留学について知っておくべきこと!留学と体重増加の密接な関係
2020/09/30
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留学した人も、これから考えている人も、興味を持っている人も、全ての方に声を大にしてお伝えしたいことの一つに、留学と体重増加の密接な関係があります。
体重が留学出発前と全く変わらなかったという人間と、今の所まだ、出会った事がありません。
特に長期になればなるほど、原形を保たないくらい変化された方も多くいますので、要注意です。
ちなみに私もその一人で、帰国後、知っていたはずの友達に「…はじめまして。名前は?」と言われました。(冗談でも作り話でもないですよ。本当に言われました。私はそれを聞いて、涙目になりました。知っている友達にもう一度自己紹介をしなければならない苦痛。名前を言った後の友達の反応。なんとも言えない気まずい空気。笑)
ここまでの体重増加は、大きな問題です。健康状態にも影響します。
帰国後、自分がとても大変だったからこそ、被害者を最小限に食い止めるため、個人的な経験と沢山の方の体験談から、留学で太る要因を考察してみましたので、全く参考にならないかもしれませんが、書かせていただきます。
1 食生活の違い
これは、もう明確なことですが。
日本の食生活は世界的にみても、とてもヘルシーなことで有名。
それに、日本人はそこまで大量に甘いものを食べたがらない場合が多い。
しかし、海外の方は、とにかく甘いもの好きが多い。
食事後のアイスクリーム(しかもなんか凄い大きさの)は当たり前。コーヒーはブラック飲まない人多い。お菓子も凄い色した、ものすごく甘いやつがある。(砂糖の塊)
で、量が多い。半端ない。
砂糖の害だけではなく、油っこいものが多いという点も見過ごせません。
フライドポテト、英語ではchipsと言いますが、あれをよく食べる場合が多い。主食代わりに。
お米と出汁の文化から、chipsとsugarになる。
この辺りの食生活の変化が体重増加の一端を担っていることは間違いありません。
しかし、ここで重要な事実に気づきます。
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量が半端ないからといって、食べない/食べすぎなければ問題ないはずです。そこまでは。
甘いものも、油っこいものも。
日本で馴染んでいないはずの食後のアイスクリーム、カラフルな砂糖の塊、喉がやける甘さのチョコレート、甘い炭酸飲料、時々おいしく食べる程度で、食べすぎなければ問題ないはずです。
しかし、多くの人が、食べすぎてしまう。
ですから、食べ過ぎてしまうということに問題がある。では、食べ過ぎてしまうのはなぜか?を考察したところ、2つ目のポイントに行き当たりました。
2 気を遣って断れない
何気なく、ホストファミリーが聴きます。
「アイス食べる?」「no thank you. (いらないです)」と誰でも1回は断れるでしょう。
しかし、何度も断ると「悪いなあ」という気がしてきます。
そして、ある日、yesと答えてしまいます。
それから毎日、断れなくなります。
そしてそれが当たり前になり、美味しいわ〜と思うようになり、アイスがないと物足りなくなり、アイスを切望するようになり、そんな食生活を続けた結果、帰国して衝撃を受けるパターンが多いようです。(留学経験者に対しての聞き取り調査の結果)
現に、原形をとどめなかった私の場合は、ホストファミリーに良い顔がしたくて、仲良くなりたくて、作ってくれた物はどんな物でも全部平らげて、すすめてくれたものは全部、「yeaahhhh!」という謎のノリの中で手を挙げて、全部「this is good」「yum!」(美味しい)と言って食べ続けました。(さすがに毎回そんなテンションは保てませんでしたが…)
ただ、あまりにもそれが徹底していたのか?次第にホストファミリーすら「そんなもん食べるの?」というようなものまで食べるようになり、最終的にこんな言葉を言われました。
You eat everything. You’re not fussy at all.
訳『あなたなんでも食べるわね。全然神経質じゃないね』
そして私は、”you’re not fussy”をほぼ毎日言われ続けた結果、「fussy」という単語をバッチリマスターしました。(fussyは、気難しいとか、口うるさい、という意味のある形容詞です。)
しかし、そのfussyの意味を完璧に理解するのと引き換えに、ズボンが全て入らなくなりましたよ。
Noと言えない気質が、体重増加の一端を担っているとみて間違いなさそうです。
ですから、断る時は断る!という強い決意を持って向かわれることをおすすめします。
3 トイレとお風呂が一緒
最後の重要なポイントは、これではないでしょうか。
よくダイエットで話題になる「運動量の低下」というのも、確かに一因ありそうですが、通学とかで結構運動している人も太っていたので除外しました。
勿論、運動しないよりは絶対した方が良いでしょうが…。
「お風呂に浸かる」という文化は私たちの生活に深く根付いていますよね、一般的に。
最近はお風呂に入らないでシャワーだけという方も多いようですが、それでもシャワーを浴びて、リラックスする時間にはなりますよね。
今日1日の反省をし、汗をかき、自分一人の時間に浸る。
日本人にとってはとても大切な時間です。その時間がごっそりとれなくなる。
なぜかというと、海外のバスルームって、トイレと一緒になってるんですよね。
なんででしょうねあれ。
トイレはトイレ。
お風呂場は身体を清める、神聖な場所。日本人的には、混ぜる必要がない。
共通なの水場ってだけですよね。お風呂場はリラックスする場ですからね…。
さらに、もし留学先が水不足なんかだったりしたら、シャワー時間が3分を超えると謎のタイマーが鳴りだして、大きなピーピーピーの中で、焦りつつシャワーを浴びねばなりません。(私の場合そうでした)
気の休まる瞬間がありませんでした。(だけど後から思い返すと、こんなピーピーなるシャワーも、良い思い出として残っているから不思議です)
気が休まらない、リラックス出来ないと、食べてストレスを発散しようとするので、1や2のような要因が加速する原因にもなります。
ですから、お風呂に浸かれない=お風呂とトイレが一緒というのは、想像以上に大きな体重増加の遠因の一つを担っていると考えます。
以上、太る大きな要因を3つ挙げてみました。想像以上に訳に立たないし、当たり前の内容になりましたね。
だけど、この辺りの違いをなるべく頭に入れておいて、「やけ食いしないようにしよう」と決意をして、留学に行くようにすると良いかと思います。知っているのと知らないのとでは大きく違いますから。
「時すでに遅し」という場合
ただこれ、「留学直後で、時すでに遅し」という方も多いと思います。
もうがっつり太ってきましたと、体重に衝撃を受けたばかりの方も、冷静にその体重増加の「度合い」を診断することから始めてみましょう。個人的に編み出した簡単な診断方法です。
①出発前のズボンが入るか確認する。
②友達が自分だと気づいてくれるか確認する。
①も②も両方大丈夫だった方は、体重の増加具合がとても軽度です。その程度の体重の増加でしたら、生活のリズムを取り戻していけば元に戻る可能性が高い。
①のみダメだった方は、中度。これが一番多いです。ズボン入らなくなった笑い話は本当によく聴く。でも、しばらく努力をしたら元の体型に戻る方がほとんどなので、気長に構えたら大丈夫です。
①も②も両方駄目だった…!という方は、留学体重増加度、マックスですが、大丈夫です。
一人じゃありません。(そして、その仲間である私も大分、元に戻りましたから)
…なんだか、これから留学する方を脅すような内容になっていたらまずいので、最後に書いておくのですが、留学って素晴らしいと思います。
確かに留学にはこういう「食生活が乱れる」という一面もありますが、それ以上の本当にプラスの経験を手に入れることができると思います。絶対に貴重な体験になり、本当、一回りも二回りも大きくなって帰ってこれること間違いなし。(精神的な成長を果たすという意味で)
ただ、ただお伝えしたいのは、食事と健康にはご注意を!!
充実した留学生活を送る方が増えますように!