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ロシア、ロマノフ王朝について知りたい時におすすめの本

      2019/02/25

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ロシアの文化や歴史に興味がある
ロシアを訪れる予定だ
西洋絵画に興味がある
ロマノフ王朝について知りたい
皇帝やラスプーチンに興味がある

以上、一つでもあてはまる人にぴったりなのが、名画で読み解く ロマノフ家 12の物語 (光文社新書)

とても興味深い本で、勉強になりました。いつかロシア行ってみたいな~。

しかし、いや、ちょっと待って。いやそもそも、「ロマノフ王朝って何?」と思いませんか。
日常生活の中で、聞きなれない名前ですよね。

「ロマノフ家」は、ロシア帝国を1613-1917年およそ300年もの長きにわたって統治していた王朝のことです。1917年のロシア革命で、皇帝一家が全員処刑され、滅亡してしまいましたが…。
その王朝のドラマと、ロシアの歴史を知ると、街や国に対する理解が深まりますね!

そんなロマノフ王朝のあったロシアって、ざっくりと、どんな国でしたっけ?

ロシアの基本知識

まずは、地図をみてみると、ロシアの大きいこと、大きいこと。
面積の大きさは、堂々世界一位、なんと1710万平方キロメートル。単位が大きすぎてすぐにはピンときませんが、だいたい日本の45倍の大きさと聞くと、ぎょっとしますね。世界4位の面積の広さを誇るアメリカと比べても2倍近くあるようですから、とにかく広い。

首都は、ロシアの西側に位置するモスクワ。
その街中にはモスクワ川が流れていると。冬には気温が低いため、川の水が凍るらしい、さすがロシア。

そんな風に面積が広くても人口はだいたい2017年の時点で、1.4億~1.5億人の間くらいで、日本より少し多い程度なんですね。アメリカの人口は3億を超えていますから、それよりとても少ないです。

そして、首都モスクワの他に有名なロシアの都市といえば?サンクトペテルブルク

地図を見てみると、サンクトペテルブルクも西側に位置する都市ですね。モスクワよりも、もっと西で、フィンランドの方。バルト海に面しています。

この街は、18世紀にピョートル大帝が低湿地であった場所を干拓して造られた都市だそうです。時代によって呼び名が変わってきた街としても有名で、ソ連、レーニンの時代には「レニングラード」と呼ばれていたと。

レニングラード、現在の呼び名で言うサンクトペテルブルクには、ロシアの世界遺産の建築物がたくさん!
例えば、「血の上の救世主教会」。これ、なんでこんな物騒な名前かというと、皇帝アレクサンドル2世がここで暗殺されたからだそうです。(教会は息子の3世が建造)

ドラマがありますね~。

ピョートル大帝はなぜ、今の「サンクトペテルブルク」をわざわざ干拓してつくったのか?!
そして、血の上の救世主教会が建てられるきっかけとなった、ここで暗殺されたアレクサンドル2世はどういう皇帝だったのか?!ロシアの国がどういう歴史をたどってきたのか…。
気になりますよね!(ならない?)
こういうことが、沢山書いてあったので、とても面白かったです。いつかサンクトペテルブルクを尋ねる前に読み直したい。

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「ラスプーチン」

さて。そして、なんといってもロマノフの歴史で、忘れてはいけないのが、「ラスプーチン」の存在です。日本ではあまり有名な人物ではないかもしれませんが。

ラスプーチンは、「怪僧、怪物」の異名を持つ人物。

身分があった人物では一切ないのだけれど、最後のロマノフ家、ロシア皇帝ニコライ二世とアレクサンドラ皇妃からも絶大な信頼を得て、宮殿にまで出入りしていたと。皇帝の息子の病気を治したとか、不思議な力があったとか、色々言われています。

わたしは、留学中にこの人物の存在を知りました。歴史の授業を取っていて、ロシアの歴史、ロマノフ王朝についてひたすら勉強していた友人がいるのですが、彼女も「ラスプーチン」について知ると、驚愕していました。

なにがすごいって、色々な逸話がありますが、一言で言うとラスプーチンは、「毒を飲んでも死ななかった人物」なんですね。(”Rasputin”という、英語の歌にもなっていますよ!)

ラスプーチンの影響力を恐れ、暗殺しようと、毒入り菓子を食べさせても(しかも数人を殺せるくらいの量の青酸カリをし入れたのに)、けろっと食べ続けている。全然死なないもんだから、さらに毒を飲ませたけど、まだ平気。みんなびっくり仰天。

毒が効かなかったので、今度は銃で左胸を撃ち、さらに銃で撃ち。彼はその後、顔面を殴られ、袋詰めにされて、川へ捨てられたと。

ここまでされたなら、間違いなく死んでいますよね。いくらなんでも。間違い無く、川に捨てられた時点で、死んでいないとおかしいです。

でも、翌日、遺骸を調べると…?という。ここの部分を、最初に紹介した「名画で読み解く ロマノフ家 12の物語」から引用させていただきますが…

「驚くなかれ、袋の紐が中からほどかれ、肺には水がたまっていた。つまり川へ放られたとき、なおまだ彼は生きており、袋を開けて脱出しようとあがいたのだ!」

(名画で読み解く ロマノフ家 12の物語、第12章「ラスプーチン」より)

えええええ!

驚くほかありません。

しかも、これが15世紀とか、16世紀とか、歴史の古い出来事の話なら、技術もまだ発達していなかっただろうし、なんとなく脚色されてるのかな?とか、大げさになったのかな?と思うかもしれませんが、暗殺は1916年の出来事。ラスプーチンは、20世紀を生きた人物なんです!

ラスプーチン、相当な生命力のある人物であったことは間違いないようです。なんとも不思議な逸話がたくさん残る、まさに「怪物」。

そんな興味深いラスプーチンの話のほかにも、ロシアといえば日露戦争、また、ニコライ皇帝が日本で切りつけられた大津事件とその時の日本の対応の素晴らしさといった、日本との関係から、

その後の皇帝一家の処刑…そしてもちろん、その時代の国の人々の生活ぶりも。

とてもショッキングなことも含めて、沢山描かれていますが…。どうやってこの王朝が始まり、どんな皇帝がいたのか。そういった皇帝たちが、今にも残る世界遺産になっている教会を建てたり、街を作ったりしてきた、その背景…。

それを名画とともに学べるので、とても興味深いです…。もっと読みたい。

ロシアの文化や歴史について知れる面白い本で、とても勉強になりました!

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