親しい友人、家族、恋人への英語の呼びかけ表現って、どんなものがある?
という疑問を抱える方へ、親しい友人、家族、恋人への英語の呼びかけ表現についてまとめました。
英語の呼びかけ表現って本当に沢山ありますが、実際に留学していて、「これ使われてたな〜」「これ耳にしたな〜」と感じた、主なものをまとめてあります。
この記事を書いているのは、留学経験ありの英語勉強大好き人間です。
今回は留学した際に聞いたことがある、親しい友人、家族、恋人への英語の呼びかけ表現についてまとめていきます。
親しい友人、家族、恋人への英語の呼びかけ表現まとめ
英語では、呼びかけ表現がとてもよく使われます。
文の最初や最後で聞くことが多いですね。
いくつか主なものを順番に書いて行きます。
Darling (darl)
略してDarl, と使われることもよくある言葉です。
Darlingはとても有名で、「ダーリン」とカタカナ日本語にもなっていますが、日本人的な感覚では、実際の生活の中で、愛する相手に、しらふのテンションで「ダーリン」は、なかなか言えないですよね。
ラムちゃんでもあるまいし。
しかし、英語では、結構家族や恋人に対する呼びかけとして、結構頻繁に使われています。
私も留学中よく聞きました。
具体的には、ホストマザーがよく子供たちに普通の日常生活の会話で使っていたのですが、子供達に対してだけでなく、ホストマザーがまだ知り合って間も無い私に対してもすぐに使ってくれて(私をdarlingと呼んでくれて)驚いたことがあります。
こんな風に呼んでもらえると、照れ臭いですけど、嬉しいですよね。
I love you, darling.
Honey (hon)
Honeyも聞きますね〜。
略して、Honと呼びかけたりします。
私が留学していた時はDarlingの方がよく聞きましたが、Honeyも呼びかけ表現の王道ですよね。
ちなみに、最初「Honey」を聞いた時は、darlingより戸惑いました。
「本当に会話の中で使うんだ…」って。
honeyっていうと「ハチミツ」っていう印象が強いので。
そんな風に呼ばれたとしても、くまのプーさんしか反応しないのでは?と思っていました。
でも、全くそんなことはなくて、会話の中で恋人や家族を呼びかける時に、よく使われる言葉です。
okay, honey.
Sweetheart (Sweetie, cutie)
これも使われていました。
一説によると「少し古めの表現」らしいですが…もしかしたら若者が使うことは少ないのかもしれません。
これもHoneyに引き続き、呼びかけの表現としては長い上に言いにくいので、「本当に使われるの?」と思っていましたが、バッチリ使われていました。
語尾とかに、何気なく。家族間で使われているのも聞いたことがあります。(母親→子供)
これに似て、Sweetie、Cutieという呼びかけ表現もありますが、これはsweetheartよりも、より「可愛い!」って感じのニュアンスが強いです。
家族や恋人に対してだけでなくて、親しみを込めて小さい子に対する呼びかけに使われることもあります。
Good morning, sweetheart.
What’s wrong, sweetie?
Baby (babe), Bae, Boo
Babyは、よく歌やドラマでも恋人に対する呼びかけで使われていますね。
有名なところで行くと、カナダ出身のミュージシャン、ジャスティンビーバーの2010年のヒット曲にも「Baby」というものがあります。
この表現の使われ方を知りたい方は、この曲を聴いてみられると一発でわかります。
“Baby”って何度も歌詞に出てきますよ。(そして、もちろんこの曲は、「Baby=赤ちゃん」に対する愛情ソングではなく、別れてしまった恋人への愛の歌です。)
Happy Birthday, baby.
そして、Babyと似ているので一緒に紹介しますが、最近若者言葉として出てきた呼びかけ表現に、Baeというものもあります。
「Bae?何それ。どう読むの?」と思われる方も多いと思うのですが、読み方をカタカナで表現すると、「ベー」です。
若者言葉(スラング)の一つです。
これも一応知っておくと、Baeと書かれた英文を見たとき、「Bae?どういう意味?なんかの頭文字かな?!」と、慌てずに済みますよ〜。
また、これに似たもので「Boo」もあります。
これの発音はそのまま「ブー」で、こちらも恋人や愛しい人への呼びかけのスラング表現だとか。
日本人の感覚としては、ブーといえば魔神ブーか高木ブーさんの顔が浮かんでしまって、恋人同士で使われると言われても、いまいちどう使われるのかがピンと来ない方も多いと思いますが、Chris Brown(クリスブラウン)の2007年のヒット曲「With you」を聞けば、この「Boo」が多用されているので、一発でわかりますよ。
Sugar
さて、次はSugarです。主に恋人への呼びかけに使われます。男女ともに使える表現ですね。
sugarといえばパッと思い浮かぶのは「砂糖」ですが、日本語で「砂糖」と呼びかけられたとしても、佐藤?って感じですしね…。
なぜSugarと呼びかけるんでしょう。言葉って面白いですね。
Hey, sugar.
親しい友人への呼びかけ: (アメリカ)dude
ここからは、親しい友人への呼びかけになります。まずは「dude」です。
Dudeは、若者スラングとしての雰囲気が強く、とってもくだけた表現なので、フォーマルな時に使うのは避けた方が良いかもしれません。
「dude」には「男」、「あいつ」といった意味があります。
そのためか、女性に対する呼びかけでは、ほぼ使われません。(使われているのを聞いたことがありません)
男同士の親しい友人同士の会話なんかでよく聞かれる言葉です。
よくアメリカのドラマなんかを見ていると、男性が男性の友人に使っていますよ〜。
ただ、Dudeはイギリス英語圏ではあまり使われません。
Dudeは基本的にアメリカやカナダでよく使われる呼びかけ表現です。
Come on, dude.
man, brother (bro)/sister (sis)
「man」も、親しい友人に対して、とてもよく使われる呼びかけ表現です。
呼びかけとして使われることはもちろんですが、驚き、喜び、感情を表現するために、以下の例文のように、言葉の最初につくことも多いです。
感情を表すときに、便利な言葉なんですね。
Man, this is fantastic!
英語のネイティブの人が、興奮して語頭や語尾で「Man!」と言っていたら、特にManに意味はなく、「おぉ!」とか、「うわ〜」とか、そんな感じのニュアンスなんだな、って理解することができます。
(ちなみに、先ほど紹介したdudeもこのmanと同じように、驚き、喜び、感情を表現するときに使われたりします。)
そして、男友達への呼びかけ表現として、Brother(bro)、女友達への呼びかけとしてsister(sis)という言葉もあります。
これは、兄弟とか姉妹という意味のある言葉ですから、分かりやすいですよね。
Mate(イギリス英語)
さて、お次はMateです。
先ほど、dudeはアメリカで使われることが多いと紹介しましたが、このMateはイギリス英語圏のイギリス、オーストラリア、ニュージーランドでよく使われます。
特にオーストラリアでは、このmateという言葉をしょっちゅう耳にしました。
親しい友人への呼びかけとして、かなり頻繁に使われる言葉です。
What’s up, mate?
G’day, mate!(G’dayはオーストラリアでのみ使われる、挨拶の言葉です)
おわりに:他にも…
親しい友人、家族や恋人へ向けての呼びかけ表現、主なものをまとめてみました。
英語の呼びかけ表現は本当に数が多くて、例えば他にも親しい友達への呼びかけとして「Buddy」があります。Buddyは「仲間」みたいな意味のある言葉ですから、これも知っておくと良さそうです。
「Pal」なんかも聞いたことがありますね。これも親しい友人への呼びかけの言葉です。
「gorgeous」のような女性(恋人)への呼びかけもありますし…挙げればきりがありません。
たくさんあるんですね!
呼びかけ表現は個人によっても、地域によっても使われる頻度が変わってきますので、その辺りは気をつけて見てみてください。
以上、今回は呼びかけについて書きましたが、他にも意味の多い単語:meanについてや、what ifの意味や使い方などなど、いろんな内容の英語学習にまつわる記事を書いていますので、ご興味のある方はこちらも御覧ください。
(ちなみに、「英語もう勉強するのいやだよ〜、何か読んでても楽しい教材ないかな?」と思われている方へは、感動する英語!や、ハリウッドスターの英語といった本がおすすめです。)
私は、呼びかけ表現には、慣れるまで、とても戸惑いました。
最初は、使い方もタイミングもよくわからなかったです。
日本語に訳す時にも、呼びかけ表現をどう訳すか、結構頭を使います。
が、大体翻訳されたものをみてみると、特定の日本語に訳されずにスルーされていることが多いようです。
全体的に、親しみのこもったような口調で訳せたら、ニュアンスも伝わって良いようです。
英語の呼びかけ表現。少しずつ慣れて、ストレートな感情表現をしていけると良いですね!