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ネルソンマンデラとは?人生と功績、英語の名言

      2020/11/10

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ネルソンマンデラとは?何をした人?ネルソンマンデラの英語の名言を知りたい。

そんなお悩みを解決します。

この記事を書いているのは、留学経験あり翻訳者。
留学中、歴史の授業で習ったのがこのネルソンマンデラについてです。
ネルソンマンデラの人生と功績、英語の名言について簡単にまとめました。

ネルソンマンデラとは?人生と功績、英語の名言

ネルソン•マンデラとは、世界的に有名な南アフリカ共和国の元大統領。
ノーベル平和賞も受賞し、南アフリカ共和国の人種差別と闘い続けた世界的な偉人です。
2013年、95歳で亡くなりました。

まずは、そんなネルソンマンデラの人生と功績についてまとめていきます。

人生と功績: アパルトヘイトとの戦い

ネルソンマンデラの人生を学び、語る時に切っても切り離せないのが南アフリカ共和国のかつての人種差別政策、悪名高きアパルトヘイト(1948(※対立自体はもっと前から) – 1994)です。

アパルトヘイトはアフリカーンス語で「分離、隔離」の意味を持つ言葉。
アパルトヘイトは、白人と黒人を分ける、人種差別の政策です。
当時、トイレですら白人用と黒人用に分かれており、人種によって差別されていました…。

このアパルトヘイトとの戦いで、大勢の方が亡くなり、国では何度も「非常事態宣言」が発令されるなど、南アフリカ情勢は長い間、混迷を極めました。

ネルソン•マンデラは、そんな人種差別と戦い、自由の為に闘った人物で、「南アフリカの父」とも呼ばれています。

マンデラは、黒人の方々の権利や自由を勝ち取るために活動した結果、南アフリカ政府からにらまれ、国家反逆罪で、1964年から1990年までの長きに渡り、獄中生活を送りました。
しかし獄中においても、解放運動の象徴的な存在として、世界に強い影響を与え続けます。

そして94年には、南アフリカで初の全人種による大統領選挙が行われ、なんと大統領に当選しました。

そんな彼の強い精神力や姿勢は多くの人間の心を動かし、99年に引退した後も、世界で根強く尊敬されています。

「アパルトヘイト」をめぐる南アフリカの歴史、何十年にもわたる命がけの闘争…。
その壮絶さを知れば知るほど、マンデラの偉大さには言葉を失います。

ネルソン•マンデラとは?人生と功績まとめ
→「アパルトヘイト(人種差別政策)」下の南アフリカで、黒人の方々の権利や自由を勝ち取るために活動
→ 国家反逆罪で、1964年から1990年までの長きに渡り、獄中生活
→ 94年 南アフリカで初の全人種による大統領選挙、大統領に当選
→ アパルトヘイトからの解放運動の象徴的な存在
∴ 別名「南アフリカの父」

ざっとまとめると、こうなります。
でも、これだけではネルソン•マンデラの凄さがいまいち伝わらないかもしれません。

そこで、ネルソン•マンデラの英語の名言をいくつか引用させていただきます。

ネルソンマンデラの英語の名言

名言1.

It always seems impossible until its done.

「何事も、成功するまでは不可能に思えるものだ。」

この精神力。言葉の重みが凄まじいです…。
アパルトヘイトとの戦いは命がけであり、長い獄中生活をしてなお、マンデラは決して諦めず行動し続けました。
多くの人からマンデラが尊敬された理由がわかります。

名言2.

If you want to make peace with your enemy, you have to work with your enemy. Then he becomes your partner.

「敵と平和を築きたければ、敵と共に働かなくてはならない。
そうすれば、敵はあなたのパートナーとなる。」

これも、本当に大きな言葉ですね…。

権利や自由が迫害され、虐げられてきた中で、それでもその「敵」とパートナーになることを考え、実行できるというのは…。
リーダーとしてふさわしい、大きな目的を見据えて動く…。
簡単にできることではないですよね…。
見習いたいです。

名言3.

Never, never and never again shall it be that this beautiful land will again experience the oppression of one by another.

「絶対に絶対に、もう二度と、この美しい大地に、差別や迫害を経験させないように。」

どの組織でも、個人レベルであっても、みんなでこのことを実行していくことができれば、どんなに素敵でしょうか。
背筋が伸びます…。

名言4.

If you talk to a man in a language he understands, that goes to his head.
If you talk to him in his language, that goes to his heart.

「もしあなたが相手の理解する言葉で話せば、それは相手の頭に届く。
もしあなたが相手の言葉で話せば、それは相手の心に届く。

言語を学ぶ意味、言語の大切さをも改めて再認識できる名言ですね…。
海外の方が日本語を話してくださると嬉しいみたいに、相手の方の言語や文化を尊重し、その上で話しかけると、その内容は相手の頭にではなく、心に届くと。

訪れた国にその国の言葉があるのなら、その言葉で片言でもいいから話しかけると喜ばれますし、やっぱりそうやって、お互いの文化や言語を尊重しあって生きていきたいですよね…。

そして、最後は…

私はこの言葉を見た時に、あまりにすごくて、息を呑みました。

本当に命をかけて迫害や差別と闘ってきた人です。長い時間を獄中で過ごし、皮膚の色が違うというだけで、どれだけ見下されても、どれだけ仲間を失っても…。諦めずに。

どんな気持ちがあったっておかしくありません。
想像を絶する大変な苦難を乗り越えてこられた。

それでもマンデラの名言には、こんなものがあります。

Forget the past.

「過去は、忘れなさい。」

ものすごく、ものすごくシンプルな言葉なんですけど、どれだけ重いでしょうか…。

凄いなあ…。
過去にとらわれず、今を見据えて進んで行く。
考えるだけで、ただただ頭が下がります。

過去を忘れて、前へ進む…。

ただ、こうして「歴史」を学んで、もう二度と繰り返さないようにしていくこと、人間の過去の過ちから学んで生かしていくことは、いつも忘れないようにしたいです。

おわりに: 留学中歴史の授業にて

私は留学するまで、恥ずかしながら、マンデラの存在を知りませんでした。
私が初めて知ったのは、留学して、「歴史」の授業をとった時です。

(日本の学校では歴史がどうも暗記科目のようになってしまっていて、アパルトヘイトのことも、名前と少しの説明を教わっただけだったので、あまりピンときていませんでした。)

留学してしばらくしてから、「歴史」の授業で、南アフリカの歴史を1年みっちりかけて学ぶことになりました。

その際、その最初の授業で「マンデラを知っている人手を挙げて?」と先生が聞きました。
すると即座に、クラスの全員が手を挙げました。

私は「え、誰?!なんで全員、勉強する前から知ってるの?!」と思い、とてもびっくりしました。

それくらい、知名度が高く世界的に知られた偉人ですので、最低限のことは知っておくと役に立ちますよね。
こんなに強く生きた人がいるんだということを知ると、ものすごく勇気が湧きます。

日々強く生きたい!と考えた時に、本当に強く生きた偉人の生き方や考え方を、参考にしていきたいです。

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