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テレアポで、アポが取れない時のメンタル維持方法【テレアポブログ】

   

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営業経験0の会話苦手な人間が、ひょんなことからテレアポをすることになりました。果たしてテレアポのコツを5ヶ月で掴むことはできるのでしょうか?検証しました。

テレアポをしばらく続けていた中で、今回は、テレアポで、アポが取れない時のメンタル維持方法について、経験から感じたことを書いていきます。

テレアポが苦手な人の、アポが取れない時のメンタル維持方法って何かある?

そんな疑問を抱える方へ。
今回は第5回ですので、前回の記事はこちらをご覧ください。
テレアポが苦手なド新人でも、コツを掴めるか?検証
テレアポでは架電数が大切!苦手でもコツを掴めるか?
テレアポのコツは?上手い人、取れる人の特徴
テレアポで身につくスキルには何がある?

この記事を書いているのは、テレアポのテの字も知らない、営業のえの時もしたことがない、1人の時間大好き人間です。
そんな会話苦手な人間が、5ヶ月でテレアポの「コツ」を体得していくことはできるのか…、今回は、アポが取れない時のメンタル維持方法について経験から感じたことをまとめていきます。

テレアポで、アポが取れない時のメンタル維持方法

何度もになりますが、私の場合、しばらくテレアポを続けていても、全く取れませんでした

この「しばらく」の期間というのがどれくらいかと言いますと、5ヶ月です。
3ヶ月間は結構な頻度でテレアポを行なっており、あとの2ヶ月はニーズがあるところのみに電話していた、という感じです。

…もちろん、業種や対企業、対個人へのテレアポかどうかによっても変わってくるので一概には言えませんが、私の状況で考えますと、アポ取得まで5ヶ月かかったのは、恐ろしく時間がかかったと言えると思います。
というのも、周りの方々がみんなすごい勢いでアポを取っていたからです…。泣

「おい、あいつまだ取れてないけど大丈夫か?」

レベルでした。

私と同じ時期にテレアポを始めた方は、なんと初日に1件アポ取得に成功。
また、私よりも後から始められた方々も、続々とアポ取得に成功。
しかも、なんなら何件も。

こういうニュースを聞くと、「おめでとうございます!」と思う反面、「やばいやばい!私も取れないとやばい!」と焦っていました。

…それでも、基本的に楽観的な性格なので、「そのうち取れるだろう」と腹を括っておりましたが…
予想、大外れ。

待てど暮らせど、取れませんでした。

ただもちろん、全く収穫がなかったわけではありません。
今忙しいから、また○月になったらかけなおして」と言っていただいたケースが4件あり、それが最終的に(5ヶ月後に)4件とも全てアポに繋がりました。

が、それまでの5ヶ月はずっと「アポ0件の人」であり、その5ヶ月間が

結構メンタルにきました

ので、アポが取れない時の「メンタル維持に役に立った方法」をまとめておきます。

テレアポにおけるメンタル維持方法1. 最悪との比較

テレアポがメンタルにくる理由として、相手が企業の場合、本当に時々なのですが、「怒られるから」ということが言えると思います。

怒られると、自分が否定されたような気持ちになって凹むんですよね。
そして、また怒られたらどうしようって思うと、電話をかけるのが怖くなってしまう。

そんな時に私がよくメンタルを保つために使っていたのが、「最悪との比較」です。
最悪の状況と比較することで、今の状況はマシだ、とか、ありがたい、と思えるということなのですが、具体的に「最悪の状況」って何でしょう?

私の場合は電話でなく、某大手企業の営業をされている方の、あるエピソードでした。
それが以下のようなものです。

目の前で名刺をビリビリに破かれたことがある(!)
もう来るな!と水をかけられたことがある(!)

ひぃいい!何それ怖い!

それだけ怒られるなんて、どんだけしつこく通ったの?…という質問はおいておいて。

この方は、そんな経験があるため、「電話で怒られることくらい、なんともない」らしい。
むしろ「アポが取れたらインセンティブがもらえるなんて、なんて良い仕事なんだ!」みたいな発想だそうです。

いや〜、メンタルが強い人っていうのは、存在するんですね。

私はこのエピソードを辛くなるといつも思い出して、「あの人よりマシだ…電話越しに怒られるだけなんだから…」って自分に言い聞かせて、メンタルを維持していました。

ちなみにこの最悪な状況と自分の今の状況を比較して、「あの時よりはマシだな」と考える方法は、テレアポだけでなく、結構いろんなところで使える方法です。
(戦争経験のある祖父がいつも使っていた方法です)

テレアポにおけるメンタル維持方法2. 笑顔を作る

二つ目は、かなり基本的なことですが、電話をかけるときに、いつも「笑顔を作る」ことです。
もちろん、先方に顔は見えないですが、笑顔を作るだけでも声が楽しそうになるんです。

声が楽しそうになるだけでなく、脳には、「笑顔になるだけで楽しい気持ちになってくる」という構造があるみたいなので、いつも口角を上げて、笑顔を作っていました。
心の中で「ヒィィ!もう電話かけたくないよ!いやだよ!」と思っていても、無理やり笑う。

完全に形から入るパターンです。

これも、基本的なことですが、結構効果がありました。

架電前にはいつも口角を上げて、ニコニコしながら電話のコールを聞いていました。

電話のコールも鳴らず、プープー…と、話し中のような音になる時も結構あって、「あぁ、着信拒否されちゃったな…」ということがあっても、ひたすら笑顔。
口角を上げて、笑顔で、次。

余談ですが、この「着信拒否」はテレアポあるあるですよね〜。
「着信拒否されてしまった」とわかった時って、地味〜にメンタルにきますが、怒られるよりマシですよね(最悪との比較)。

次いきましょう、次。

テレアポにおけるメンタル維持方法3. 「できるようになったこと」を積み上げていく

これは、先輩からいただいたアドバイスです。
テレアポってどうしても「拒否される」のが当たり前の世界なので、アポが取れる確率自体はとっても低い。
ですから、「今日はアポが取れたかどうか」で出来を判断してしまうと、メンタルがやられてきてしまいます。(まさに私のことなんですが…)

どうしよう…というメンタルになってきたときに、先輩が「できるようになったこと」を数えなさい。とアドバイスしてくれました。

自然に相手の話を聞けるようになったとか、スクリプトを読まずに話せるようになったとか、ゆっくり話せるようになったとか、本当に些細な、小さなことで良いからと。

そのアドバイスを実践してみたところ、確かに、できるようになったことを毎日省みて積み上げていくことで、より明確に「成長している」実感が得られて、小さな達成感が得られました。

達成感って、重要ですね〜〜。

ただ、「できるようになったこと」を探しても、全く何も見つからない日も、結構あるんですけどね…苦笑
そういう日は、考えても考えても、ひたすら必死に架電をしていたので、一体全体、何ができるようになったのか…?全く見つけられないのです。笑

でも、とにかくなんでも良いから無理やりにでも絞り出して、「よしよし!」って小さな満足を積み重ねていくことをしていると…見つけられるようになってきます。

「小さな達成感を積み重ねる」こと。
これも、メンタル維持に役に立ちました。

テレアポにおけるメンタル維持方法4. 「成功例、嬉しかったこと」を重視

メンタル維持方法、4つ目は、結構これで持っていたんじゃないかと思うことがあるくらい大事なことで、3つ目とも似ているのですが、「嬉しかったこと」をいつも思い出すということです。

テレアポをしていると、なぜか、どうしても断られたことや、怒られたことなど、マイナスに意識が行きがちです。

このご時世、在宅でテレアポをされている方も多いと思うのですが、一人でテレアポをやっていると、みんなで励ましあえないので、よりメンタルが豆腐になってしまう確率が高いんじゃないかと思います。

私も在宅だったので、誰にも愚痴ったり話したりして発散することができず、「あぁ!テレアポを経験している誰かと共感しあいたい!泣」と何度も思いました。

そんなとき、一人で抱え込んでしまうとメンタルが崩壊しますので、自分で意識して、成功例や嬉しかったことに焦点を置くことをして、メンタルを維持していました。

…具体例を挙げてみます。

例えば、忘れもしないんですけど、女性の少し年配の社長に電話が繋がったときです。
まだ慣れないときで、しどろもどろで要件を伝えていた私の話を、静かに聞いてくださいました。
その社長は弊社のサービスは必要がない状態で、完全に間に合っている状態だったのですが、そのことを「ごめんね」と言いながら説明してくださって、最後に、

「おつかれさま」

と言ってくださいました。

その後、丁重にお礼を伝え、電話を切ると…。私の目は自然と涙目に。

しゃちょおおおおお!!!

も、もう一回かけても良いですか…!(迷惑)

きつい時に誰かがかけてくださった優しい言葉って、絶対に忘れませんね。

この社長も、そうやって苦労をして、断られ続けながら、営業をされた経験がおありなのかもしれません。
心から労ってくださった言葉だったのがわかって、ずぅっと心に残り、きつくなってくると、この出来事を思い出していました。

他には、架電した先の社員のおじさんが、「おつかれさま」と声をかけてくださったこともありました。

これもむちゃくちゃ感動しました。
な、な、なんて優しいんだろう…。

たった一言ですが、なぜここまで感動するのか?を考えてみると、お忙しい中、突然お電話をして貴重なお時間をいただいているにもかかわらず、自分のことではなく、私の状況や心境を理解し、突然電話をしている相手(私)のことを思いやって声をかけてくださっているからだ、とわかりました。

本当に凄いですよね。どれだけ共感能力高いのでしょう。涙

何気ない時に、こんな風に相手に優しくできる人になりたいです。涙

心から見習いたいですし、こうやってキツイ時に優しくされた経験というのは、アポを初めて取れたときと同じくらい、嬉しかったです。

他にもメンタル維持に役立った「嬉しい出来事」は、初めて社長というキーパーソンと、会話っぽいものができたときです。
テレアポって、潜在しているニーズを発見していく仕事なんだ!こうやって役にたてるんだ!と社長と話せて実感ができたので、このときの体験もすごくメンタル維持に役に立ちました。

無理やりにでも、良かったこと、嬉しかったことを探して、そのことを心の支えに頑張る。
私は、これでアポが取れない時期を乗り越えていました。

テレアポにおけるメンタル維持方法5. 『今は通過点』逃げ道を用意する

そして、最後は、逃げ道を用意することです。

なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが…

テレアポが本当に上手な方っていらっしゃるんですよね。
私は、そういう方の話を聞いて驚愕しました。

もう、真剣にアポを継続的に、高い確率で取ってこられる方。プロのテレフォンアポインターですよね。
すごすぎます。そういう方も、中にはいらっしゃる。

でも、そこまで極めたい方や、テレアポまじで得意だ!天職だ!と感じられる方を除いては、テレアポは成長のための通過点かもしれません。

ずっと続くわけじゃない。

そんな風に、自分を成長させるための「通過点だ」と捉えて、「いつまでも続くわけじゃない」と逃げ道を用意するのも、効果がありました。

怒られても失敗しても、目標を設定して、「今これで私は成長している!これは通過点だから」と捉えることで、踏ん張れた気がします。
楽しむ努力をして、がんばって、でもやっぱり楽しめなかったら、ある程度自分が成長し、納得ができたら、次に進めば良い!と。
また新たに何かに挑戦すれば良いじゃないか!と。

そういう気楽さを忘れずにしておくと、メンタルを維持しやすかったです!

アポが取れないときのメンタル維持方法まとめ

以上5つ、テレアポが取れない時期に、メンタルを維持するために実際に役に立っていたことをまとめてみました。

私は営業経験がなくて、割と細かいことを気にするタイプなので、テレアポのように「数を打てぇぇぇ〜!!考えてないで動け!!」みたいな、スピード感のある仕事は初めてで、本当に戸惑いました。

私は本当に大変戸惑ったり涙目になったりしながらやっていたのですが。
これが全くメンタルに来ないツワモノも存在するんですよね。
そういう人の存在を知ると、自分のテンパリぶりがちょっと笑えてきちゃう時もありました。
尊敬の念がすごく湧き上がってきます。
ちょっとそういう人からパワーをもらいつつ…

テレアポに限らず、明るい面を見て、メンタルを維持していこう!と思います。

大変なことって、自分の幅を広げてくれますよね。
大変に感じた分、絶対に成長しています!
営業、テレアポができる方々。本当に尊敬します。
今日も本当にお疲れ様です。

 - テレアポ奮闘記