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英語preferの意味と使い方【例文9つ】

      2020/10/12

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英語preferの意味と使い方が知りたい。Preferが使われている例文を読みたいな。

という方へ、preferの意味と使い方を、例文とともに紹介していきます。

本記事の内容

  1. 英語preferの基本的な意味と使い方
  2. 「Prefer A to B」の例文
  3. Preferの後に動詞を続ける場合の例文
  4. Preferのみの例文
  5. 「if you prefer(よろしければ)」

この記事を書いているのは、留学経験あり翻訳者の英語好きです。
英語力としては、TOEFL iBTの点数をTOEICに換算すると965点くらいです。
(最近は全然テストを受けていないので、わかりませんが…)

英語preferの意味と使い方 【例文9つ】

それでは、早速見ていきます。

Preferの基本的な意味と使い方

Preferは「~の方を好む」という意味の表現です。
比較級ですね。

形としては、『Prefer A to B (BよりAの方が好き)』
基本的な形を例文で見てみます。

例文:
I prefer winter to summer.
(夏より冬の方が好き)
疑問文例文:
Do you prefer tea or coffee?
Which do you prefer, A or B?
(紅茶とコーヒーでは、どちらの方が好きですか。)
I prefer coffee.
(コーヒーの方が好きです。)

例文を見てもわかる通り、Preferは比較級の表現ですが、”Than“を使いません。
to“を一緒に使うのが、特徴的ですね。

Preferで比較級を作る時は、thanではなくtoを使う

なんでこんな例外的な使い方をされるんだろう、って思う方も多いと思いますが、これ、どうやらPreferがラテン語由来なため、こういう使い方をされるみたいです。
(※ラテン語…古代ローマの発展とともに広まった言語で、今はもう使われていません。
が、英語圏の多くの国では今も「ラテン語」の授業があったりします。
とても難解なため、勉強が大変な科目みたいです。)

ラテン語由来でPreferと同じように『to』と使われる単語が他にもありますので、そちらも挙げておきます。

Preferと同じくtoと一緒に使われる単語
major (大きいほうの、より大きい)
minor (小さいほうの、より少ない)
superior (上位の、優れた)
inferior (下位の、劣った)
prior (前の、先の)

こんなにあるんかい!って思いますよね。
でも、”prefer”で使い方に慣れてしまえば、あとは単語を覚えてしまうだけで済みます。
まずは”prefer”でがっつり使い方をマスターしてしまうのがおすすめです!

Prefer A to Bの例文

例文1.

I still prefer horses to human beings.
― Steven Patrick Morrissey

イギリスのミュージシャンの方の言葉です。
これ、シンプルな形になっていますね。
「I prefer A to B」の形にしっかり言葉が入っています。

Prefer A to Bは
「BよりもAを好む」でした。
これを踏まえて、意味を訳してみると…
僕は、いまだに、人間よりも馬が好きだ。』となります。

AやBのところには、名詞が入りますよ。
今回は、Aのところにhorses(馬の複数形)
BのところにHuman beings(人間)
が入っています。

こんな感じで、いくらでも例文が作れます。

例文2.

I prefer coffee to tea.
(私は紅茶よりコーヒーの方が好きです。)

など。
AもBも名詞の場合は、結構シンプルに比較級が作れますね。
覚えなきゃいけないことは、とにかく、“than”を使わず、to”を使う!ということくらいです。

が、preferの後に動詞を続けたい場合はどうしたら良いんでしょうか?
こちらも例文から見てみます。

Preferの後に動詞を続けたい場合の例文

例文3.

As I get older, I just prefer to knit.
―Tracey Ullman

『年を取るごとに、ただ編み物をしている方が好きになった。』

イギリス出身の女優、コメディアンの方の言葉です。

どういう形になっているでしょう?
順を追ってみていきます。

編み物をしている方が好き」と言いたい
→「編み物をする」=「knit (動詞)」
→動詞を、preferの後にどうくっつけるか?

=I prefer to knit.
「編み物をするのを好む」

=I prefer to 動詞.

preferの後に動詞がくるときはtoを置くと、良いのですね。

例文4.<疑問文>

Do you prefer sweets and crappy food, or do you prefer to have a nice body?
It depends on what you want more.
― Tim Howard

アメリカのサッカー選手、ティムさんの言葉です。

意味:『甘いものと、体に悪い食べ物の方が好きか、それとも、健康的な体を持つ方が良いか?』
君はどちらの方が欲しいのか、それ次第だよ。』

depends on~(信頼する、…による、次第である、…にかかっている 等)

この文から、疑問文でのpreferの使い方がわかりますね。

順を追って見ていきます。

①: Do you prefer sweets and crappy food, or..
『甘いものと体に悪い食べ物が好きか、それとも…』
→preferの後に名詞がきています。

②: do you prefer to have a nice body?
『健康的な体を持つ方が良いか?』

→動詞(have)をpreferの後に続けたいので、preferの直後にtoを持って来て、その後に動詞を続けています。

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もっと例文を見ていきます。

例文5.<受動態>

I hate that word ‘housewife.’
I prefer to be called ‘domestic goddess.’
― Roseanne Barr

意味:『「主婦」っていう言葉、大嫌い。「家庭の女神」と呼ばれる方が良いわ。』

→ I prefer to be called…で、~と呼ばれる方を好む。
to be calledで、受け身の表現になっています。

preferと一緒に受動態の文章(〜される方を好む)もこんな風に作れます。

この例文はアメリカの女優でコメディアンの方の言葉です。
‘domestic goddess.‘…
すごい、カッコイイですね笑  housewifeよりすっごく強そうな感じがします!
確かに、人からどう呼ばれるか、呼び方って意外と重要ですよね。

例文6.

I don’t care too much what happened in the past.
I prefer to focus on what is coming next and I am really looking forward to it.
―Sebastian Vettel

意味
『過去に起こったことは、あまり気にしない。次に何が起こるかに集中する方が好きだし、僕はそれを、とても楽しみにしているんだ。』

→「〜に集中する方を好む」で、I prefer to focus on….
focusは動詞ですから、toが入っています。

prefer to focus on what is coming next
=「次に何が起こるかに集中するのを好む」


→focus on~で「~に焦点を合わせる、~に集中する」


→look forward to ~ で「~を楽しみにする」
この表現は注意が必要。
というのも、このtoは前置詞
前置詞の後に動詞がくるので、ingの形にしなければなりません。
例:I’m looking forward to seeing you.
(会えるのを楽しみにしているね)
この表現で動詞を使う時は、ing形にすることを忘れずに。

ドイツ出身のレーサーで、F1チャンピオンにもなったセバスチャンさんの言葉です。
F1において数々の最年少記録を樹立したすごい方です。
過去は気にせずに、次を見据えていると。しかも、次に何が起こるかを、とても楽しみにしてるんですね。
その姿勢を見習いたいです!

例文7.

I don’t like to talk about my dreams.
I like to make them happen.
I prefer to talk about them when they’re done.
― Diane von Furstenberg(ベルギー出身のファッションデザイナー)

『夢について話すのは、好きじゃない。それを実現することが好き。
話すなら、実現してからの方が良いわね。』

→ make them happen

make ~ happenで、「~を実現させる」という意味になります。
when they’re done.は、「それが終わった時に」という感じで直訳できます。

ここでも”I prefer to talk about…”と使われています。

たくさん例文を見てきました。
動詞を続けたい時は、こんな風にpreferの直後にtoを置いて、動詞を続ければOKです!

~をする方を好むと言いたい場合は、『I prefer to 動詞』

では、次。
toなしでpreferが使われることってあるんでしょうか?

Preferのみの例文

例文8.

Women don’t like men who know they’re good looking.
They’d much prefer a man who doesn’t know he’s good looking.
― George Hamilton

意味:『女性は、自分がハンサムであることを知っている男を好まない。
自分がハンサムであることを知らない男の方をずっと好む。』

この発言の主、ジョージさんは、アメリカ出身、数々の女性と浮名を流したプレイボーイとしても知られる俳優&プロデューサーの方です。
プレイボーイの方が言うんですから、説得力ありますねぇ。

と、この例文を見ると分かりますが、preferはいつもtoとセットで使われるだけではありません。
ただ単に「~を好む」と言いたい時にも、こんな風に使えます。

ちなみに、最後の方に出てくる”he”は、”a man”を指しています。
「prefer a man」だけだったら、「男を好む」という内容しか伝わってきませんので、その後のwho doesn’t know he’s good looking.で、「a man」を修飾。
どんな男を好むのか、の説明になっています。

それと、この例文ではmuch preferという風に、muchが使われています。
much preferと言うと、「~の方がずっと好き」という感じ。
preferの意味を強めたい時は、こんな風にmuchを使って強めることができるんですね。

if you prefer「もしよろしければ」

また、preferにはこんな使い方もあります。

例文9.
You can open the window, if you prefer.
If you prefer, you can open the window.

『もしよろしければ、窓を開けても良いですよ』

直訳すると、「もしあなたが好むなら」となりますよね。
「もしよろしければ、お好みでどうぞ」と言いたい時に使われます。
少し丁寧な感じの印象ですね!

文頭に来ても良いし、文末に来てもOKです。

以上、例文とともにpreferの意味と使い方を見てきました。
最後に、まとめておきます。

・『Prefer A to B (BよりAの方が好き)』
preferで比較の文を作る時は「than」を使わず、「to」を使う

・Preferと同じくtoと一緒に使われる単語
major (大きいほうの、より大きい)
minor (小さいほうの、より少ない)
superior (上位の、優れた)
inferior (下位の、劣った)
prior (前の、先の)

・preferの後に動詞を続けたい時(「~する方を好む」):
preferの直後にtoを置いて、動詞を続ければOK
→I prefer to knit=「編み物をするのを好む」
→I prefer to be called… =~と呼ばれる方を好む

much prefer=「〜の方がずっと好き」

・「if you prefer」
「もしよろしければ」と言いたい時に使われる

以上、preferの意味と使い方、例文のまとめでした。
多くの例文を読んで、使い方に慣れていけると良いですね!

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