよう!したい!というモチベーションは高まったと思います。


ここまでですとなんだか、『その後、彼と付き合うことになりました。でも勉強には集中できなかったので、やっぱ彼氏作るの必要ないかな』的な、上から目線キラキラエピソードか?と思わせる運びですよね。

ただ、これが全然違うんですよね。

結末を先に言ってしまうと、別に後から、何があったわけでもなくですね。

この話は、これで終わりなんですよ。

その後の動き、なし。

ただ、唯一、後日談として…、分かったことが一つあったとすれば、
…いえ、でもこれは…後から知ったというか、実は最初から明確に分かっていたけど、ずっと気付かないフリをしていただけかもしれませんが…

彼、ゲイだったんです。

…どことなく女性らしい雰囲気の漂うタイプの方で、明らかに分かりやすい感じの方でした。たぶん、誰もが最初からフェミニンな方だな〜と思うタイプです。
…いや、うん。実は何となく、分かってたよ。

…と、いうことで。

まぁ、一言でこの話をまとめるとすると、単に「ちょっと仲良くなった外人の子がゲイだったから、私たちの間にあったのはロマンスではなかった」というエピソードなのですが、ではこれで私は何が言いたいのかというと。

吊り橋効果というのもあるように…留学中や、非日常、もしくはすごく今辛い状況に置かれている時っていうのは、どうもスリルを求めてしまうような時期があったりすると思うんです。

私の場合だと、全くの友情関係で、相手の方もとても女性らしい方だったにも関わらず、ちょっと見ないフリをして、擬似的に乙女な気持ちになってみたり。お別れの最後の一瞬に、乙女補正(※勝手なスリルを求める若い心が作り出した幻想)を彼にかけてしまったり…。

この過去の私が体感したような、一時の「スリルを求める気持ち」(=恋愛?)に走ってしまうと、何が起こるかというと…

集中力がむっちゃ途切れるんです。

これは、誰もが若い頃に、経験したことがあるかもしれません。
もう、なんだか集中できんのです。

そしてこれこそが、「言語を学ぶには、その言語を話す彼氏もしくは彼女を見つけると良い。」の裏に隠れるリスクではないかと思いました。

ですから、これからは、厳密に正しく伝えるとすると、「その言語を話す彼氏もしくは彼女を見つけると語学の上達に良いけど、集中力がまじでなくなるから。留学先で、勉強しなくなるから。そのリスクとセットだよ」って言ってあげるのが、親切なのかもしれません。

よくよく考えて、自分が何がしたいのか見極めることが大切ですよね。

外人の彼氏がいた友人と、いなかった小太りの比較

私は作らなかった側のエピソードしか持っていませんが。

友人の中には、留学中、外人の彼氏を作った子も勿論いましたよ。…ということで、図式化してみました。

外人の彼氏がいたAさん:結果、「会話力」はむちゃくちゃ上達しましたが、結構な感じで机に向かうことが減って行ったため、試験や文章力はそれほどでした。

→ 会話スキル ◎ それ以外 ○

外人の彼氏がいなかった小太り:机に向かう時間がすごくあったので、会話はそれほどですが、英語の文章力や単語力はかなり伸びました

→ 会話スキル ○ それ以外 ◎

…あれ。
ということは。

「彼氏(彼女)がいる努力家」が最強ではないか?という結論が見えてきました〜〜。

…。改めて考えてみると、「会話スキル」を上達させたい方は、彼氏彼女を作ることはやはり、有効そうですね。というか、精神的にも嬉しいし、余裕が生まれるから、やっぱりちょっと、何もないよりも、そういうのは多少あった方が良いのかもしれませんね~。

ただ!いないならいないで、メンタルは鍛えられますよ。何のこれしき。

拙者は日本を背負ってきておるのじゃっていうよく分からない意識が芽生えたりね。(背負ってない)

最後に

真面目に色々と考えてはみたものの、やはり一概に「作るのが良い/作らないのが良い」とは言えなさそうです。

…というか、作る作らない云々のこの話の前に「作りたいと思っても、どう作るんじゃボケ。」という重大な問題が横たわっていることにも気がつきました。

ただ。一つ言えるのは、真面目な話、折角時間と費用を使って海外へ出るんだから、やはりある程度きちんと目標と目的をもって行かれることをおすすめします。じゃないと勿体ない。

そして、語学を勉強するために彼氏彼女を見つけるという考え方もある程度は良いと思いますが、もし万が一何かやり遂げたい目標があるのなら、作らない!という選択肢もありかもしれません。

結局、両方アリ。かな。
自分が満足できるかどうか、ですよね。すごく仲の良い友達を作るのも楽しいし。楽しみ方は様々ですよね!

とにかく、楽しい留学生活をされる方が増えますよう願いつつ。

…あのブロンドボーイは今、どうしているんでしょう。元気にしてるかな。
がんばろう。

 - 留学, 真面目に考えてみた