日本最大級!巨大クモ「軍曹」を知っていますか?軍曹と寝室で出会った話

真面目に考えてみた

超巨大なクモが部屋に居たんだけど?あのクモって一体何?!

と、戸惑っている方へ。
私も完全にその気持ちがわかります。

部屋に出現した、あの超巨大なクモは一体なんなのか。

超巨大クモ「軍曹」を知っていますか?軍曹と寝室で出会った話

9月。
まだまだ秋が遠く感じる、とても暑い日の夜のことでした。

私はいつもの通り、自分の部屋のベッドの上でスマホを触りつつ、くつろいでおりました。

そして、しばらくベッドの上でゴロゴロした後、お風呂に入ろうと起き上がりました。

…と、部屋の扉を出てすぐに、スマホをベッドの上に忘れたことに気がついた私は、くるっと振り向いて、再度部屋に戻り、ベッドに近づきました。

それで、ベッドの上のスマホを手に取るとー
何気なく、ベッドと壁の間の隙間に目を向けました。

…そしてこれが、私と軍曹との出会いの瞬間でした。
息が止まりましたね。というか、目を疑いまくりました。

部屋に現れた超巨大グモ「軍曹」

未知の生物を、予期せぬ場所で見つけた時のリアクションというのは、難しいものがあります。

あまり大きな声を出すと、相手が逃げてしまうかもしれない。
でも、この驚きを表現したいー

そんな矛盾する気持ちを抱えた私は、必死に小さな声で、最小限の動きで、足音をあまり立てないように- でも全速力で- 自分でも聞いたことがなかったような奇声を発しながら隣の部屋へ避難しました。(ご想像にお任せします)

そして、隣の部屋でくつろいでいた家族に向かってこう言いました。

「めっちゃでっかいクモがいる(呆然)」

でもね、「めっちゃでっかい」クモって言ったって、多くの人は「大したことないだろう」と思うんです。

なぜなら、私の家はごく一般的な住宅街にあり、超山の中とか、超田舎にあるというわけではないからです。
まさかまさか、そんなに大きな生物が部屋の中にいるなんて思ってもみない。

私も、家族がもしそんな風に報告してきたら、8割方「大げさやろ」って思います。

言うて「クモ」ですからね。
大きいクモって言ったら、足が長いとか、時々「デカ!」ってなるクモいますけど、まぁ、せいぜいあんな感じでしょうと。
一瞬はびっくりするけど、すぐに冷静に戻れるサイズのクモです。

ですから、

「めっちゃでっかいって…。また大げさやなぁ。
クモでそんな騒ぐなよ。」

私の家にはそんな雰囲気が一気に漂いました。

ちなみに、私も含めて、私の家族は皆、基本クモが苦手ではありません。
むしろ小さいクモなら「可愛いな」というレベルです。
だから、皆反応が冷静なんです。

しかし。
私の一言で家族の様子は一変しますー

「人の手ぐらいの大きさのクモなんだけど」

え?人の手?

軍曹クモ- 超巨大って、どれくらい大きいの?

「人の手ぐらい」と言ってもあの軍曹グモの大きさが伝わらない気がします。

でも、下を向いてみてください。
あなたのその手が- その指の一本一本が- クモの足だったとしたら- ?
結構大きいですよね。

そうなんです。
結構」どころじゃないんです。

もうとんでもなく、めっちゃ大きいんですよ。
完全に予想をはるかに超えてきます。

日本の住宅地にある民家(室内)に登場できるレベルではありません。

あのクモを初めて見た時の私の驚きをどう表現したら良いかわかりませんが、明らかにサイズ感が一人だけ(一匹だけ)バグっているんです。

ここは本当に日本?私の部屋だけ時空歪んだ?
アマゾン?オーストラリア?ガラパゴス?みたいな気持ち。

ポケモンで例えると、まだ冒険が始まったばかりのマサラタウンで、草むらに入ってレベルを上げていたら、ポッポに混ざってギャラドスが出てきたような感じです。(ポケモンをやったことがある人にしかわからない会話ですみません)

腰抜かします。

…このクモ、正式名称は「アシダカグモ」といいます。

足まで入れると、サイズは大体、CD1枚分

大きいですよね。そうなんです、くどくて申し訳ないんですけど、めちゃくちゃ大きかったです

家族も一目、目にして動揺しました。
「え?!デカっ」

「軍曹」と呼ばれる理由

しかも。
このクモのすごいところはその大きさだけではありません。

体が大きいと、その分「動きがゆっくりなんじゃないか」って思いませんか?

ポケモンのカビゴン然り、
ドラゴンボールの魔神ブウ(初期バージョン)然り、
ドラえもんのジャイアンですら、体が大きい分、パワー系であって、あんまり動きが素早いイメージはないですよね。

このクモの大きさに圧倒された私は、「なんだかんだいっても大きいから動きはスローなはずだ」と完全に固定概念で相手を見て、「そっと捕まえて外に出してあげて」と家族におそるおそる頼んだのですが…。

その固定概念が完全にひっくり返りました。

そぉっと家族が近づいた瞬間…
クモが動いたので、私たちは再び息を呑むことになったのですがー

動きがとんでもなく速いんです。

カビゴンも魔神ブウもジャイアンも真っ青のスピード。

見た目が大きいだけじゃないんですよ。
動きがめちゃくちゃ速いんです。(二回目)

それだけでスペックが高すぎて驚くんですけど、この軍曹のすごい所はこれだけではありません。

Wikipediaより、引用します。

徘徊性で、網を張らずにゴキブリなどの獲物を待ち伏せ、目の前に来た獲物を捕食する。日本に生息する徘徊性のクモとしては最大種で、人家に棲息する大型のクモとしてよく知られている。

ヒィィイイイ!!

あの最強の虫、Gを?!!!取れるだけの素早さとパワー?!!

このクモの通称である「軍曹」。
ピッタリだと思いませんか?

ファイターなんです。だから「軍曹」。
どなたが付けられたのかわかりませんが(wikiによると千葉県から始まったらしいですが)、これ以上の通称はないと思いました。

さて。
部屋の真ん中から、一気に物凄いスピードで部屋の隅、私の方まで移動した軍曹さん。
私の恐怖はここで急上昇し、大きな声で叫びながら寝室をあとにしました。

というか、まずこれだけの大きさの軍曹が、一体どこから入ってきたのか?という侵入経路も物凄く気になりますが、それよりも大きな問題として私の頭の中に浮かんだのは、私この時風邪をひいていて、結構な時間を自分の寝室で過ごしていたんです。

さて、そんな私がしょっちゅう過ごしていた寝室で、この強い軍曹は、いつから私の寝室の、ベッドと壁の間にいたの?
もしかして、私はずっと軍曹さんと共に夜を過ごしていたんでしょうか?(ロマンチックな言い方にしてみました)

なぜ寝室に…。
言葉を失う家族と、そんなことを考えつつ叫び散らかす私(役立たず)。

軍曹さんの大きさとスピードを見た家族も、「捕まえて外に出すのは無理だぞ…」とつぶやきました。

そんな殺生な。あきらめないで!(過去よく流れていたCMのトーンで)

まさかあんなに大きなクモが現れると思ってもみないですから、どうして良いのかわからず、完全に右往左往。
興奮しすぎて、変なテンションです。

なんとか外に出てもらうしかありません。

「軍曹」ありがとう、さようなら

そして、最終的には、軍曹を傷つけないよう、掃除機の大きめのホースで、「超弱」で優しく優しく吸い込んだ後、掃除機を外に出し、フィルターを急いで開け、夜通しその掃除機を放置。

そして次の日の朝、掃除機の中をのぞいてみると、もうそこに軍曹さんはいなかったので、きっと無事外へ出て、森へ帰っていったのでしょう(普通の住宅地ですが)。

軍曹、掃除機で吸われた時、痛くなかったかな。ごめんなさい…。
でもいなかったということは、無事外に出てどこかで生きておられることでしょう。

死ななくてよかった。

この苦肉の索で、ようやく落ち着きを取り戻した我が家でしたが(というか騒いでいたのはほぼ私だけでしたが)、軍曹がいなくなった後、ある考えが私の頭に浮かびました。

「ちょっと待って。軍曹がいたってことは、軍曹の餌であるGが、うちにたくさんいたってことか…。」

そして調べてみると、wikiにこんな記述を見つけました。

アシダカグモが2~3匹程度居る家では、大きな巣を作り繁栄しているゴキブリが半年以内に全滅するという。その後は別の獲物を求めてその家から姿を消す。

軍曹すごすぎる。

軍曹さん、ありがとう。びっくりし(すぎ)てごめんなさい。
また帰ってきてね。

おわりに

少し無理やり外に出してしまったし、かなり怖がってしまったので、軍曹に悪かったな…と思って反省していたところ、基本、軍曹は外に出しても、餌となるゴキブリがいればまた帰ってきてくれるらしいです。

よかった!じゃあまた会えるね!(錯乱)

…ということで。
以上、あまりにも驚きすぎたので、あの衝撃を思い出して、書いてみました。

と、このブログは一応「英語」テーマのブログであることを(今更)思い出しましたので、英語の話を少し付け加えておくと、「軍曹」は英語で「sergeant」といいます。

この大きなクモは「軍曹」と呼ばれています。
This huge spider is called “Sergeant”.

ちなみに、「外科医」を意味する「Surgeon」と微妙~にダブってしまう時が私にはあります。別物なので、お気をつけくださいね。

…以上、無理矢理英語の勉強もしてみました。

とんでもない大きなクモを見つけた方へ、お役に立てば幸いです。
それはきっと「軍曹」かもしれません。

軍曹、生態系を守ってくれてありがとう…。
でも、できれば寝室はやめてほしいな…。

…頭では軍曹は優しいクモだと理解していても、それからしばらく数日は、寝室に向かうたびビクビクしていました。
というか今でもベッドと壁の間を毎回確認していますけどね。笑

人にしろ虫にしろ、出会いを大事に生きていきたいです。
ちなみに、今回は軍曹との出会いでしたが、海外旅行の際、街との出会いについても書いています。興味がありましたらこちらをご覧ください。

無事、元気で生きてくれているといいなぁ。

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