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英語fallとautumnの使い方に違いは?語源まとめ

      2020/10/07

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英語fallとautumnの使い方に違いってあるの?二つの言葉の語源は何?

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

  • fallとautumnの使い方に違いは?
  • fallとautumnの語源
  • 秋です

この記事を書いているのは、留学経験ありの翻訳者。
英語力としては、TOEFL iBTで、TOEICに換算すると965点くらいです。
そんな英語好きが、fallとautumnの使い方に違いってあるの?何が違うの?二つの言葉の語源は何?という疑問を解決します。

英語fallとautumnの使い方に違いは?語源まとめ

二つとも「秋」を表す単語ですが、結論から言うと、特に使い方に違いはありません。
Autumnはイギリス英語、Fallはアメリカ英語」というのが最も一般的な答えです。

確かに、イギリス英語ではあまりfallが使われているのを聞かない気がします。

ちなみに、日本にいるアメリカ人に、この二つの言葉の違いを聞いてみたところ、
「Autumnの方がもっと、詩的な感じの時に使われる」という答えが返ってきました。
ちょっと文学的な表現というか、かしこまった表現なんでしょうか。
(あくまで一個人の感覚的な感想です。)

しかし、これだけではいまいち気になりますので、二つの言葉の語源をまとめています。

fallとautumnの語源

まず、fallの語源から見ていきます。

話は西暦500年頃まで遡ります。
この頃ヨーロッパの方では、9ー11月頃の季節…今で言う「秋」の季節のことをただそのまんま、“Harvest(収穫)”と呼んでいたんだそうです。

文字通り、農業をされている方々にとって、収穫の季節だからですよね。

しかし、それからまた長い年月が経ち、1600年代の始め、多くの人々が街に住むようになり、農業から遠ざかっていくと、”Harvest”という単語は廃れ始めました。

そしてHarvest(収穫)は「Fall of leaf」=「落ち葉」と呼ばれるようになりました。そして、時が経つにつれ、fall of leafがどんどん短縮されて、ただ「FALL」と呼ばれるようになったそうです。

fallには「落ちる」という意味がありますから、ある意味想像通り、そのまんまの成りたちですね。

一方“AUTUMN”の方ですが、こちらは語源がはっきりとは分かっていないようです。
ただ、元々はラテン語の言葉から来ていて、1300年頃には”autumn”という単語がイギリスで生まれ、使われ始めていたことが分かっています。

1554年生まれのイギリス人劇作家、シェイクスピアも「A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)」という有名な喜劇の中で”Autumn”を使っています。

“Autumn”は、イギリス人の方が生み、好んで使ってきた伝統のある言葉なのかもしれません。

そして18世紀までには、harvestに代わってこのFallとautumnの二つが「秋」を表現する言葉として残りました。

そして現在に至るようです。

以上、fallとautumnの違い、語源についてでした。
すごく短いので、まとめるまでもないかもしれませんが、簡単にまとめておきます。

fall : アメリカ英語
語源→”Fall of leaf”
autumn : イギリス英語
語源→よくわかっていない。
1300年頃には既にイギリスで使われ始めており、イギリスの有名作家シェイクスピアも使用していた。

少し短いですが、以上です。素敵な秋をお過ごしください。

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