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鉄フライパンってどう?8年使った感想【メリットとデメリット】

      2020/10/02

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鉄フライパンを使って料理したいのだけど、本当に料理が美味しくなる?
メリットとデメリットを教えてほしい。
実際、使ってみた感想を知りたいな。

というお悩みに答えます。

本記事の内容
鉄フライパンは料理が美味しくなる
鉄フライパンのメリットとデメリット
使用中の鉄フライパンの感想と比較

この記事を書いているのは、料理歴10年。
鉄フライパン歴8年ほど。現在我が家には、フライパンといえば、鉄フライパンしかありません。
毎日鉄フライパンを使っている料理好きが、鉄フライパンについてまとめていきます。

鉄フライパンってどう?8年使ってわかった、メリットとデメリット

まず、鉄フライパンで料理ってどうか?
8年使ってみた感想は、一言で言うと「素晴らしい」です。
料理が美味しくなるのは、間違いないと思います。
主観的なものなので、個人差が大きいとは思いますが…。私は鉄フライパンに切り替えた後、明らかに料理が美味しく感じました。

料理が美味しいってだけじゃ、鉄フライパンにしようかどうか、迷うな~。という方も多いと思いますので、鉄フライパンのメリットとデメリット、8年使ってみた感想を書き出していきます。

鉄フライパンのメリット

1. お手入れが簡単
使ってみてわかったことなのですが、お手入れがとても簡単です。ものすごく簡単。
というのも、鉄フライパンを使ったあとは、水で流し、亀の子たわしで汚れを落とすだけです。
洗剤は、使いません。というのも、油を落とさない方が良いのだそうです。そうすることで、使うたびに油が馴染んでいって、使用感がよくなっていきます。
たわしで磨いて水ですすいだら、火にかけて水分を飛ばしておけばオッケーです。(鉄なので、亀の子たわしのように固いものでゴシゴシ磨いてしまっても大丈夫。コーティングが剥がれてしまうのではないかという心配もありません!)

とっても簡単で、ゴシゴシできるし、普通のフライパンを使っていた時よりも、ずっとお手入れが楽です。
よく「鉄は錆びるから面倒だ」と言われますが、「水分を飛ばしておく/水に漬けっぱなしにしない」など、最低限水分に気をつける癖をつければ、全然そんなことはありません。

2. 長持ち、コスパ最強
よく鉄フライパンを「育てる」と言ったりしますが、使えば使うほど馴染むのが鉄フライパンの特徴です。
鉄フライパンを使い始めるまでは、普通のテフロン加工がしてあるフライパンを使っていたのですが、時間が経つとテフロン加工がはげてきて、食材がひっつくようになり、とにかく料理がしずらくなったので、数年に一度買い換えていました。
鉄にしてからは買い換える必要なし。
8年間一度も困ったことはなく、ずっと使い続けられます。コスパが最強ですね。

3. 鉄分が摂取できる
これもよく言われますが、鉄フライパンで料理をすると、鉄分が摂取できます。
忙しい中で、フライパンを変えるだけという手軽な方法で鉄分を日々摂取できるのは、大変ありがたいです。
鉄分は、毎日意識して摂取しないと足りなくなりやすいようです。女性は特に意識したいですよね。

私の場合、家族に貧血症がいました。すぐにフラフラしたり疲れたりしていて心配していたのですが、鉄フライパンにしてからそういったことが徐々に減っていき、体調が良くなっているのが分かりました。

今年に入ってから、血液検査をしてみたところ、貧血の数値がすっかり改善していたそうですから、要因の一つとして、鉄フライパンに変えたおかげもあったと感じています。(もちろん食事改善もしていましたが)

4. 熱くなりやすい
先ほどの料理が美味しくなる、ということに少し関連していますが…鉄は熱を通しやすい素材なので、その分早く熱くなり、早く食材に火が通るのだそうです。ということは、夏の間は料理時間が少なくて済むので、特に重宝しますね。
ガスや電気代にも嬉しいです。
(ちなみに、一番熱伝導率が良いのは銅、その次がアルミ、そして鉄です。
鉄の熱伝導率は、よくあるステンレス製のフライパンに比べるとずっと良いですよ。)

私も使い始めた頃は、フライパンが早く温まるな~!早く火が通るな~!と思ったのを覚えています。

ここまで書いてきて、良いことだらけのように感じますが、勿論マイナスもあります。次は、マイナス面、デメリットについてみていきます!

鉄フライパンのデメリット

1. 重い
単純に考えていただいたらわかるのですが、鉄ですから、当然重いです。鉄に慣れていると、他のテフロン加工されたフライパンを久々に持った時は「軽っ!」と声が出そうになりました。それくらい違います。
小さい鉄フライパンですとあまり感じませんが、大きめのフライパンですと、回鍋肉なんて作ろうものなら、具材がぎっしり入り、「重いぜ…」と感じることがしばしばあります。特に困るのは盛り合わせの時です。お皿に移す際、フライパンを傾ける時が一番大変です。

2. 焦げやすい?
慣れたらあまり焦がしませんが、慣れるまでは、熱くなるまでが早いので、火加減が分からずに焦がすことが時々ありました。
特にテフロン加工のフライパンに慣れていると、あれは、全然こびりつかないようにできているので、最初は戸惑います。
少し慣れが必要かもしれません。慣れれば全然OKで、今は特に焦がしません。

「油膜」といって、使い終わった後などに油をきちんと塗っておくと、より焦げにくくなるようです(私はしていませんが…)。

3. 油が多めに必要
油の消費量は増えたと思います。テフロン加工がしてあるフライパンのように、くっつかない加工がされていないので…。
油は必須。

4. 餃子を焼くのが難しい
最後。具体的な話になりますが、冷凍餃子を焼くのが超絶難しいです。
これは私の技術の問題かもしれませんが…。
私の場合何度やっても、どうやっても餃子の皮が張り付いてしまって、餃子が崩れてしまいました。
自分で一生懸命餃子を包んだのに、焼く段階で餃子がバラバラ、ぐちゃぐちゃになってしまった時の気持ちというのは、言葉で言い表せないものがありますよね。台所に立ちながら一人、「アァ…!」と何度つぶやいたことか。
今は「最初から水を入れて焼く」というような方法で、だいぶ上手くいくようになりましたが…。

また、天津飯やオムライスを作る際のふわふわ卵を作るのも結構難易度が高いです。
卵系の料理は、テフロン加工のフライパンの方が明らかに簡単です。

要は、焼く系のもの(焼きおにぎり等も、ご飯が張り付きやすい)に、注意が必要です!
油をしっかりなじませてからやることが大切です。

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8年使った鉄フライパンのメリットとデメリット

私が実際に使っているのは、こちらの3つの鉄フライパンです。

鉄フライパンを買おうか迷われている方へ、使用中の鉄フライパンのレビューをしていきます!

使用中の鉄フライパンの感想と比較

一番左の小さいフライパンが、一番古いもの。2012年に頂いた「柳宗理 鉄フライパン」(頂いたものなので、サイズ等細かいことは分かりません)。

真ん中のフライパンが、一番新しい「リバーライト 鉄 フライパン 旧タイプ 極ROOTS 28cm」。

そして一番右が、最初のフライパンの数年後に買った「譚彦彬 厳選 底平いため鍋 27cm THT-251」です。(これはネットで購入していないので、サイズが分かりませんが、多分この27cmのものだと思います。)

一番左の小さな「柳宗理 鉄フライパン」も使いやすくて、重宝しています。サイズが小さいフライパンも一つあると、ソースを作ったり、少量だけ炒めたい時に便利ですよね。

ただ、右の大きな2つの鉄フライパンは…。

「あれ、右の2つ似てるなぁ、サイズ感一緒やん」と思われた方も多いかと思いますが、そうなんです。この2つの大きさ、ほぼ一緒です。

私は鉄のフライパンにはまってしまったので、他のものも試してみたくなって購入したのですが、間違えて同じようなサイズのものを注文してしまいました。(ドンマイ)←死語

しかし、間違って購入した利点として、両方使ったからこそ鉄フライパンの比較ができますよね。
「どういう鉄のフライパン買おうかな?」と思われている方にも役に立てるように、比較をしてみました。
何度も言いますが、一長一短あるので、ぜひそのあたりのことを考えてみていただければと思います。

赤坂離宮 譚彦彬 厳選の鉄フライパンは…

凸凹がある
表面に凹凸があります。「スーパーエンボス加工」というもののようですが、特に必要性を感じません。
「どっちでも良いな」と思うときもしばしば。
逆に焦がしてしまった時は、凹凸があって、焦げが取りにくいような気がする時も…。
しかし、慣れてしまえば普通に使えます。
(よく見ると、「シリコン塗装」がしてあると書いてあったのですが、そのあたりはどうなんでしょう…)

鉄のフライパンにしては「軽い」
しかし重さだけで比較すると(塗装してあるのも関係するのかもしれませんが)、こちらは軽いですね。
リバーライト鉄フライパン極の方が重いため、こちらを久々に使った時に「軽くて良いな」と思いました。
ですから、重さという点ではこちらの方が使いやすいです。

取手の根元の金具に触ってしまう時がある
すごく細かい話ですが、私の持っているものは、取手の木の部分の金具が大きいので、熱している時に誤って金具に触れてしまう時があります。そうすると当然ですが、とても熱いです。
何回か触ってしまって、びっくりしました。
「この金具熱くなるし、もう少し小さかったら良いのにな」と思う時があります。
使い勝手としては少しマイナスかなぁ。

「リバーライト」鉄フライパン極は…

王道鉄フライパン
これは「THE 鉄フライパン」という感じ。王道という感じで、重さも重めです。
ですが、シンプルなスタイルで、使いやすく、お手入れがしやすいです。
とにかく、とても使いやすい。

凹凸がなくお手入れ簡単
表面がなめらかなので、焦がしてしまった時もたわしでごしごし洗ってしまえば完了です。
なんでも、鉄の表面に特殊(窒化)熱処理がされているため、お手入れが簡単になって、サビにくいというのが実現されたそうです。
鉄フライパンの良いとこ取りって感じですね!

取手の感じも良い
取手の金具が小さくて、金具を誤って触って「熱っ!」となることがありません。握りやすく、使いやすいです。
重い分、取手をしっかり握りますので、これも嬉しいポイントです。

サイズ展開が多い
こちらは、たくさん種類があります。大きいものから、小さいものまで。
フライパンだけでなく、炒め鍋、厚板フライパン、卵焼き用、天ぷら鍋、などなど。
自分に合った種類やサイズのものを選べるので、嬉しいですよね!

おいしい
何度も書きますが、このフライパンで作ると特に、料理が美味しく感じます。
私はガスで使用していますが、IHにも対応しているようです。
ということで、全部気に入って大事に使っていますが、初めて鉄フライパンの購入を考えておられる方には、リバーライト鉄フライパン極をお勧めします。
私が使っているのは「旧タイプ」のものですが、新しいタイプのものが出ているようなので、そちらの方が良いかもしれません。


柳宗理 鉄フライパンは…

デザインがおしゃれ
両側どちらからも液体が注げるようなデザインになっています。形もおしゃれです。

全体的に使いやすい
使い勝手が全体的に良いです。これぞ!鉄フライパンって感じです。

耐久性抜群
この鉄フライパンが2012年から、一番長い付き合いです。
一度、取っ手のネジが緩みましたが、締め直したらまた問題なく使えています。
ずっと問題なく使えるのでありがたいです!

以上、鉄フライパンについてでした。
経済的でコスパも良く、慣れればとても使いやすいので、おすすめです。

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