冷え性が冬の旅行の服装について真面目に考える
2020/09/30
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冬といえば、クリスマスがあって、お正月があって、そのあとはバレンタインデーがあって、いろんな行事が楽しい時期で、外出の時期も増え、旅行へ行く人も増えます。
そんな冬の旅行といえば、とっても悩むのが服装ですよね。
ということで、冬の旅行を楽しく乗り切るために、真剣に冬の旅行の際のベストな服装について、失敗談を交えて、考えてみます。
とはいえ、行き先によっても適切な服装というのは左右されるでしょう。
絶対的な基本として、
アウトドアの場合は、
ファッションを度外視した凄まじい防寒対策に重点を置くべき。動きやすい靴、外でも温かい完全防備でのぞむ。
街中をちょっと歩く、ウィンドーショッピング、ホテルでのんびり過ごす場合は、
防寒対策をしすぎると、先ほどのように、逆に室内で汗をかいてしまって汗が乾いて寒くなるということが起きかねない(何度も経験済)ため、そこまででなくて良し。
これを踏まえた上で、ベストな服装を考えていきます。
ベストな服装?
まずは、冬に旅行へ出かける際の服装ですが、第一の絶対条件として、「温かいこと」が挙げられるのではないでしょうか。
特に女性に共感してもらえるかもしれないのですが、冬はもう、とても寒くて、寒いと、本当につらいです。足先とか、手先とか、笑う余裕すら段々となくなってきて、もうとにかく中に入りましょうという感じになってきて、生気がなくなってきます。
何話しててもとりあえず寒い。
寒さに関して言えば、女性の方が血管が細いので、血流が悪く、冷えやすいというのが実際にあるようです。なので、女性にとって冬は本当に厳しい季節です。
ただこれ、同じ女性でも、冷えのひどい人とそうでない人と全然体感温度が違うので、一概に言えず、難しい話です。男性にも冷え性の方はいるし、男性でも女性でも、冷えがきつい人間というのは、本当に大変ですよね。体が震えてきますからね。
漫画のように、「あばばばば」と唇が震えますから。手足とか先の方とか感覚ないし、震えるし。もう本当に、外に出たくないという拒否感が半端ないんですよ。そりゃあ、体も必死ですよね、サバイバルがかかってるんですからね。自己防衛しようとして必死。
そんな中、例えば朝早く薄暗い中、お仕事に行かねばならない人たちもたくさんいるわけで。「寒いの平気だわ〜」っていう方々は、冬はぜひ身近な冷え性の方を気遣ってあげて頂きたいですが。
…ということで、温かいことが一番大切です。
温かい服装のコツ
温かい服装を実現するために最低限抑えておくポイントをおさらいします。
下半身を温める
よく言われることですが、下半身を温めることで全身が温まるので、下半身を冷やさないことはとても大事です。特に、足首まわりを温めるのがオススメ。
冬にはくるぶしの靴下とおさらばして、温かい長めの靴下でいきましょう。
「〜首」を温める
先ほども少し書きましたが、足首、手首、首…「首」とついている部分を温めると効果的であるということも、よく言われます。
ジャケットも手首周りに風を通さないものを選ぶとより温かいですよね。
下に温かいものを着る
コートやジャケットで温かいものを着るというのも一つの手ですが、中のインナーに温かいものを着ると体感温度が全然違います。特に最初にも書いたように、下半身。
日本に来ている外人さんで、時折冬でも半袖でうろうろされている方いらっしゃいますが。寒い国出身の方はやっぱり寒さに強い人が多いように思います。だからなのかわかりませんが、半袖の上にコート着ておしまいとか、そういう大胆なことをされる方が多い多い!
日本の冬は寒く、寒さに強い方は良いかもしれませんが、そうでない限り、やっぱり長袖の温かいインナーを着るのは大事!でも、着すぎには注意。室内で汗をかいてしまい、外でその汗がかわくと、余計寒くて地獄です。
中は最低限の温かいものを着て、外側のジャケット等で着脱ができ、温度が調整できるとベストですよね。
と、ここまで「防寒」について考えてみましたが。
服装は、可愛くない、気に入らない服装でも台無しなんですよね。女子にはわかっていただけると思います。
温かいだけで、可愛くないと、テンションが上がらないのです。
防寒対策ばかり考えて失敗
これにまつわる私の過去の失敗談を書かせていただきますが、「クリスマスだからどこか行こうぜ」ということで、久々に集まった女友達4人で、北陸に遊びに行ったことがあります。クリスマスシーズンというのはとても寒い、冬まっさかり。
そして女4人で行こうとしている旅行の目的地は、寒い雪のちらつく日本海。
私は日本海の寒さを想像して、完全に行く前からビビってしまって、旅行準備というよりも、頭が防寒対策のことでいっぱいになりました。
防寒、防寒、防寒。
オシャレとか、可愛らしい服の選択肢は、一切頭から消えました。とにかく、1にも2にも、温かく、温かく、温かく。
旅行へは、女の子ばかりで行く予定でしたが、仮に男の人が一緒だったとしても、「オシャレ」は「防寒」に勝てなかったでしょう。それくらい、未だ体験したことのない北陸の寒さにビビっていました。
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それで当日、どんな服を着ていったかというと、下はヒートテックのスパッツを履いて、その上からヒートテックのジーンズ(二重構造の方が温かいだろうと考えた)。上も、ヒートテックに、かなり暗めな白色をした無地のタートルネック。しかもこの無地のタートルネックもシンプルで素敵なものではなく、すごい安く売ってた、…フリース生地の暖かそうなやつ。
さらにはその上に、Lサイズ男物のユニクロの青のウルトラライトダウンを着て、(大きい方が温かいだろうと踏んで、わざわざ自分で買ったのです。それと、なぜか私はこの頃、異常に青色の服にはまっていました)
そのダウンの上からまた黒の、腰まで長さのあるコートを羽織って…そういう服装で行きました。(勿論靴下も2枚ばき)
当日、開口一番友達が私を見て、「お前…」と私の名前を呼びました。
お前どうしたんだ、と言いたかったんだと思います。
久々に会って、私はどうにかなったんだと思ったかもしれません。
しかし、私は満足でした。
寒さの心配はこれでありませんから。ぬくぬくと満足しながら北陸に着きましたが、着いて暫くして、私は違和感に気づきました。
大して寒くない…!!
いや、寒いは寒いんですが…想像していたよりも大丈夫というか。むしろなんで、私こんなに着てきたんだっけ?
そこで、ふと横をみると、
友達皆、無茶苦茶可愛い服装をしていることに気づきました。ミニスカに40デニールくらいの薄いタイツ(!)とか、ワンピース(!)。
その時、自分が完全に間違えたことを悟りました。大して寒くもないのに、私ひとりだけスキー場並の重装備で、男物のコートを重ね着て、かわいげのかけらもなく。皆なんて40デニールで生き生きしているのに。(この、40デニールくらいの薄いタイツって、真冬に着るの勇気いるよなぁ。だってあれほとんど素足ですよね。風通すし…。冷え性は、真冬はタイツなら120デニールで真っ黒のタイツ、裏起毛じゃないと無理です…。)
40デニールの女子3人の中に、重装備の男性1人が混ざってるみたいな感じでした。
ということで、私一人で「重装備の男性」ポジションを貫き通し、華やかなはずの旅行は終わりました。それはそれで楽しかったので、良かったのですが。
いまだに「あの時、どんな服装が正解だったのだろう」と考える時があります。
あれが間違い無く不正解だったことだけは分かります。なんなら、ダウン脱いでたしね。あんなに温かいと思わなかった…。
そして、あの時の旅行の写真をもう一度見直したいという風にも思わないのです。なぜなら、ミニスカのかわいい女子の中で、服装が一人だけ重装備の男だから。
せっかくの思い出の旅行なのに、写真を見直したくないという、苦い思い出にするのはもう嫌です。
ここから学んだのは、行き先に応じて、『何事もほどほどに』ということ。
防寒対策ばかりで頭がいっぱいになっちゃうと、「なんでもっとお気に入りの服着てこなかったんだろう…」と思うことになります。
ということで、第二の条件は、自分のお気に入りの服装であること。
第一条件、温かい
第二条件、お気に入りの服装!
真面目に考えた結果、すごく当たり前で、抽象的な答えが導き出されました。
しかしまた間違えた
と、ここまで「次回は防寒に優れて、なおかつかわいい、自分のお気に入りの服装にしよう!」と反省し(かなり抽象的ではありますが)、後悔したのに、数年後私は、再び同じ過ちを犯してしまいました。
冬の旅行へ行こうと思い立ち(2月とかって結構ホテルとかが安いんです)、久々に友達と会う約束をして、ドキドキ!
服装を考えるにあたり、私はまたがっつり「寒さ優先」の服装にしてしまいました。あの時ほどではないんですけれど…。
厳密に言うと、直前で着ていく予定だった「コート」を、お気に入りのものから、暗めの長めの暖かさ優先のコートに変更してしまったんです。寒いと嫌だなと思って。
そしたら、まぁ、他の服と合わない合わない。直前で変更しちゃったから、コーディネートもへったくれもあったもんじゃない、という感じになってしまいました。
言うなら、特大てるてる坊主みたいな感じ。もちろん、温かかったのですが…また周りの友達はみんな可愛い格好でした。しかし、私だけ特大てるてる坊主。へへっ。「重装備の男性」から「特大てるてる坊主」になっただけ、マシ…か?むしろ悪化?
ということで。
あまりに寒ければ、旅行先でマフラーか何かを調達するという手もあります。なんとかなるもんです。あとはカイロを活用するというのも良い手です!
冬の防寒対策は悩みますが、防寒のことばかり考えすぎるのではなく、温かくて、なおかつ自分のお気に入りの服装をゆっくり吟味されることをおすすめします。温かな冬を!!!