薮から猫

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留学生活をした感想や学んだことをまとめてみました

      2020/09/30

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トータルで2年半ほど英語圏へ留学生活をしていましたので、留学生活をしてみて学んだこと、留学生活の感想を書き出してみました。

様々な「違い」に遭遇し、そのたびに「次からはこうしよう」「気をつけよう」と思ったことから、本当に生活を続けた中で、シンプルに感じたことまで。

今まさに留学中の方や、これから留学生活をする方に少しでもお役に立てば嬉しいです。

英語力は上達しました

まず最初は、肝心の英語力についての感想ですが。これは、やっぱり上達しました。明らかに。年単位での留学ではなく、数ヶ月だけの留学でも、ある程度の上達を感じるのではないでしょうか。

私の場合、留学しているときは結構英語力がどれだけ上達したのか実感しにくかったのですが、帰国してから、「あぁやっぱり上達したなぁ」と感じました。

特に上達したのはリスニング。日常会話的に毎日英語を聞けるというのはやはり、言語学習的に、とても恵まれている環境ですよね。

留学中にあまり勉強せずにいた友人(笑)も、リスニングだけは結構な感じで上達したそうで、帰ってきてから数年経っても「聞き取りはできる!」と自慢げに話していました。

留学生活は、やっぱり英語にはとてもプラスでした。

意見をハッキリ言うこと

すごく有名な話ですが、日本人と違って海外の人は、やっぱり、はっきりとモノを言う人が多かったです。しっかりと意見を言わないと、取り残されてしまうこともよくありました。

だから、意見をハッキリ言う必要性を毎日の生活のなかで、感じました。

私の場合、最初の頃、ホストマザーに「アイスクリーム食べる?」と聞かれた時に、なんて答えて良いかわからなくて、遠慮をしたことがありました。

デザートなんて贅沢品ですから、居候の身でまだ慣れない仲の相手に、正直に「はい、食べたいです!」って言えなかったんです。「欲しいって言ったら、失礼かなぁ?」って。

そこで、私は「返事をぼかす」という手段にでました。「あ〜、えっと…」みたいな。曖昧な返事をしたんです。

日本で言えば、「えっ。頂いて良いんですか…?」と少し遠慮しても、「いいのよ遠慮しなくて。これ食べて」的な感じで、相手に通じることが多いと思いますが…。

ホストマザー、私の遠慮を見て一言。「なんだ、いらないのね」

そしてその後、一切アイスをもらえなくなりました。悲劇です。

ダイエットだ…!これはダイエットだ…!と自分に言い聞かせてやり過ごした、夕食後のデザートの時間。横目にアイスをおいしそうに食べるファミリーを見ながら。

…いやいや、大袈裟な。と思うかもしれません。

だって、「やっぱり私も食べたいです」って言えば良いやんと。一言、言い出せば良いだけ。

そして、それはその通り。その通りなんですけど、一言、「やっぱり私もアイス食べたいです」。一旦遠慮してしまった手前、その一言が。当時、それすらも言い出せなかったのです…(単に私個人の問題ですが)。

…何事も最初が肝心とはよく言ったもので。

この失敗経験から言えることは、欲しいなら、遠慮せずに「Yes」と言って、自分から取りに行くくらいの積極性を持った方が良かったなぁ、ということ。言わなきゃ伝わらないです。「遠慮」もまず伝わらないことが多い。

少しの勇気を出せば、おいしいアイスにたどり着けたんだから。この失敗から、ハッキリと自分の意見を相手に伝える大切さを学びました。

太りました

この「アイスクリーム」の話ともつながりますが、留学生活をしてみて、一番最初に来るシンプルな感想といえば、もしかしたらこれかもしれません。

太りました。

「太る」というのは、「海外留学あるある」の一つでもあると思います。(特にアメリカ)

私の友達でも、「留学して○kg太った」と話す留学生の、なんと多かったことか。

食生活が変化することは、これほどまでに大変なことだったのかと知りました。アメリカの方とかは特に、甘いもの大好きな方多いので、事前に気をつけようと意識しておく方が良いです。

慣れるまでに数ヶ月はかかったかなぁ…。でも人間、時間が経てば慣れてきますから、大丈夫です。「食事」の大切さを知る良いきっかけにもなりました。

私は、食後にアイスクリームを食べ(られ)なかったにも関わらず、それでも、がっつり二桁単位で太りました

留学をすると、太る人がほとんどだと思うので、特に甘いものには注意です。

ホームシックにもなった

食事とも関連して、多くの方が経験するのが、ホームシック!日本が恋しい、家族が恋しい、友達が恋しい、などなど。

今まさにホームシック真っ最中の方もいらっしゃるかもしれませんが、がんばって…。食事と一緒で、しばらくしたら慣れるので、最初が踏ん張り時ですよ。

人間って心細いと本当に涙出てくるんですよね。本当に涙が出るんです。悲しいとかじゃなくて、本当に恋しくて涙が出てくるんですよ。いつものベッドに帰りたい、みたいな。

日本のコンビニやスーパーですら恋しいし、いつもの友達が恋しいし。

慣れるまでの辛抱!で、このホームシックから、家族や友達や、安全な日本の良さをしみじみ感じました。日本って良い国ですよ、本当に。

そして、そういう時こそ人の親切が身に沁みる。優しくしてもらえると本当にうれしかったです。だから、心細く感じられている海外の人を見たら、優しくしてあげたいな…。

愛想笑いをほどほどにする

親切にしてもらった相手に、ニッコリと笑って感謝を伝えることはとても大切だと思いますが…あ、それは愛想笑いとは言わないか。

私は留学中、とても神経質だったため、緊張しているのをごまかすために笑うことや、「どうして良いかわからないからとりあえず笑っておこう」的な発想で笑うことが、しばしばありました。はっきりモノを言えないため、相手に合わせてへらへら笑っていることもよくありました。英語もたどたどしいので、「その場の空気を壊さないようにしたい」という思いがあったんですよね。

そんな中、割と人数の多いパーティへ行く機会があり、いつものようにへらへら笑っていると、男の人がスッとこちらへきて、「何がそんなに面白いんだ?」と真顔で質問してきました。

真顔で、少しいぶかしげなトーンで。面食らった私が、しばらく何も言わない(ていうか英語が話せなかったのもありますが)のを見て、スッと去っていきましたが。

「エッ」…こんなこと日本で聞かれたことなかったので、驚きました。何が面白い?…何が面白いって、別に何も面白くないけど…空気が…その、壊れないようにしようと思って…もごもご。

なんだか、泣きそうになりながら、もごもご考えていると、ふと、

面白くないのに笑っている、クレイジーな娘と思われているんじゃないだろうか。という考えが頭をよぎりました。

そうしたら、「私なんで愛想笑いなんてしてるんだ!やめよう!」という結論に達しました。

結局私は、自分が英語話せないし、どうしようとビビりまくっていたため笑顔でごまかしていたんだなぁと。そのままの自分で人前に出ることができていなかったなぁ…と。だから、全然楽しくなかったんです。楽しめないなんて、すごく勿体無い。

クレイジーな小太りジャパニーズと思われるのも嫌だったし、日本人の印象悪くするのも嫌だし、何より楽しみたいし!いつもニヤニヤへらへら笑うという愛想笑いはやめて、面白い時に笑う。

そういう当たり前な素直な感情を取り戻していこうと決意し、このことがきっかけで、その後少しずつそう行動していけるようになりました。

「何が面白い?」って聞いてくれた彼に感謝です。ストレートですごいなぁ。

ということで、親切な相手にはありがとう。楽しい時に笑う。空気を読むとかそういうことではなく、自分の気持ちに正直にした方が、留学生活がずっと楽しくなりました。

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トラブル対応をしっかりする

何か対応をしてほしいとき、トラブルが起こった時にきちんと自己主張をすること。これも留学生活をしていて学んだことの一つです。

日本人はお金持ちに思われるためか、タクシーに乗ったら、わざと遠回りされて、通常よりも料金を高く要求された、などもよく聞きます。

それに、特に女性が一人でいると、ちょっと弱そうに思われて、すぐに足元をみられることが多いです。観光客っぽい雰囲気だと尚更。

私も最初はへらへらしていたのですが、徐々にそういうことに対する耐性がついていき、「おかしいな」と思ったら、冷静に「いや、これおかしいでしょ」と納得するまで、言えるようになりました。できるだけストレートな物言いで。

わざと真顔で真剣に「頭が良さそうで抜け目のなさそうな人」に見てもらえるように、精一杯「知ってますよ」的な雰囲気で振るまうこともありました〜。内心ドキドキな時もしばしば…。笑

しかし、へらへら愛想笑いして、「YES」と答えることすらできなかったのに、しばらくしたら、真顔で言いたいことが言えるようになるとは。人間、一人だとやっぱり強くなりますねぇ。

声の大きい強面のおじさんがじろっと色々質問してきても、ドン!凛!と構え、質問を聞き、短く答える。わからない時は、わからない。とはっきり言いましょ。

目標設定の大切さ

留学生活をしていると、毎日最初は大変なので、日々を過ごすことで精一杯になっていました。

もちろん、最初はそれで良いと思いますが、慣れてくると余裕も生まれてきます。その時に、その中でどう時間を使うかが、結構分かれ道になるなぁ…と感じました。

余裕が生まれてくると、中だるみっぽくなる時があるんです。こう…遊びすぎちゃったり、楽をしようとしたり。

それで、遊んだ時も勉強を頑張った時も、色々あるのですが、やっぱり帰国してから思うのは、「勉強を頑張ってよかった」ということでした。必死に勉強をした時のことほど、良い思い出になって、しかも役に立つんですよね…。

ということで、感想として、留学は、出発前から期間が決まっていることが殆どだと思いますから、ある程度「ここまでたどり着きたい」というのを決めておくと、頑張るモチベーションになりますし、中だるみの時期が訪れた時も、ふんばるための一つの指針になると思います。TOEIC何点以上の英語力、とか。TOEFL何点以上取る、とか。

すごく当たり前のことかもしれませんが、目標設定って大事だなぁ、としみじみ感じました。

さいごに

以上、留学生活から学んだこと、留学生活の感想について書き出してみました。

大変に感じることは住み慣れた日本で生活するよりも格段に多いかもしれませんが、それだけ良い経験になるのは、間違いありません。視野も広がるし、出会いの幅も広がるし、英語ができるようになることで、アクセスできる情報量もとにかく増えます。私は頑張って無理をして留学をして本当によかったと思っています。

ということで、一人でも多くの人が有意義な留学生活を満喫されますように!

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