アルバートハモンド「カリフォルニアの青い空」のエピソード
2020/11/10
スポンサードリンク
アルバート・ハモンド「カリフォルニアの青い空」のエピソードを知りたい。
というお悩みを解決します。
この記事を書いているのは、留学経験あり翻訳者。
60-80年代の洋楽が好きです。
そんな洋楽好きが、アルバート・ハモンド「カリフォルニアの青い空」のエピソード「についてまとめていきます。
アルバート・ハモンド「カリフォルニアの青い空」のエピソード
“It Never Rains In Southern California”
邦題は、「カリフォルニアの青い空」
イギリスのシンガーソングライター、Albert Hammond(アルバート ハモンド)による、1972年のヒット曲。
この歌を歌っているアルバート ハモンドは、作詞家であるMike Hazlewoodと共に、この曲を作り上げました。
「叶えたい夢があって、ずっと頑張って追っている!元気を出したい…」という時に聴くのに、ぴったりのエピソードを持った曲です。
songfacts.comより引用させていただきながら、ご紹介させていただきます。
カリフォルニアの青い空は、売れる前の苦労から生まれた
時は遡り、アルバートが売れる前のお話。
アルバートは、世界を旅していました。
そして、困っていました。なぜ?
売れる前ですから、彼にはお金がなかったんですね。
あまりにもお金がない。でも生活していかなきゃ、食べなきゃならない。困った彼はどうしたか?
…アルバートは、物乞いをして命をつなぎました。
時折、スペインの駅で物乞いをしていたんです。
経済的に、相当切羽詰まっていた様子が伺えますね~。
ただ、それだけの苦労をしてでも、歌手になる夢を置い続けていたという…。
その姿勢が凄いです。見習いたい根性。
さてさて、駅で物乞いをしていたアルバート。そこへ…
声をかけてきた一人の男性。
なんと、たまたま旅行でスペインを訪れていた従兄弟にばったり遭遇。
物乞いをしていた姿を、目撃されてしまいました。
あっちゃー。親戚に目撃されてしまった。これは痛い。
自分が物乞いをしている姿なんて、知り合いには、惨めで見られたくないに決まっています。
そして、その従兄弟というのが、なかなかはっきり物を言う方だったようで、アルバートにこんな風に言ったそうです。
“you should be ashamed.”
涙が出そうになるきつい言葉で、私が言われたら立ち直れなさそうです…。
訳してみますと…。
…「お前、恥を知れよ」。
辛いですね。辛い。
どんな確率の偶然でしょうか?スペインに居たら親戚と出会ってしまうなんて?それもどん底の時に?
さて、アルバートの物乞いを目撃し、きつい言葉を放った従兄弟。
この後、どういう行動に出たか?考えてみてください。
アルバートを殴った?
いやいや実は良い奴で、お金をくれた?
正解は…
まぁ、…話すでしょうねぇ。やっぱり、心配だったんでしょうね…。
「息子が物乞いをしているなんて知ったら、父親は絶対に止めさせようとするし、…おかしくなってしまう!」と考えたアルバートは、とにかく一番、父親に物乞いをしていたことを知られたくなかった。
「どうか父親には、僕がしてたことを伝えないでほしい」と必死に従兄弟を口止めしたようです。
…が、それもむなしく…。
従兄弟は父親に話してしまったと。
一番バレたくない人にばらされてしまった。うーん、ドラマみたい。
…これを知られて、お父さんと、どうなったんでしょう。成功して、歌手として認めてもらえるまで、相当大変だったのではないでしょうか。
この後、アルバートとお父さんとの関係はどうなったのか?
…残念ながら、細かいことは分かりません。
が、分かっていることは、その後アルバートがヒット曲を生み出して成功した。
歌手としての夢を叶えたこと。
この曲についての、アルバートご本人の言葉の一節を“Society of Rock”というサイトから引用させて頂きますと…。
“That struggle you go through, that’s It never rains in Southern California, the story of my life.”
『苦労をした経験、それが「カルフォルニアの青い空」さ。僕の人生のストーリーだよ。』
…若い頃、売れるまでに相当苦労をされたようですね。
そして、そういった若い頃の苦労の経験から、この曲は生まれたと。
諦めずに成功し、その苦労をバネにヒット曲を生み出したんだから…凄いです。
夢を追い続けて努力した結果、成功したという話からは勇気を貰えますね~。
家族に知らせず、物乞いをしてまで…、相当厳しい生活をしていた中、家族からの風当たりも強い…。
「もう夢を追うのはやめて、真面目に働け」なんて言われたのかな?…なんて、想像が膨らみますが…。
少し悲しい時とか、辛い時に聴くとすごく励まされますよ。皆、辛いことを経験されて頑張って、成功されているんだなって。
雨の降る季節にぴったりな、少し切ない歌詞とメロディに癒される1曲です。
歌詞のイメージ
歌詞の内容は載せられませんが、イメージとしては…
だけど、知らなかった?降るんだよ、雨は。
それも「どしゃ降りの雨がね」。
カルフォルニアは、天気の良い日が多く雨が降らないことで知られている都市です。
そこで、「どしゃぶりの雨」が降るんだよ、と。
苦労をしていたときの、心情が表れていますね…
この時代の歌っていうのは、何となく比喩的な物言いというか、遠回しの歌詞だったり、優しい音だったりが、魅力的です。
故郷から出て来て、厳しい現実にぶち当たっている。 そんな心境とリンクするような歌詞の内容となっています。
雨は、色んな名曲で題材にされていますが…、色んなことを感じさせてくれますね。
歌詞も切なく、メロディや音も優しい感じで癒されます。
しっとり聴くのにも、おすすめな1曲です。
今、頑張って夢を追っている方にも特におすすめです。