英語の形容詞-edと-ingの使い分けまとめ【使い方と意味】
2020/11/03
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英語の形容詞-edと-ingの使い分けについて知りたい。
そんな疑問にお答えします。
- 「退屈だな」を英語で言うと?
- 感じている当事者が中心の文章(主語)ならed
- 実践編 Confusing?Confused?
- edとing形容詞たくさん
- 留学中の失敗体験
- おわりに
この記事を書いているのは、留学経験あり翻訳者。
留学中に、このedとingを混同した英語を話して大笑いされた経験あり。
そんな英語好きが、edとingの使い分けと覚え方について、まとめていきますね。
英語の形容詞-edと-ingの使い分けまとめ【使い方と意味】
私も含め、日本人の留学生が最初によくする英語の間違いとして多かったのが、「ingとed」にまつわるものでした。
ingとed。たったこれだけの違いで、意味が大きく変わってしまうんですよね…。
早速、基本的な考え方をまとめておきます。
「-ed」で終わる時は..
感情や状態を表す
(感じている当事者が中心の文章(主語)ならed)
「-ing」で終わる時は..
特徴を表す
どういうことか、例文をあげて使い方を見ていきます。
使い分け1. 「退屈だな」を英語で言うと?
早速、「退屈だな」という例文で見てみます!
使われる単語としては、ものすごく簡単ですよね。
だけどこの文章をいざ口にしようとしたら、結構な人数の日本人留学生が間違えていました。
ということで、よく考えずに、咄嗟に答えてみてください。
と思った方もいると思います。
いや、
と思った方、正解です。
正解はI’m bored.
退屈だという「感情」を表しているので、edを使う必要があります。
ということで、この場合「Boring」ではなく「Bored」になります。
では、主語が「物事」になった時はどうなるでしょうか。
→「This game is boring」
「つまらない」という特徴を説明している
=特徴を説明しているときは、ingを使う
使い分け2. 感じている当事者が中心の文章(主語)ならed
では、今度は「interesting」を例にとって考えてみます。
「彼女は面白い人だ」
と言いたい場合、edとingとどちらにしましょうか?
→「面白い人だ」と感じている当事者は、「彼女」ではありません。
彼女のことを「面白い」と感じている誰かが、「彼女」に対して「面白い」と、彼女の特徴(面白い)を伝えている文章です。
∴ ing
答え=「She’s interesting.」
「彼女は興味を持っている」
と言いたい場合、edとingとどちらにしましょうか?
→興味を持っているのは「彼女」です。
感じている当事者である「彼女(she)」が主語の文章で、彼女の「感情」を表しています。
∴ ed
=答え: 「she’s interested.」
edとingで意味が全く変わってしまうので、使い分けを覚えておくと良いですね!
見分け方のポイントをまとめておきます。
ポイント
1. 誰が感じている?
2. 「感情/状態」なのか?「特徴」なのか?
実践編
では、このポイントに沿って、使い分けを実践していきましょう。
→1. 誰が混乱しているの?→「私」(感じている当事者が中心の文章)
→2. 私の「感情」を表している。
∴ ed
答え: 「I’m confused」
「このゲームは素晴らしい」と言いたい時は、「amazingとamazed」どちらを使いますか?
→1. 主語は「このゲーム」
(素晴らしいと感じているのは、このゲーム自体ではない)
→2. このゲームの「特徴」を表しています。
∴ ing
答え:「This game is amazing」
※This game is amazedにした場合、どういう意味になってしまうかというと、「このゲーム」に人格があって、このゲーム自身が「驚いた!驚いた!」と叫んでいる…という意味合いになってしまいます。(amazingとamazedは意味も少し変わります。)
ゲーム自体が「驚いた!!」と叫んでいる時は「ed」で良いのですが、そんな状況は普通ないですよね~。
「素晴らしい」と感じているのは「このゲーム」ではありませんから、「ed」ではありません。
「このゲーム」に対して、誰かが「素晴らしい」とゲームの「特徴」を表したいので、ingで表現します。
edとing形容詞たくさん
こういった注意が必要な形容詞は他にもたくさんあります。
interestingとinterested
excitingとexcited
amazingとamazed
confusedとconfusing
depressedとdepressing
shockedとshocking
tiredとtiring
…などなど
では、こういった形容詞を使ってもう少し使い分けを見ていきますね。
→1. 誰が感じている?=「興奮」を感じているのは「彼女」
感じている当事者が中心の文章で、「感情(状態)」を表しています。
∴edですね。
答え=「She’s excited」
→ 誰が感じている?=「憂鬱」と感じているのは「ニュース」ではない、誰か。
感じている当事者は「ニュース」ではありません。
ニュースの特徴を表しています。
∴ ingになります。
答え=「Depressing news」
※これを「depressed news」としてしまった場合、「落ち込んだニュース」という変な意味になります。
「ニュース」に人格があって、「ニュース」自身が、がっくり肩を落として落ち込んでいる場合は、「ed」で良いのですが、そんな状況は普通ないですよね~。
「このニュース」に対して、誰かが「憂鬱だ」と、そのニュースの特徴を言いたいので、ingで表現します。
留学中の失敗談
私はというと、「I’m boring」と言って、先生に間違いを指摘され、大笑いされたことがあります。
これは、間違っていますよね。
というのも、I’m boringを直訳すると、「私はつまらない(人だ)」となってしまうからです。
私って、つまらない人間なのよと。
そんなもん、わざわざ主張したい人いないですよね。
正しくは、「I’m bored」(退屈だなぁ)です。感情を表現したいので、edを使います。
疑問文でも一緒です。
「あなた退屈してる?」って聴きたいのに、「Are you boring?」(あなた、つまらない人?)なんて聴いたら、どういうこっちゃ?となってしまいますよね。
こちらも正しくは、「Are you bored?」。
私の場合は笑われてから必死に覚えました。
例文をたくさん読んで、慣れてくると、明らかに「I’m boring」というような間違いは、何も考えずに「おかしい!」と速攻でわかるようになります。
文法的に説明しろと言われてもうまくできないけど、違和感以外の何物でもない、という。
テストの時もそうかもしれませんが、いざ咄嗟に話す時などにも、こういう細かいことが、意外と出てきません。だから「話す」練習も、とても大事ですよね!
文法的にまずは知ることが大事ですが、そのあとは繰り返しで慣れていくと、そんな難しいことを考えなくても理解できるようになるので、大丈夫です!
以上、英語の形容詞-edと-ingの使い分けについてのまとめでした。