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漫画「帝一の國」の魅力を3つ、まとめてみた

      2018/11/04

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漫画『帝一の國』。

読んで、はまりました。映画化されましたね。映画も観たい。
クセになるぅぅぅぅ。
絵柄も個性的だなって思ったけど、そういうの含めてどんどんクセになっていきます。

ということで、「読もうかどうしようか考え中」という方のために、勝手に帝一の国の魅力を3つにまとめてみました。
漫画が面白いと語りたくなるから。誰にともなく。

帝一の国の魅力

魅力1 登場人物のキャラが良い

舞台は海帝高校。
主人公は、生徒会長になることに命をかけている帝一。そこで繰り広げられる派閥争いとか、足の引っ張り合いとか。「政治ってこんな感じなんだろうなぁ…。」っていうのが想像できる、リアルなストーリーも魅力の一つではありますが。

ストーリーを彩るキャラクターが皆、個性的で面白い。

どう面白いかというと、

主人公の帝一が、全然「良い人」じゃない

漫画の主人公といえば、大体「良い人」「正義」っていうのが定番。
悪と戦う!とか、皆を助ける!とか。
その方が感情移入できるし、「コイツ、カッコイイ…」って憧れちゃいますもんね。

しかし、帝一は全然違う。
野心むきだし。自分が勝つためには、汚い手も厭わない。自分が生徒会長に指名されるため、力のある先輩の手先、犬となって働く(ワン)。恋人の美々子のことすら全然考えてない、基本的に常に自分の野心中心。

…こう書いてみると欠点ばっかりのような気がしてきて、帝一全然魅力的じゃないやん!と思うかもしれないですが、帝一にはこれらの欠点を補ってありあまる魅力があるのです。
それが…!

素直で、超一生懸命で、分かりやすい

生徒会長になる!という目標から常にぶれることがなく、その野望を隠すことがない。いっつも必死。勝つためには何でもする。
ライバルに出し抜かれたらまじで落ち込む。反面、成功したらすぐに得意になる。

だから「帝一、クソだわ笑」って思っても、なんか応援したくなる。
憎めないキャラなんです!!(根は良いやつだし。)

自分の思いや感情に素直で、正直な明るさを持つ帝一を見て「放っておけない」「可愛い」「支えたい」と感じる女性は少なくないはず。
母性本能をくすぐられるんでしょうか。

読み進めていくにつれて、どんどん帝一の「悪さ」がクセになります。(帝一パパとのやりとりも面白いし…)。
これぐらいオープンに、自分の野望や欲望に正直に行動できる帝一に対して、ある種の清々しさも感じます。
ここまでのオープンさ、素直さを見習いたい。

そして話が展開していくにつれ、成長していく?帝一を見るのも楽しいです。

そんな主人公の帝一を筆頭に、

周りを固めるキャラクターも全員個性的。

軍師兼親友、女子力の高さが際立つ光明(可愛すぎ)。
猿っぽくてやり方が汚くて、ずっと魅力を感じられなかったけど、最後の最後に少し、イイとこあるやんと思えた菊馬(女子に人気ないタイプ)。
明るい人気者で美々子との関係も気になる大鷹弾(王道イケメン)などなど。

それぞれがとっても個性的で、見てて楽しい。
皆がどんな行動をするのか、次の展開が分からないので、ハラハラします。!
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魅力2 展開が読めない上に、早い

「まだ次の展開に行かないのか?この話、ちょっと飽きて来たな…」みたいな感覚って、どんな漫画やドラマでも時折あったりしませんか。

帝一の国では、それがありませんでした。やっぱり登場人物が魅力的だから?
それぞれのキャラを追っているうちに、次々に色んなことが起こってくるな~みたいな感覚になりました。

文化祭や野外合宿や…様々なイベントがあって…「続きはどうなるんだろう?!」って気になるので、どうしても読みすすめてしまった…。
しかもハラハラするぅ。

特にうぉぉぉ!と思ったのは氷室先輩との関係性。
2年生の先輩の選挙編が、面白かったです。手に汗握りました。
マジかぁぁぁ!!森園か?!氷室か!?それとも?!みたいな。(読んでないと分からない会話)

色んなどんでん返しがあったりして、ストーリーも面白いです。

魅力3 レトロな雰囲気のある絵柄

そして何と言っても特徴的なのは、目を引く個性的な絵柄。
この絵柄だったからこそ、キャラもストーリーもここまで面白くなったのではないか?と思えます。
なんせ、すごいインパクトがあるんですよね〜。

最初見た時は、綺麗というかリアルというか、そんな風に感じたのですが、読んでいくうちにどんどん「やっぱ絵って大事だなぁ。絵柄がイイ味だすなぁ~っ」て感じてきました。

習字風の字も好きです。和風でレトロな雰囲気。

そして、帝一の顔芸。顔面白い。表情。ホント上手いなぁ。これくらい表情豊かに生きてたら、なんでも楽しくなっちゃいそう。

絵は勿論ですけど、独特の昭和臭、時代臭を構築していて、とってもその世界の中に入って行きやすかったです。クセになりますぅ。

最後の終わり方も良かった

以上、帝一の国の魅力を勝手に3つ考えてみました。またこういうの読みたいな。明るい気持ちになった。
個人的には、最後の終わり方、完結の仕方が好きです。
ネタバレになるので書かないけど、すごい良かったなぁ。
最後の、帝一の目がね。良かった。嬉しい。

…ということで、最後まで読まれることをおすすめします。

ちなみに、少年漫画ではイケメンを探すという、すこし邪道な楽しみ方をしたい方。

「帝一の國」では、女子はなんと、美々子しか出て来ません。そのかわり、男子が沢山出てきます。

個人的におすすめなのは、氷室先輩の右腕の、駒先輩
駒先輩、いいですわ。大鷹弾も良いけどさ。
駒先輩のファンは多いはず。爽やかでね。

ということで。
読んでみよっかな~と考えている人にはおすすめしたい漫画でした。

映画も評判良いみたいで、観たい!
みてみます。

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