薮から猫

英語勉強、生活、音楽などについて、薮から棒にまとめていきます。

受動態(受け身)の表現が使われている名言をまとめてみた

      2019/02/18

スポンサードリンク

受動態「~される」の表現。

中学では、
She loves me. を→She is loved by me.
(主語)+(be動詞)+(動詞の過去分詞形)という風に、受動態の文に直して下さい!という問題が沢山でました~。

受動態では、byを使うことで「誰によって」という部分を表せますが、by以下がない場合も多いです。省略されるのは、主語が明確でない場合、もしくは明確すぎる場合、さらには一般の人(皆)のことを話す場合など。

習うより慣れろ。ということで、
実際に「受動態が使われている名言」を集めてみました。
色んな例文で、どんな使われ方をしているかを見ることができます。

まずは、
かの有名な発明王、エジソンの名言。

The best thinking has been done in solitude.
The worst has been done in turmoil.
― Thomas A. Edison(トーマス エジソン)

『最上の思考は孤独の中で生まれ、最低の思考は混乱の中で生まれる。』

現在完了形の受け身の文章なので、少し応用っぽいですね。

現在完了の受動態は、主語+have/has + been +過去分詞

現在完了のhas/haveが入った場合は、be動詞が「been」(過去分詞形)になる。

『has/haveの後の動詞は過去分詞形にする』という文法ルールを守りつつ、受動態を作るんですね。

そして、
よく教科書で載っている「by誰々」で主語を表すという表現について。最初に紹介した例文のShe is loved by me.のby meの部分ですが…

この名言の場合も…by 以下が省略されています

なんででしょう?

ということで、例で考えてみます。
エジソンさんに「Tom(トム)」という友達が居たとします。
そして、この文章の主語が「Tom」だったと仮定してみます。

その場合は最後にby Tomが付けられて、こんな内容になります。↓

The best thinking has been done in solitude by Tom.

訳をつけてみます。

トムの最上の思考は孤独の中で生まれ、
トムの最低の思考は混乱の中で生まれる。」

こうしてみると、とても限定的な文章で、単純にトムの思考についての解説になってしまい、名言でも何でもなくなってしまいました~。

トムって誰よ。

こんな声が聞こえてきそうです。主語が限定されると、すごい違和感になりますね。

…エジソンさんは、「トム=特定の誰か」に限った話をしているわけではないというのがよく分かります。

ということで、文法書やよく教科書などで書かれる『主語が「一般」の場合』にあてはまります。
主語が「一般」なので、「by誰々」の部分が省略されていると。

孤独の中で素晴らしい思考が生まれ、混乱の中では良い思考は生まれない!
なるほど…。
そう思うと、孤独な時間も大切なんだなぁ…と気付かされる名言です。

→ solitude= 孤独
→ turmoil= 混乱、騒動など

スポンサードリンク

では次。
もっとシンプルな受動態が使われている名言を。

「車輪の下」などで有名な、ドイツの有名な20世紀前半の文学者、ヘッセさんの名言より。

Everything becomes a little different as soon as it is spoken out loud.

― Hermann Hesse(ヘルマン ヘッセ)

『全ては、大きな声で話された瞬間から、少しだけ違うものになる。

最初のeverythingは、全ての事=物事、という風に訳すこともできます。

受動態の文章は、It is spoken out loud. の部分。
とてもシンプルな受動態表現で、基本形がバッチリ使われています。

It + be動詞(is) + 過去分詞形 (speak→spoken) out

“speak out”は、遠慮なくはっきり意見を言う時などに使われる表現です。
そのspeak outを”loud”が後ろから修飾している形。

→ as soon as= ~した途端に、すぐに

話された瞬間に違うものになってしまう…か。
さすが文学者、言うことが深いですね〜。

次は、
アメリカの著名な天文学者でSF作家でもある、カールさんの名言。

Somewhere, something incredible is waiting to be known.
― Carl Sagan(カール セーガン)

『どこかで、素晴らしい何かが、発見されるのを待っているんだ。

天文学者らしい、前向きな言葉で素敵です。
こういう好奇心に溢れる姿勢を大切にしたいです。
毎朝、こういう気持ちでベッドから起きたいですよね。

something incredibleで、「素晴らしい何か」
is waitingで「待っている」

Something incredible is waiting!
素晴らしい何かが待っている!

これだけでも文章としては成立しますが…
ここでは「何を」待っているの?という部分が、to以下で補足されています。

to be known.=「知られる/発見されるのを」
ここが受動態になっていますね。

to + be動詞(be) + 過去分詞形(know→known)
toの後には原形がくるというルールがありますから、be動詞の原形、beが使われています。

感動する英語!

では、次は過去形!

When I was younger, I was always taught not to make excuses.
― Derek Jeter(アメリカのプロ野球選手)

『僕は小さい頃、言い訳をしないことをいつも教わった。

幼い頃からずっと、言い訳をするなと教わってきた。
ついつい言い訳してしまう時ってあるからなぁ…
失敗しても何しても、言い訳をしない姿勢というのは、すごく役に立ちそうです。
その姿勢があったからこそ、プロ野球選手になれたんでしょうか?

受動態は、I was always taughtの部分。
主語 + be動詞の過去形(was) + 過去分詞形(teach→taught)
過去形といっても、be動詞の時制が変わるだけなんで、楽ですね。
“always”を入れる位置も分かる、シンプルな例文。

ではでは、”can”「〜できる」と共に使われる場合はどうでしょうか。

Nothing can be done except little by little.
― Charles Baudelaire(フランスの詩人、評論家)

『少しずつでないと、何も成し遂げられない。

何を成し遂げるにも、少しずつ。!

→ little by little=少しずつ、徐々に

受動態になっているのは”Nothing can be done”の部分。
主語(nothing) + can + be動詞(be) + 動詞の過去分詞形(do→done)

toの時と同じく、canの後の動詞は原形にするというルールがありますから、beになっています。

nothingの意味は「何も…ない」。
否定の意味が既に入っていますから、nothing can be doneとなると「何も成し遂げられない」。そしてその後に”except little by little” 「少しずつする以外は」が続くので…意味が見えてきます。

以上!

時制が違ったり、パターンが違ったりする中での「受動態(~される)」の使われ方、名言を見てみました。

基本の形を覚えてしまえば、あとは色んな所で応用がききそうです。
「by誰々」の部分は一度も出てきませんでした。
省略されることが多い、というのがよく分かりますね。

受動態のルールは至ってシンプル…。
基本形を覚えておくことと、慣れることですね。がんばろう~!

 - 文法, 英単語, 英語の勉強 体験記