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英語asの意味が多すぎる!意味まとめと使い方 【例文6つ】

      2020/10/12

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英語asの意味と使い方が知りたい。asの意味が多すぎてわからない。asが使われている例文を読みたいな。

という方へ、asの意味と使い方を、例文とともに紹介していきます。

本記事の内容

  • Asの主要な意味6つまとめ
  • それぞれの例文
  • おわりに

この記事を書いているのは、留学経験あり翻訳者です。
英語力としては、TOEFL iBTの点数をTOEICに換算すると965点くらいです。
そんな英語好きがasについて見ていきますね。

英語asの意味が多すぎる!意味まとめと使い方 【例文6つ】

それでは、早速見ていきます。

asはいろんな場面で使われます。
意味が多すぎて覚えるのが大変に感じますが、一度覚えてしまうと、とっても便利な言葉です!

asの主要な意味を、「goo辞書」より引用して、さらに6つにまとめてみました。
まずは、このまとめの一覧をどうぞ。

Asの主要な意味6つまとめ

  1. (比較)…と同じくらい (よくas..asの形で使われる)
    例: Heidi is as kind as Clara.
    (ハイジとクララは同じくらい親切だ。)
  2. (様態・状態)…のように, のとおりに, ..のままで
    例: sweet as love
    (愛のように甘く)
    例: Leave the nature as it is.
    (自然をそのままにしておきなさい。)
    例: Do as I say.
    (私が言った通りにやりなさい。)
  3. (比例)…につれて,に従って
    例: As I grow older
    (大人になるにつれて)
  4. (時) …の時,の途端;…しながら
    例: Heidi jumped as Clara stood up.
    (クララが立ち上がると、ハイジは飛び上がった。)
  5. (原因・理由)…なので,だから
    例: Heidi likes him as he’s kind.
    彼が親切なので、ハイジは彼が好きだ。
  6. …として(の)
    例: As a mother of two daughters,…
    二人の娘の母親として…

一気にまとめて、ざっくりとした使用例も載せました。
が、もっと例文が欲しい方のために、それぞれの使い方の例文を順番に挙げていきます。

「1.~と同様に」例文

例文1.

Food is as important as energy, as security, as the environment. Everything is linked together.
ー Louise Fresco

これは、オランダの科学者の方の言葉です。

比較的わかりやすいas..as文です。
ここでは、as..as文ですから、「1.~と同様に」の意味で使われています。

意味を訳してみます。
『食べ物は、エネルギー、セキュリティ、環境と同じくらい重要なこと。
全ては繋がっているんだ。』

もうひとつ、例文を見てみます。

例文2.

As an actor, your life experience is just as important as studying.
― Jane Badler

アメリカの女優、ジェーン・バドラーさんの言葉です。

これ、asが3回も出てきています。

1. As an actor
2. just as important as studying.

順番に見ていきます。

1. As an actor,
→actorの意味は「俳優」ですよね。
こういう風に、職業や立場、役割なんかが後に来ている時は、「〜として」と訳せます。
(上のまとめでいうと、「6.」に載っています。)

ここでは、「俳優として」と言っています。

2. as important as studying.
as..as(~と同じくらい)という意味で使われています。

As an actor, +
俳優として

② your life experience is +
あなたの人生経験は

③ just as important as studying. +
ちょうど勉強と同じくらい重要

=『俳優として、人生の経験は勉強とちょうど同じくらい重要よ。』

俳優として、人生経験も大事!勉強と同じくらい大事だ、ってことを伝えてくれているんですね。

「2.(様態・状態)…のように」例文

例文3.

Black as the devil, hot as hell, pure as an angel, sweet as love.
― Charles Maurice de Talleyrand

こちらは、フランス革命時代の外交官、タレーランさんの言葉です。
(※タレーラン:ナポレオンのことを調べると必ず出てくる方で、最初はナポレオン側だったのですが、のちにはナポレオンの失脚を画策し、ナポレオンの失脚後にも外務大臣などとして活躍したといわれている方です。)

順を追ってみていきましょう。

① Black as the devil +
「悪魔のように黒く」

② hot as hell +
「地獄のように熱く」

③ pure as an angel +
「天使のように清く」

④ sweet as love.
「愛のように甘く。」

= 『悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように清く、愛のように甘く。』

これでもか!ってくらいに、asが使われています。
~のように」と言いたい時はこんな風に使われます。
asの意味と使い方がわかりやすいですね!

では、次へいきましょう。

「3. (比例)…につれて,に従って」「1.~と同様に」例文

例文3

As you go through life, you’ve got to see the valleys as well as the peaks.
ー Neil Young

カナダのミュージシャン、ニール・ヤングさんの言葉です。

これもasが3回出て来ますね。
as使いすぎ!って叫びたくなりますが、それだけ意味が多くて便利な言葉なんですね。

① As you go through life, +
人生を経験するにつれて

② you’ve got to see the valleys as well as the peaks.
頂上と同じく谷間も経験しなきゃならない。

『人生を生きるにつれ、人生の谷間も頂上も経験しなきゃならない。

他にも、例えば→As you grow olderで、意味:「年を取るにつれて」「大人になるにつれて」なんていう風にも使われることが多くありますよ。
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「4.…の時,の途端;…しながら」例文

どんどんいきましょう。
このasは、ほぼwhenやwhileと同じような使われ方をすると覚えても良いと思います。

例文4

As a kid, I was told to talk as much as possible.
― Christina Ricci>

こちら、アメリカの女優、クリスティーナさんの言葉です。

この場合、例えば「As a kid,」の部分を「When I was a kid,」と書き換えることもできますよね。
あぁ、「〜の時」という意味でasが使われているんだなと判断することができます。

全文の意味はこんな感じです。
『子供の、私は出来る限り沢山話すようにと教えられた。』

もう一つ。
上にも載せましたが、こちらの例文
Heidi jumped as Clara stood up.
→Heidi jumped when Clara stood upと書き換えられます。
なので、「クララが立った時(途端)、ハイジは飛び上がった」という意味になります。

「5.(原因・理由)…なので,だから」例文

例文5

we don’t have to walk there as I have a car.
車があるから、そこまで歩かなくて良いよ。

→理由を示すasは、文頭で使われる場合もありますが、文の途中で使われることもあります。
これはbecauseと同じように使えるので、覚えておくと便利です。

「6.…として(の)」例文

これは比較的わかりやすいです。
「母親として」とか、「一人の人間として」とか、そうやって言いたい時にも使えるasです。

例文6

I know my own weaknesses as a human being, and as a musician, as a singer and as a woman. ― Amy Grant (アメリカの歌手) >

「人間、ミュージシャン、歌手、そして一人の女性として、私は自分の欠点を知っている。 」

これ、他にも例を挙げておくと、例えばこんな風に使われます。

As a mother of two daughters, …
→「二人の娘の母親として」

I am working on research as a scientist.
→「科学者として研究を進めています。」

おわりに

asの意味と使い方6つをまとめて、さらにそれぞれの例文を6つ紹介しました。

私は元々、こういったasのような「意味が多い系」の単語がどうも苦手で…覚える際に、苦戦しました。

しかし、一旦覚えてしまうと、これだけ便利な単語もないなぁと感じます。
すごくいろんな場面で使えますし、英作文を書きたい時の表現の幅も広がります。

asは意味が多いですが、スペルも簡単ですし(唯一良いところ)笑、覚えてしまえばとても便利なので、慣れてしまえると良さそうです。

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