Carpenters(カーペンターズ)って、いいなぁ。
カーペンターズは、アメリカ出身の兄妹:兄Richardと妹Karenによるデュオグループ。日本でもとても人気が高いですよね。
なんといってもその優しく美しい歌声と曲に癒されます。
イエスタデイワンスモア、シング、トップオブザワードルド、プリーズミスターポストマンなどなど、名曲は数知れず。…カタカナで曲名を書くと分かりにくいな。
リアルタイムで知らない世代は、CMや、TVで挿入歌として使われていたのを聴いてカーペンターズに馴染んでいる人も結構多いはず。
幼いながらに、イエスタデイワンスモアや、シングを聴いて、「この歌良いなあ…」って思ったのを覚えています。
美声すぎるカレンさん
さて、Carpenters(カーペンターズ)といえば…。
ボーカルを担当していたKaren(カレン)さんが摂食障害を患い、その闘病の末、心不全で1983年に32歳の若さで亡くなっています…。
80年頃のカーペンターズの動画を観ると、カレンさんがかなり痩せられていて、病に苦しまれていたんだな…というのが分かります…。
Karenさんは、若い頃から自分のことを「太っている」と思っていたらしく、ダイエットがどんどん過激になっていったようです。これには、精神的な問題、特にお母さんとの関係性が大きな要因となっているのではと、様々なメディアに取り上げられていますが…どうなんでしょう。
Karenのことがきっかけで、この頃はまだあまり世間的に知られていなかった拒食症や過食症といった病気が世間に広く知られるようになった、とも言われています。
カレンさんの若すぎる死に、世界中が嘆き、悲しみましたが、今も、美しい歌声はずっと生き続けて、多くの人を魅了し続けています。
…ということで。
そんなカーペンターズの曲の中でも、ちょっとゆっくりしたい時におすすめな2曲「(They Long to Be) Close to You ー (邦題:遥かなる影)」と、元気を出したい時におすすめな「Please Mr Postman」について語って行きます。
優しい音が魅力
(They Long to Be) Close to You 邦題:遥かなる影
穏やかな気持ちになりたい、癒されたい時にぴったりなのが、この曲です。Carpenters(カーペンターズ)による1970年のヒット曲。
この曲は元々、Burt Bacharach とHal David さんによって60年代に作られたものですから、カバー曲となります。
ちなみに、カーペンターズの最初のシングルとして発売されたのもThe Beatles(ビートルズ)の曲”Ticket to Ride”のカバーだったようですから、カーペンターズのキャリアは、カバー曲からスタートしたのですね。
しかし、カバーといっても、イントロのピアノや曲の終わり部分、さらには有名な間奏のトランペット部分など、曲のアレンジは兄であるRichard Carpenterによって手がけられたようです。凄いなぁ。 特に間奏のトランペットの部分は、兄Richardが想い描く音になるまで、とてもこだわって作られたもののようです。
すごい才能だな~。また、邦題も素敵ですね。
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ピアノの優しい音と、綺麗な歌声、柔らかなトランペットの音色に癒される、素敵な1曲。
穏やかな1日の、昼下がりなんかにもぴったりです。Carpentersの魅力を存分に味わえます。
60年代に特徴的な1曲
優しい曲も魅力的ですが、アップテンポな曲もイイですよね。
アップテンポで楽しい曲といえば、「Please Mr Postman」
これも元々はThe Marvelettsという、ミシガン出身の10代の女性5人のグループの曲で、1961年にリリースされた1曲でした。
そのカバーではありますが、カーペンターズらしいアレンジで、また全然違った曲に聴こえます。
この曲、車のCMでも使われていましたね~。(CMで使われているのはオリジナルバージョンらしいですが)
キャッチーで明るい曲。内容としては、女性が、遠方の恋人からの手紙を待ちわびている様子や気持ちを歌っています。
今は連絡が一瞬でとれるようになって、とても便利な世界になったので、少し時代を感じる内容になっていますが…想像すると切ないです。
手紙などが主なコミュニケーションのツールだった60年代には、手紙や郵便に関する内容の歌が、とてもポピュラーだったんだそうですよ。 なんか奥ゆかしくて良いですね。
綺麗な声だなぁ、穏やかで。
今日はこの2曲を聴こう。いつまでもCarpentersの魅力は褪せることがありません!
最後に
小さい頃、カーペンターズの「Yesterday Once More」を、英語が分からないなりに、しゃらららーうぉううぉうーと当てずっぽうで道路で大きな声で熱唱してたら近所の人に目撃されて、死ぬ程恥ずかしかったことがあったなあ。
小さい頃、そんなんばっかだったなあ。笑
大人になってから改めて聴いてみたら、やっぱりイイ曲ですよね〜。優しい気持ちになります…。