TOTOのヒット曲Africaの魅力を語る
2020/11/05
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“Africa”(アフリカ)
1982年にリリースされた、アメリカ出身のバンド“TOTO”による1曲です。
この曲はバンドの主要メンバーであるDavid Paich(デヴィット ペイチ)が、TVでアフリカのドキュメンタリーを観たことから、インスピレーションを得て作られたものだそうです。
ということで、タイトルは”Africa”ですが、この曲作成当時、デヴィットは一度もアフリカを訪れたことがなかったとか。
それでこの曲を作り上げるなんて、凄いなぁ~。
そして、この歌を歌う”TOTO”は、実は過去在籍していたメンバーを含めて、各々がとっても有能な作詞家、プロデューサーでもあり、数々の有名アーティストの楽曲に参加してきたスタジオミュージシャンでもあるそうです。
プロ中のプロのミュージシャン集団ですね。カッコイイな。
例えば、主要メンバーであるDavid Paichは何度もグラミー賞を受賞しているプロデューサーでもありますし、スタジオ(セッション)ミュージシャンとしても、Elton JohnやSteely DanやRay Charlesや…挙げればきりがないほど、沢山の大物アーティストの曲に参加しています。
また、同じく主要メンバーのSteve PorcaroはMichael Jacksonの有名曲“Human Nature”の作曲や編曲を担当しました。
さらに、伝説のアルバム“Thriller”の制作や、Paul McCartneyとMichael Jacksonのヒット曲”The Girl is Mine”のリコーディングにも、TOTOから4人のメンバーが参加している…などなど。
実績を挙げればきりがなさそうです。
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そんな才能溢れるメンバーの中で、今回はこの”Africa”を書き、成功したプロデューサーでもあるDavid Paich(デヴィット ペイチ)に焦点をあててみました。
いや~、興味ありますよね。
どうしてこれだけ成功できたのか?
彼のプロデューサーとしての”philosophy”(哲学)は、どんなものなのか?
2015年のインタビューに、この答えがありました。
一節を引用すると…
that a producer’s job was to make sure the artist wasn’t aware of one thing: a budget.
『プロデューサーの仕事は、アーティストに予算を気にさせないことだ。』
予算だけでなく、時間やスケジュール等といったものをアーティストに一切気にさせないようにすることで、アーティストが自由に制作に打ち込み、素晴らしい曲を作り上げることができるんだと。
そういった環境をアーティストに提供すること。それが、彼のプロデューサーとしての哲学の一つのようです。
カッコイイな~。
プロデューサーでなくても、姿勢を見習いたいなぁ。
そんなDavid Paichを始めとした、有能なミュージシャン集団である”TOTO”が作り出す音は、やはり素敵なものばかりです!
TOTOは解散が発表されたこともありましたが、最近では2015年にも、”Toto XIV”という新しいアルバムをリリースするなど、精力的に活動を続けられているそうです。
世代を超えて活躍し続けているバンドですね!