薮から猫

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ロミオとジュリエットや真夏の夜の夢で有名な劇作家シェイクスピアはどう凄いの?

      2020/09/30

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世界的に有名な劇作家といえば、ウィリアム シェイクスピア。

留学した際に、literature(文学)の授業にて、皆が必ず勉強しているのが、William Shakespeare(シェイクスピア)の作品だ!ということに驚かされました。

勿論学校によっても違うとは思いますが、英語圏では特に、相当有名な方です。

ウィリアム シェイクスピア(William Shakespeare)は、1564-1616年に活躍した、イギリス出身の劇作家、詩人。

代表作は、Machbeth(マクベス)、Hamlet(ハムレット)
さらには、Romeo and Juliett(ロミオとジュリエット), Midnight Summer Dream(真夏の夜の夢)なども有名ですよね。

そんなシェイクスピアの存在感はとても大きく、現在でも多くの人に読み継がれ、学ばれています。

日本に居ても「シェイクスピア」の名前はよく耳にしますが。

でも、ふっと考えたことありませんか。『シェイクスピアの何がそんなに凄いんだろう?』と。

私にはいまいち、その影響力の強さ、なぜそこまでシェイクスピアが勉強されているのか?が、わかりませんでした。

ということで、英語の勉強をしつつ、シェイクスピアの凄さについてまとめてみました。

新しい単語を沢山作った

シェイクスピアは、新しい英単語を沢山作り出したことでも知られているようです。

諸説ありますが、1700-2000語前後の単語を新たに作り出したと言われています。しかも、その単語は現代でも日常的に使われているものが多いようです(ありがとうシェイクスピア。お陰で覚える単語が増えました←皮肉です)。

ということで、シェイクスピアが作り出したと言われている英単語をいくつか挙げてみると…

dawn(夜明け、あけぼの)
exposure(あらわにする/晒すこと、露出)
excitement(興奮、騒ぎ)
excellent(素晴らしい)
Gloomy(薄暗い、陰気な)

エッ!!!!!うそ!!
…ホントにどれもよく使われているものばっかり。

…ということで、日常的によく使われるこれらの単語を覚える時は、シェイクスピアの顔とセットにして覚えてしまおう。(五感を駆使して、イメージと共に覚えると記憶に残りやすいから…。)

さらには、
Budge an inch(びくともしない/てこでも動かない) というような熟語表現も、シェイクスピアが作り出したものだそうです。
なるほど。シェイクスピア、凄い。

…ちなみに。ここで英単語の勉強をしておくと…「新たに言葉を作り出す」という時によく使われる動詞としては…“coin”です。

Coin=コインと聞けば「硬貨」という意味がある!というのは誰でも分かるかもしれませんが…、Coinは動詞としての意味もあるんですね〜。

例文としては、“Shakespeare coined the phrase…”(シェイクスピアは…というフレーズを作り出した)という感じです。
語彙力が上がって、なんか良い感じですね。
こういう文章を読んでも、「え?coinedって何?」と戸惑わずに済みますから…この機会にセットで覚えておくと良さそうです。
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人間の感情や内面を繊細に表現している

シェイクスピアの凄さは、やはりその文学的な表現にもあるようです。
言葉の意味からというよりも、テーマやキャラクターから伝わってくるもの、表現されているものがあったり…
愛、死、欲望、羨望に憎悪などといった、人間の繊細な感情の移り変わりを、言葉という限られた表現方法の中で、とても見事に表現している、と言われています。

だから文学の授業で必ず勉強されているんですね。
2002年のBBCの調査で、「100名の最も偉大なイギリス人」投票で第5位に輝いていることからも、その影響の大きさが伺えます。

現代の多くの作品に影響を与えている

シェイクスピアの作品は、現代の多くの有名な作品に影響を与えていると言われています。
中でも有名なのが、映画『タイタニック』。これは、シェイクスピアの有名作『ロミオとジュリエット』をベースに作られたというもの。

2つの作品の共通点を簡単に挙げてみると…

  • 身分の高い女性と身分の低い男性との「禁じられた恋」
  • 女性は、愛していない他の男性との結婚が決まっている
  • 愛する二人が運命によって引き裂かれ、悲劇的な結末を迎える

…など。
確かに、こうしてみると、共通点が多いですね。

さらに、ディズニー映画『ライオンキング』も、シェイクスピアの作品『ハムレット』に影響を受けているとか…。
シェイクスピアの影響を受けた映画や小説としては、調べてみると、数えきれないほどの作品の名前が上がります。

現代に至るまで、沢山の人の心を動かし、結果、数多くの映画や小説に影響を与え続けているようです。

最後に

以上、シェイクスピアの凄さについて見てみました。以下がまとめです。

⑴現代でも多用されている単語を新たに沢山作った
⑵人間の感情を言葉で繊細に表現している
⑶現代に至るまで、映画や小説等に大きな影響を与えている

…こうしてみていくと、少しシェイクスピアの作品を読んでみたくなりますね。
しかし、昔の古い英語で書かれているのと、劇の脚本のようになっているので、普通に読もうと思うと難易度は高いです。大まかな話の内容を知ろうと思ったら、映画を見るのが良いかもしれません。

文学作品として、英語圏で当たり前に勉強されているシェイクスピアは知名度抜群です。
最低限、彼の作品や凄さなどを知っておくと役立ちそうです。!

 - 真面目に考えてみた