薮から猫

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有名曲Sweet Caroline(スイートキャロライン)のエピソード!

      2019/02/18

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『Sweet Caroline』

1969年リリース、Neil Diamond(ニール ダイアモンド)の有名曲。
サビの部分を聴くと頭から離れなくなります。歌っちゃう。

(ちなみに、このNeil DiamondはThe Monkeesの有名曲“I’m a Believer”を書いたことでも知られています。
この曲は、Smash Mouthというバンドがカバーしたバージョンが、映画「シュレック」などの主題歌にも使用されたので、ご存知の方も多いかと思います。とっても明るい歌で良いですよね!)

さて。
“Sweet Caroline”に話を戻します。

この曲の題名ともなっている“Caroline”って、何?というと、シンプルに、「女性の名前」ですよね。

この曲はどうやって出来たの? この”Caroline”って、誰なのか?そんな疑問について、まとめてみました。

『Caroline』って誰?

この歌で歌われている、Carolineとは誰のことなのか?については、長年、様々な説があったようです。

そしてずっと事実だとされてきたのが、有名なアメリカ大統領、John F. Kennedy(ケネディ大統領)の娘、Caroline Kennedyについての曲だ!というもの。

これは、2007年、Caroline Kennedy50歳の誕生日パーティでダイアモンドがこの曲を披露した際、この曲はCaroline Kennedyについての曲だと話したことに起因しているようですよ。(当初は、Caroline Kennedyがこの曲のインスピレーションだというのを否定していたようですが…)

そしてその2007年、ダイアモンドはこんな風に話したそうです。引用してみますと…

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“I’ve never discussed it with anybody before – intentionally.
I thought maybe I would tell it to Caroline when I met her someday.
I’m happy to have gotten it off my chest and to have expressed it to Caroline.
I thought she might be embarrassed, but she seemed to be struck by it and really, really happy.”

『今までわざと、誰にも話さないようにしてきたんだ。いつか、キャロラインに会った時に伝えようと思っていたから。僕の思いをCarolineに伝えられて、とても嬉しいよ。彼女はもしかしたら、恥ずかしがるかもしれないと思っていたけど、彼女はとても驚いてから、すごく、すごく喜んでくれたんだ。』

60年代、貧乏なソングライターとして生活していたダイアモンドが、ある日雑誌で、とても無邪気で可愛らしいCaroline Kennedyの写真を見たことから、その彼女をインスピレーションとして、この曲を作った、ということのようです。

…そして、この話についても、本人は間違いだったと言うわけでもなく、キャロライン ケネディさんに影響を受けたことは確かのようですが。

しかし、この曲のインスピレーションが全て、キャロライン ケネディさんから得られたというわけでもないようです。

というのも、2014年。
CNNにも記事がありましたが…ダイアモンドはこんな風に話しています。

“The song was about my wife at the time — her name was Marsha (Marcia) — and I couldn’t get a ‘Marsha’ rhyme.

この曲は、その時の僕の妻、マーシャについての曲なんだ― だけど、「マーシャ」という名前では、うまく詞が作れなかったんだ。』

(少し英語の話をすると、上で出てくる「rhyme」は「韻を踏む」という意味のある動詞です。ですから、日本語訳として「うまく韻が踏めなかった」と直訳することもできます。要は「マーシャ」という名前のままでは、曲として綺麗にまとまらなかったみたいです。)

そして、何か歌にするのに良い名前はないかと探して、『Caroline(キャロライン)』が良い!となったようです。

この話が出てから、

“Sweet Caroline” lyrics.. they were NOT inspired by JFK’s young daughter.

「スイート キャロラインの歌詞…ケネディ大統領の娘にインスピレーションを得た曲ではなかった」

“Neil Diamond is a great manipulator of the media, and has shifted his story about this song to fit the occasion.”

「ニールダイアモンドは、メディアを巧みに操る操縦者。機会に合わせて、この曲のストーリーを変えてきた」

なんて風に、ネット上でもたくさんの記事が出されました。

どれがどれだけ真実なのか。何はともあれ、ニール ダイアモンドは、話題作りに事欠かない、明るいエンターテイナーのようですね!

ちなみに…この曲について。

ニールダイアモンドにインタビューをし、『He Is . . . I Say: How I Learned to Stop Worrying and Love Neil Diamond』という、彼についての本を書いた著者、David Wildさんは、こう話しているようです。

“Diamond says that ‘Sweet Caroline’ just seemed to come out of ‘the excitement of the moment.’
More specifically, Diamond’s excitement seemed to focus on a chord in the song’s ‘touching hands’ section, a relatively unusual A6 chord that he had never played before.”

『ダイアモンドは、Sweet Carolineは「わくわくする感覚」から生まれたと言っていた。もう少し具体的に言うと、ダイアモンドのわくわく感は、”touching hands” と歌う時の音に、焦点が当たっていたようだ。
比較的珍しくて、彼が今まで一度も弾いたことのなかったA6コードの音に。』

音楽的なことは、私はよく分かりませんが…、なるほど。
そういった音への興奮、わくわくした感覚も、この曲の元になっているようです。

曲の歌詞について、かなり大雑把に紹介すると、愛しの可愛いキャロラインといると…最高の気分だ!という感じの内容の曲です。とっても明るい曲ですね!

レッドソックスの応援歌

そしてこの曲は、ボストンを拠点に構える野球球団、レッドソックスがホームで試合をする際、応援歌として10年以上もの間歌われている曲です。

この曲が使われ始めたのは、厳密には1997年だそうですよ。

そして、どうやらこの曲をかけ始めたのは、Amy Tobeyという人物のようで、野球にもボストンにも一切関係のないこの曲が使われ始めた理由は、単純に、Amyさんが「この曲を好きだったから」だそうです。笑

アメリカらしい感じのゆるい決め方が面白いですね。笑

2013年、ボストンマラソンの爆弾テロ事件が起こった際は、レッドソックスの良きライバルであるニューヨークヤンキースが、ボストンの街への応援の気持ちを表すために、この曲をかけていたという、温かいエピソードもあります。

ダイアモンド自身も、2013年、この曲の印税をボストンマラソン爆弾テロで被害を受けた方々のために寄付すると発表しました。

長い間、世代を超えて色んな想いを繋いでいる曲なんですね。

サビの部分が特に、一度聞くと頭から離れないとてもキャッチーな有名曲です。

ということで、そんな背景をふまえて、また曲を聴いて歌ってみてはいかがでしょうか。

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