薮から猫

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A-ha(アーハ)の曲Take on Me(テイクオンミー)のエピソードと魅力

      2020/11/05

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昔の洋楽が好きで、魅力を勝手に語ります。

昔流行った曲といえば色々ありますが、“Take On Me”は、かなり有名なのではないでしょうか。
この曲は、
ノルウェー出身の3人組バンド、A-haによって、1985年にリリースされた1曲で、80年代を代表する曲の一つです。
日本でも流行ったので、聞くと青春時代を思い出す!という人も多いはず。

1985年かぁ。もう数十年前ですねぇ…。
ちなみに、この曲が流行った85年の主な出来事としては…

任天堂のファミコンが流行る。
日本航空123便墜落事故
女優の夏目雅子さんが死去
太眉とリュックが流行る
「新人類」などが流行語

…こんな時代だったようです。色んなことがありました…。

ちなみに、最後の「新人類」は、1960年~70年辺りに生まれた若者のことを呼ぶ言葉だそうですよ。知らなかったです。
最近では若者のことを「ゆとり世代」なんて呼んでますけど…いつの時代も、こいういうのってあったんですね。おじさま達、若い頃は「新人類」と呼ばれていたなんて〜。なんだ一緒じゃないですか〜。
年代が違っても仲良くしていきたいですね。

さて、本題に戻りますが、そんな85年に流行った“Take on me”

ドライブの最中とか、盛り上がりたい時、元気を出したい時なんかにぴったりの曲です。

エピソードは?

この”Take on Me”は当初、’Lesson One’ というタイトルの曲として誕生したようです。歌詞は今と違ったものの、キーボードの音などは基本的にその頃から同じだったようですよ。

そして、”Take on Me”といえば、アニメを取り入れた画期的なミュージックビデオでも有名。
このビデオ、見入ります~。当時は相当画期的だったと思いますが、今でも十分、凄い!と思います。

このミュージックビデオは、マイケルジャクソンの”Billie Jean”や、The Human League の“Don’t you want me”などといった有名アーティストのミュージックビデオを数多く手がけたSteve Barronが監督したもので、1986年の MTV Video Music Awardsではなんと、6つもの賞に輝きました。
a-haのキーボード担当、Magne Furuholmenもこんな風に話していますので、ちょっと引用させて頂きます。

“I have no doubt that the video made the song a hit”

― (2010年の”ローリングストーン”より引用)

訳してみると、『あの曲をヒットさせたのは、間違いなくあのビデオだ。』って感じです。

素晴らしいビデオと、素晴らしい曲。
その相乗効果で、あの歌のヒットに拍車がかかったんですね。

しかし。ビデオだけではない!

a-haといえば忘れちゃいけないのは何と言っても、リードボーカルであるMorten Harket(モートン・ハルケット)の素晴らしい声。
この”Take on Me”という曲は、どのようにあのMorten Harketの美しい歌声を生かすか?ということも考えて作られたようです。

ホントにね。あんな声してたらね。毎日1人で歌っちゃうよね。
人生の中で出会ったイイ声ランキングで、1位を争う素敵ボイスです。
「素敵な男性の声」ってどんなんだろう?と思う方は、是非聞いてみるといいのでは…。かなり参考になるはずです。
勿論、個人的な好みはあるにしても…とっても素敵です。
特に良いのが、サビのTake on meの部分の低音の声。高音の声もイイですけど、やっぱり低音部分が外せません。
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さらにさらに、甘いルックス。モートン・ハルケットは、ルックスの良さでも人気を博しました。
これだけ声がイイのに、ルックスもカッコイイってね。写真をみてみると、なるほど、納得。ワイルドでもあるし、甘い感じでもあります。
そのモートン・ハルケットのルックスの素晴らしさを表すものとして…
当時、音楽会社の役員をしていたJeff Ayeroffの言葉を”I Want My MTV”という本より引用してみます。

“I fell in love with the song.
Then I saw a picture of the band, and it was like, Do people actually look like this?
Morten Harket was one of the best-looking men in the world.”― Jeff Ayeroff

訳してみると…『(Take on Meを聴いて)あの曲に恋をした。
それからバンドの写真をみて、本当に彼らはこういう見た目なのか?って。
Morten Harket は、世界で最もハンサムな男の一人だったから。

歌も超イイのに、顔もこんなにカッコイイなんて、嘘だろ!って感じたと。
なるほど~。

同性がここまで言うんですからね。
a-haが一躍トップスターになった理由が分かります。
そんな多くの魅力溢れるa-haですが、2015年に期間限定で再結成されました。積極的に活動されているみたいですね~。一度ライブで生演奏を聴いてみたいです。

余談ですが

英語がわかる方におすすめなのが、この曲のミュージックビデオのパロディ、「Literal Video Version」というもの。Youtubeにアップされています。
Literalは「文字通り」とか、そんな意味のある言葉。直訳すると、「文字通りのビデオバージョン」。
英語が分かる、もしくはA-haが好きで英語も好きだ、という方は見てみると面白いと思います。

でも「パロディ」なんて作って、おいおい、大丈夫なの?って思いますよね。しかしこのパロディに関しては、A-haのキーボーディスト/ギタリストであるMagne Furuholmenが、2010年にローリングストーンズ誌にて好意的な発言をしていました。 (“I thought it was fucking fantastic.”)  これを訳すと…「超最高だったよ!」って感じ。

パロディが出来るくらい、時代を越えて愛される有名曲だってことですね〜。

明るくて素敵な曲です~。あんまり何も考えたくない時に大きな音でガンガンに聴くと元気が出ます。低音がかなりきいてますから…。この曲は元気な感じで、とにかくパワーを貰えます。
イイ曲だなぁ。

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